韓国は政策金利を下げた方がいいの?それとも上げたほうが良いの?

Q:韓国は政策金利を下げた方がいいの?それとも上げたほうが良いの?

A:正解は据え置き。


説明:政策金利というのは中央銀行の金融政策によって決められる金利のことを指す。これは中央銀行が、一般の銀行に融資する際の金利のこともいう。まずは、一般的に景気の良い場合と低い場合についての金利の対処について見ておく。

■景気が良い場合(金利を上げる)

預貯金やローンの金利が上がる。また、通貨の流通を制限する。

■景気が悪い場合(金利を下げる)

金利が低いと通貨の流通を促進する。また、企業にとって金利が低いと資金を借りやすくなる。

では、韓国の場合についてみていく。

■韓国の場合

2013年5月現在、韓国の政策金利は2.75%に据え置かれている。政策金利は国債などの基準にもなるので、金利が高い方が外国人投資家にとっては魅力的な市場となる。

また、先進国でない限り、金利を3%以下にするのは韓国投資にとってはあまり良くない。なぜなら、他の新興国の金利はもっと高く設定されているため。

では、韓国が政策金利を上げればどうなるかだが、預貯金やローンの金利が上がると最初に指摘した。韓国の個人負債1000兆ウォン(約88兆円)を間近となっているため、もし、金利を上げれば韓国の個人負債が増えてしまう。これが上げられないもっともな理由だ。

なら、反対に政策金利を下げればどうなるかだが、今度は外国人投資家にとって、リスクの割にはリターンが減ってしまうことで、投資を冷やしてしまう。

物価上昇(インフレ)だから、政策金利を据え置いたというのは一部の原因であって、北朝鮮リスクもあるのに、これ以上、外国人の投資を減らすような金利を下げるという行為は、外資の撤退フラグを作ることにもなりうる。

よって、結論で述べた通り、政策金利を上げても、下げても地獄なので、据え置いているということになる。

以上。こんな感じでQ&Aを作るので何か質問があればどんどんコメントして欲しい。

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