韓国経済、中韓FTAの5つの効果 韓国にもメリット多し

韓国経済、中韓FTAの5つの効果 韓国にもメリット多し

記事要約:これはまだ記事を読んでいない管理人の直感であるが、中韓FTA5つの効果があって、韓国にもメリットが多いそうだ。こう書いてあるならば、おそらく韓国側はメリットはかなり少ないと思われる。韓国にもメリットがあるから、国民は大丈夫だと訴えるのがメディアの仕事だからだ。ただ、管理人は本当にメリットがあるか分析をしないといけないので、5つ順番に見ていこう。

中韓FTAのメリット

■世界の交渉への効果

>第1に、世界の交渉への効果。中韓FTAは世界の主要エコノミー間で締結される最も重要で、質とレベルが最も高いFTAの1つであり、 世界の貿易自由化・投資円滑化ルール交渉に対して重要な模範的・推進的効果を持つ。中韓FTAが金融を他のFTAのようにサービス分野に含めるのではなく独立して扱ったことは、世界の他のFTA交渉に対して先導的・模範的効果を生む。>

これが第1のメリットらしい。中韓FTAが質とレベルが高いFTAの1つ。この時点でおかしい。質とレベルが高い理由はどこにあるんだ?別に中韓FTA結んだからといって、世界の貿易自由化のルール交渉で推進的な効果が出てくるとは考えにくい。なぜなら、TPPでもいいからだ。

そもそも、FTAというのはパイが大きい方が勝つという絶対のルールがある。それ時点で、世界の自由貿易がただの大国の利益にしかならないことを認知しなければならない。関税の取っ払いは自国産業を危うくする。、ただ、金融やサービス分野を含めないのは面白いな。これはなぜなんだろうか。中国の銀行がまだまだ育ってないので、韓国が来ると厳しいということだろうか。

■第2に、地域協力効果

>第2に、地域協力効果。中韓FTAは一層の波及効果を生み、日本や中国台湾地区などのエコノミーに対して中国大陸とのFTA交渉の加速またはアップグレードを促し、最終的には中日韓自由貿易圏を完成させ、東アジア全体のFTA交渉につなげ、さらに包括的で先見性あるアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の最終的確立を後押しする。FTAAP提唱後に中国がこの地域で初めて締結するFTA協定である中韓FTAはFTAAPの「テストケース」となる期待を担っている。同時に、地域協力の政治的効果も明らかだ。例えば開城工業団地の大部分の製品は「韓国製」の資格を得る。これは北東アジア経済の融合を加速し、朝鮮半島、東アジア地域の平和と繁栄を促進する。<

これも意味がわからない。まず、日本が韓国と中国の自由貿易圏に入らないといけないのだ。日本はすでにASEANという大きな枠組みを持っているのだが・・・。そもそも、平和と繁栄を促進するようなものではない。なぜなら、FTAは経済協力であって、平和を目的に結ぶものではない。それ以前に中国は共産主義国家である。そんな国とFTAを結んでも、向こうの対応次第でどうとでもなるものだ。政治的な効果は微妙だと思われる。

■第3に、二国間の模範的効果

>第3に、二国間の模範的効果。米国の同盟国である韓国が率先して中国とのFTA交渉を妥結したことは、続く中国とオーストラリアのFTAと共に、アジア太平洋地域における米国の同盟国に対して重要な模範的効果を生む。米国の同盟国も中国とより緊密な経済さらには戦略協力を確立し、朴槿恵大統領の言うアジア諸国は経済面では中国に依存し、安全保障面では米国に依存するという「アジアパラドックス」から脱却することが完全にできるということだ。<

アホだ。誰がこんな馬鹿なメリットを考えたんだ。米国の同盟国が、同盟国以外の中国と取引を拡大させ、属国になっていくのが模範的らしい。意味がわからない。どう考えても、それアメリカに見捨てられるフラグであり、中国の依存が深まるにつれて、中国への経済植民地化を推進するようにしか思えない。アジアパラドックスかなにかはしらないが、そのうち韓米同盟破棄も可能性として出てくるな。色々考えているが机上の空論のようなものしかでてこないな。どれもメリットにはなりそうにはない。

■第4に、コネクティビティ効果

>第4に、コネクティビティ効果。中韓FTAによって最終的に韓国は中国の「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)に相乗りし、中国とのコネクティビティを加速してユーラシア大陸に融合する。韓国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)創始国資格を留保しており、将来的にアジア欧州大市場にさらに融合することが完全にできる、一方日本や米国など太平洋地域の国々はオフショア・バランシングに明け暮れており、ユーラシア大陸文明復興のチャンスを逃す恐れがある。<

世界第15位の韓国河どうやってアジアインフラ投資銀行を作って、将来的にアジア欧州の大市場を融合できるんだろうか。夢のまた夢だな。せめて、ウォンがハードカレンシーならそのようなことを述べても、少しは説得力があったんだが。現時点で元もただの地域通貨に過ぎない。これも到底、メリットにはみえない。

■第5に、懸け橋・紐帯効果。

>第5に、懸け橋・紐帯効果。韓国はすでにEUや米国など主要エコノミーとFTAを締結しているうえ、FTAAPという中国の提案を支持し、さらに環太平洋パートナーシップ(TPP)協定への参加を協議している。だが韓国が他国と締結するFTA協定のうち、関税優遇対象が最も多いのは中韓FTAだ。

韓国対外経済政策研究院の予測によると、FTA発効から5年以内に韓国のGDPは最高で1.25%上昇する見込みがある。したがって韓国にとって中韓FTAには並々ならぬ意義がある。

