韓国経済、米財務省、韓国の為替介入を批判 中国の人民元はさらなる上昇必要

韓国経済、米財務省、韓国の為替介入を批判 中国の人民元はさらなる上昇必要

記事要約:米財務省が再び、韓国の為替介入を批判している。ついでに中国の人民元についても更なる上昇が必要と述べている。韓国はいつになったら為替介入を止めるのか。2008年以降のウォン安の恐怖が染みついているので無理だろうな。

>同報告書は「韓国当局は昨年12月と今年1月に介入を大幅に拡大させたようだ」と指摘。「本省はこの問題に関して韓国への関与を強めてきた」と説明した。

これについてはチャートで確認してみよう。

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昨年の12月と今年の1月ということは半年間でもっともウォン高になっている真ん中辺りだ。なるほど、このウォン高は韓国政府の為替介入が原因だったのか。確かにチャートを見ると不自然にウォンが上がっているの確認できる。その後、だんだんとウォンを投げ売りされているのを見てもそれはよくわかるだろう。ということは、韓国政府はウォン高を望んでいることになる。

だとしたら、現在のウォン高も韓国政府の介入が原因だという見方ができる。同じようなチャートが出来ている。中々、興味深いデータである。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、米財務省、韓国の為替介入を批判 中国の人民元はさらなる上昇必要

(ブルームバーグ):米財務省は9日公表した為替報告書で、韓国の為替介入とドイツの貿易黒字拡大を批判した。また世界経済の成長は不均衡であり、米経済に依存し過ぎていると指摘した。

財務省は議会に提出する半年次為替報告書で、為替市場への介入をやめてウォン相場上昇を容認するよう韓国への圧力を強めていると述べた。ウォンはこの3四半期でドルに対し8.8%下落した。

同報告書は「韓国当局は昨年12月と今年1月に介入を大幅に拡大させたようだ」と指摘。「本省はこの問題に関して韓国への関与を強めてきた」と説明した。

これに対し、韓国当局者は10日、為替相場が大きく変動した場合に、市場でスムージングオペレーションを行う原則を変える計画はないとコメントした。

同報告書は欧州最大のドイツ経済にも言及。「ドイツの内需は弱い状態が長く続いており、需要の伸び加速が絶対に不可欠だ」と述べた。 さらにユーロ圏の政策当局者らは欧州中央銀行(ECB)による金融刺激策を補完するため財政政策を活用する必要があると指摘した。

人民元はさらなる上昇必要

同報告書は主要貿易相手国で為替操作国と認定された国はなかったと結論付けた。しかし中国については当局による介入は減ったものの、人民元は依然として「大幅に過小評価されている」との見解をあらためて示した。

報告書は「中国は為替レートの決定で市場がより大きな役割を果たすことを容認するとともに、このところの為替介入縮小をさらに推し進めるべきだ」とし、「人民元は一段と上昇する必要がある」と指摘した。

来週ワシントンでは20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれるが、財務省は同報告書で日本の弱い内需が「引き続き懸念される」と指摘。 「財政政策や構造改革による適切な支援を行わずに金融政策に過度に依存すれば、日本経済の回復やデフレ脱却を危うくし、悪影響が広がる恐れがある」と述べた。

また大幅な対外黒字を抱える国は経済政策へのアプローチをより「バランスの取れた」ものにする必要があると指摘。「世界経済は需要のけん引役として再び米国だけに頼るべきではない」とした。

(http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NMK41D6JIJV301.html)

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