韓国経済、サムスン電子はスマホの低価格化の流れに耐えきれるか?サムスンがコケたら代わりになる会社が存在しない韓国

韓国経済、サムスン電子はスマホの低価格化の流れに耐えきれるか?サムスンがコケたら代わりになる会社が存在しない韓国

記事要約:韓国経済が崩壊するのが先か。サムスン電子が転けて韓国経済が崩壊するのか。どちらも似たような話ではあるが、現実的にはどっちでも起こりえる。管理人は4:6ぐらいで見ている。おそらく後者の方から韓国経済が崩壊する確率が高いのではないだろうか。サムスン電子がスマホの低価格化などすれば、最後はDRAMと同じ運命を辿る。過去に失敗したことはもう一度やるのかは知らないが、スマホ以外では収益が出せないサムスン電子は今年が勝負年となろう。

もっとも、サムスンが転けたら韓国終了という指摘を大前氏に言われるまでもないのだが。日経が取り上げたとなればもうそろそろ撤退準備が完了したということだろうか。ただのパクリしか出来ないサムスン電子の幹部をカリスマ経営者として述べていることに大いに笑った。少なくとも、管理人にはイノベーションも生み出せない屑企業で粉飾決算で誤魔化してるとしか見えない。まだ、3000件以上の訴訟を控えているのにな。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、サムスン電子はスマホの低価格化の流れに耐えきれるか?サムスンがコケたら代わりになる会社が存在しない韓国

◆サムスン電子は「5000円スマホ」時代を生き残れるか
(大前研一の「産業突然死」時代の人生論)

スマートフォン(スマホ)の大ブームで躍進した韓国のサムスン電子だが、今が絶頂期でこの先には苦境が待っている。サムスン1社に依存した韓国経済も、このままでは先行きが厳しいだろう。

■スマホで好調なサムスン電子は現在がピーク

韓国最大の発行部数を誇る朝鮮日報が1月8日、「『サムスン電子なき韓国経済』に備えよ」と題する社説を掲載した。 サムスン電子の2013年10~12月の営業利益が8兆3000億ウォン(約8100億円)と、
1年前より2割近く減少したと紹介。 韓国経済に影響を及ぼす事態に備えるのは、韓国政府がやるべき仕事であると 指摘している。

「フィンランドでかつて輸出の25%、研究開発投資の35%、法人税収の23%を占めていたノキアは、アップルとサムスン電子の攻勢によって 経営がほぼ破綻し、今ではマイクロソフト社の傘下に入ってしまった。
ノキアの没落でフィンランドは国全体の成長に急ブレーキがかかり、 失業率も大きく跳ね上がってしまった。スマートフォンの次の時代について将来像を描き、 これに備えるのはサムスン電子の仕事だ。しかしサムスン電子そのものが最悪の状況に 直面し、それによって韓国経済全体に及ぶ悪影響に備えるのは政府がやるべきことだ」
(朝鮮日報日本語版より)

私も、サムスン電子は現在がピークであると考えている。 スマホで好調なサムスン電子だが、行く行くはスマホの低価格化の流れに 耐えきれなくなると見ている。

■サムスン電子を除けば、韓国経済は大きな赤字

スマホは近いうちに1万円にまで価格が下がるだろう。 さらにその後は、5000円くらいにまでなる可能性が高い。 基本機能だけを備え、追加機能はアプリで対応するという形の低価格スマホが、
特に今後売り上げ台数の中心となる新興国や途上国では、主流になるはずだからだ。 そうなった時、現在のサムスン電子のコスト体質で「5000円スマホ」に対応できるのか。 おおいに疑問である。 サムスン電子が低迷するだけなら、所詮は一企業の話で済む。 問題なのは、韓国経済がサムスン電子に大きく依存してしまっていることだ。 ここで「サムスン電子を除いた場合での韓国の経済指標」をご覧いただきたい。