ある韓国の学者によると、中韓FTA交渉を他に先駆けて妥結したことは、米国のTPP推進に拮抗するパワーとなり、この地域における米国による中国への潜在的抑え込みの影響を薄める助けとなる。韓国はまた、中間国家として懸け橋の役割を果たすこともできる。つまり中米間で意思疎通の役割を発揮し、アジア太平洋経済の統合をさらに加速することができる。

中韓FTAは無論他のエコノミーに衝撃や試練をもたらしもする。例えば韓国経済と同質の競争を行っている日本や台湾地区、および中国や韓国との貿易関係が緊密なエコノミーは圧力を感じるだろう。だが試練は逆に動機づけにもなる。ASEANは中国とのFTAのアップグレード版の構築を加速し、域内包括的経済連携(RCEP)交渉を中国と共に推進し、かつ交渉において先頭を切る良い役割を果たしている。<

せっかく5つとも真面目に読んできたのにこれはないだろう。5つもメリットがあるといいながら、たかが5年位内で最大でGDP1.25%しか上昇しないそうだ。中国のGDP1.25%ならかなり大きいんだが、韓国のGDP1.25%は少なく感じる。そもそも、蝙蝠外交は嫌われるといいながら、米中の橋渡しが出来るとか本気で考えているなら馬鹿としか言いようがない。少なくとも、交渉の信頼関係そのものが危うくなるような外交や経済協力をこれからも続けるとか、無能以外の何者でもない。

結論を述べるとお話にならない。どう考えても、韓国の思う通りにはならないことがばかりである。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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中韓両政府はこのほど、中韓自由貿易協定(FTA)の仮署名手続きを終えたことを発表し、関税減免の内容を公表した。
中国にとっては、これまでで貿易額が最大で、範囲が最も全面的なFTA交渉を妥結し、「利益がおおむね均衡し、全面的で高水準」なFTA交渉という目標を実現したことを意味する。

(文:王義桅・中国人民大学国際問題研究所所長、重陽金融研究院シニアフェロー。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

中韓FTA交渉の妥結は、中韓経済の融合を大幅に加速する以外にも、複数の戦略的効果を生む。

第1に、世界の交渉への効果。中韓FTAは世界の主要エコノミー間で締結される最も重要で、質とレベルが最も高いFTAの1つであり、世界の貿易自由化・投資円滑化ルール交渉に対して重要な模範的・推進的効果を持つ。中韓FTAが金融を他のFTAのようにサービス分野に含めるのではなく独立して扱ったことは、世界の他のFTA交渉に対して先導的・模範的効果を生む。

第2に、地域協力効果。中韓FTAは一層の波及効果を生み、日本や中国台湾地区などのエコノミーに対して中国大陸とのFTA交渉の加速またはアップグレードを促し、最終的には中日韓自由貿易圏を完成させ、東アジア全体のFTA交渉につなげ、さらに包括的で先見性あるアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の最終的確立を後押しする。FTAAP提唱後に中国がこの地域で初めて締結するFTA協定である中韓FTAはFTAAPの「テストケース」となる期待を担っている。同時に、地域協力の政治的効果も明らかだ。例えば開城工業団地の大部分の製品は「韓国製」の資格を得る。これは北東アジア経済の融合を加速し、朝鮮半島、東アジア地域の平和と繁栄を促進する。

第3に、二国間の模範的効果。米国の同盟国である韓国が率先して中国とのFTA交渉を妥結したことは、続く中国とオーストラリアのFTAと共に、アジア太平洋地域における米国の同盟国に対して重要な模範的効果を生む。米国の同盟国も中国とより緊密な経済さらには戦略協力を確立し、朴槿恵大統領の言うアジア諸国は経済面では中国に依存し、安全保障面では米国に依存するという「アジアパラドックス」から脱却することが完全にできるということだ。

第4に、コネクティビティ効果。中韓FTAによって最終的に韓国は中国の「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)に相乗りし、中国とのコネクティビティを加速してユーラシア大陸に融合する。韓国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)創始国資格を留保しており、将来的にアジア欧州大市場にさらに融合することが完全にできる、一方日本や米国など太平洋地域の国々はオフショア・バランシングに明け暮れており、ユーラシア大陸文明復興のチャンスを逃す恐れがある。

第5に、懸け橋・紐帯効果。韓国はすでにEUや米国など主要エコノミーとFTAを締結しているうえ、FTAAPという中国の提案を支持し、さらに環太平洋パートナーシップ(TPP)協定への参加を協議している。だが韓国が他国と締結するFTA協定のうち、関税優遇対象が最も多いのは中韓FTAだ。

韓国対外経済政策研究院の予測によると、FTA発効から5年以内に韓国のGDPは最高で1.25%上昇する見込みがある。したがって韓国にとって中韓FTAには並々ならぬ意義がある。ある韓国の学者によると、中韓FTA交渉を他に先駆けて妥結したことは、米国のTPP推進に拮抗するパワーとなり、この地域における米国による中国への潜在的抑え込みの影響を薄める助けとなる。韓国はまた、中間国家として懸け橋の役割を果たすこともできる。つまり中米間で意思疎通の役割を発揮し、アジア太平洋経済の統合をさらに加速することができる。

中韓FTAは無論他のエコノミーに衝撃や試練をもたらしもする。例えば韓国経済と同質の競争を行っている日本や台湾地区、および中国や韓国との貿易関係が緊密なエコノミーは圧力を感じるだろう。だが試練は逆に動機づけにもなる。ASEANは中国とのFTAのアップグレード版の構築を加速し、 域内包括的経済連携(RCEP)交渉を中国と共に推進し、かつ交渉において先頭を切る良い役割を果たしている。

(編集NA)

(http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2015-02/27/content_34906240.htm)

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