昨年1~9月期の韓国経済は、営業利益こそマイナスだったものの、 売上高と輸出はプラスだった(売上高と営業利益は韓国の上場企業1733社を基準)。 ところが、ここからサムスン電子を除くと、風景は一変する。 プラス2.7%だった輸出はマイナス3.6%となり、プラス1.1%だった売上高はマイナス0.3%に転落。 営業利益のマイナス幅も3倍以上に拡大してしまう。

■サムスン電子がコケた時に代わりになる会社が存在しない

サムスン電子の売上高は2013年で230兆ウォン(約22兆円)以上あり、 韓国経済(GDP)の2割を占めている。 その意味では、サムスン電子が傾いてくると韓国経済に深刻な影響を及ぼす。
韓国経済はサムスン電子のおかげできれいに“お化粧”ができていたが、 それが剥がれ落ちてしまうのである。 一応、サムスン電子に次ぐ大きな会社としては、 現代自動車、鉄鋼メーカーのポスコ、家電のLGといったところが存在する。

しかし、これらの会社はサムスン電子に比べると大幅に小さく、 いってみれば“常識的”なサイズにとどまっている。サムスン電子のサイズが別格なのだ。 結局、このままではサムスン電子がコケた時に、その代わりに韓国経済を支える会社が存在しないということになる。

続いて、「サムスンのセグメント別業績」をご覧いただきたい。

これを見てもわかるように、やはりスマホを中心としたIT・モバイル部門に大きく偏っている。 サムスン電子も家電部門は低迷していて、テレビ事業に至っては赤字である。

■サムスンの資本構造は「半導体の集積回路図」のように複雑

現在の李健煕(イ・ゴンヒ)会長に続くだけの力を持った後継者が見当たらないことも、 サムスン電子の将来を暗くしている。 創業者・李秉喆(イ・ビョンチョル)の3男で2代目会長である李健煕氏は、 経営の天才であり、独裁型の意思決定者として知られる。

元サムスンの法務スタッフをしていた金勇澈(キム・ヨンチョル)氏の著作 『サムスンの真実―告発された巨大企業』(バジリコ)を読めば、 その天才経営者の異常なまでの権力志向と手法が垣間見られる。 要するに「独裁型」が経営を先鋭化して、いままでは当たりに当たった、ということである。 しかし、多くの独裁型経営者がそうであるように、後継者になれば、本人の資質の問題と、 取り巻く人の態度の問題などがあり、同じような経営ができるケースは稀である。 また民主化した場合には日本の家電メーカーが陥っているように意思決定が遅くなり、 またインパクトも欠いてくる。今年1月9日に72歳となった李健煕会長にとっても 頭の痛い問題であろう。

もともとサムスンはその資本構成が複雑でエバーランドを中核とした関連会社の 相互持ち合いや循環投資構造になっている。 日本や米国ではとても上場できない構造であるが、これは同時に後継者にとっては
資本による支配をするわけにはいかない、という問題をはらんでいる。 つまり実態としては、カリスマゆえに皆が従うという脆弱な構造なのである。 数年前に私が出席したあるシンポジウムでサムスンの資本構造を研究している 韓国の大学教授が、その構造の複雑さを「半導体の集積回路図」を見ているようだ、と 表現していたのが印象に残っている。

■カリスマに頼り切ったツケを払う時が近づいている?

独裁型の経営者の判断が当たりに当たって、業績を伸ばしてきたという意味では、 台湾の鴻海(ホンハイ)グループを率いる郭台銘(グオ・タイミン)氏とよく似ている。 ただ、こうした経営手法は、カリスマ的な経者が去った後の反動が大きい。 経営がマイルドになって判断が遅れ、悪循環に陥ることが想定される。 もしかしたら、いずれ「第二のサムスン電子」が出てくるかもしれないが、 今のところはそうした兆候は見られない。 サムスンにとっても韓国にとっても超巨大企業を率いるカリスマ経営者の 才覚に頼り切ったツケを払う時が近づいているように思える。
※以上です。

(http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140204/382460/?ST=business&P=1&rt=nocnt)

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