韓国経済、韓国経済を襲う「9月危機」 アジア通貨危機と重なるマイナス要素ずらり

韓国経済、韓国経済を襲う「9月危機」 アジア通貨危機と重なるマイナス要素ずらり

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記事要約:2008年の9月危機はアメリカのせい。2015年の9月危機は中国のせい。本当、あれから7年経過しても、韓国は何一つ学んでいない。どこかの国がヤバくなったら自分たちも危機に陥る経済構造の脆弱性を改善させてないから、毎年、9月危機が訪れる。しかも、実際は、中国が危機でなくても、9月危機はやってきていたのだ。

それは2008年のリーマンショック前でもそうだった。管理人が2008年9月にサイトで韓国経済を特集し出した時にはリーマン・ショックなど起きてもいなかったが、ジェットコースターのように変動するウォンの相場は顕在していた。しかも、2015年のウォンもそのレートに全く酷似しており、1200ウォンを超えた。KOSPIはまだ200ほど高いが、外国人の投げ売りは止まっていない。

9月危機はわりと順調に推移しているが、まだ慌てる段階ではないのでゆっくりと看取っていただきたい。これはいよいよ危機だとわかれば、管理人がいち早く知らせることだし、9月で韓国経済が破綻することはない。中国ショックがこの先、起きても、まだ外貨準備高、通貨スワップが残っているので耐えることは可能だ。

」どこまで実弾を撃ちつづけられるかは知らないが、今週、1200ウォンを超える結果を維持されれば、ウォン安はさらに加速するだろう。記事に書いてあることは散々、管理人が指摘したことであって、黒田総裁の追加緩和ぐらいしか目新しいことはない。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、韓国経済を襲う「9月危機」 アジア通貨危機と重なるマイナス要素ずらり

韓国経済が、アジア通貨危機で事実上破綻した1997年9月以来の重大危機に直面している。問題は中国の経済危機による実体経済の悪化だけではない。米国の利上げを受けて資本逃避が加速し、対ドルでウォンが暴落する一方で、日本の追加金融緩和で対円でのウォン高というダブルショックが懸念される。外国人投資家の韓国株売りも止まらず、「恐慌の秋」となるのか。

韓国経済が破綻状態となり、国際通貨基金(IMF)の管理下に置かれる屈辱を味わった1997年9月のアジア通貨危機。そのきっかけは94年の中国人民元の大幅な切り下げだったとされる。

人民元安によって他のアジア新興国の通貨が割高になり、輸出が伸び悩んだ。97年の米国の利上げをきっかけにヘッジファンドが新興国通貨を売り浴びせ、大量の資本が国外に流出、韓国も例外ではなく、ウォンは暴落した。くしくも「人民元切り下げ」と「米国の利上げ」という現在の金融市場を左右するテーマが、当時の悪夢を思い出させるというわけだ。

2008年9月のリーマン・ショックも韓国など新興国に波及し、急激な株安や資金の海外流出に見舞われ、原油など資源価格は下落した。

リーマン・ショックは米国発だったが、今回はいうまでもなく中国が発火点だ。

上海株は9月3日の「抗日行事」までは習近平政権のメンツを重視した「パレード相場」で小幅安でとどまったが、米経済メディアのブルームバーグは、「おそらく最悪の事態はまだ終わっていない」とする市場関係者の声を紹介した。

上海株と歩調を合わせるように暴落し、前週末にいったん反発した韓国株だが、こちらも外国人投資家の警戒心は解かれていない。

韓国市場では8月、外国人がほぼ連日株を売り越しており、その額は約4兆1629億ウォン(約4266億円)に達した。

聯合ニュースによると、米格付け会社ムーディーズは、韓国の2016年度の国内総生産(GDP)成長率見通しを3%から2・5%まで大幅に引き下げた。中国の景気鈍化が予想以上に深刻で、韓国製造業の輸出が打撃を受け、消費者心理も萎縮して内需も低迷するとみているという。

米投資銀行のゴールドマン・サックスも2・8%から2・4%に下方修正した。

さらに米国の利上げ問題がのしかかる。米連邦準備制度理事会(FRB)のゼロ金利解除は、中国ショックによって12月以降に先送りされるとの観測もある一方、「9月利上げ説」も残る。

いずれにせよ利上げが実施されると、韓国など新興国に流入してきた緩和マネーが逆流、そして対ドルでウォンの暴落が懸念されている。

ウォン安は製造業の輸出にとってプラスの面もあるが、ここで新たな衝撃となるのが日銀の追加緩和だ。「黒田バズーカ第3弾」が打ち出された場合、対円では逆にウォン高が進み、日本との輸出競争力がさらに低下する可能性があるのだ。

日米中の3カ国の経済事情がいずれも韓国にマイナスに働くとみられる。週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏は韓国経済の抱える問題点をこう指摘した。

「中国発の経済危機が世界に広がる過程で、中国への依存度が大きい韓国の打撃があらためて意識されるだろう。世界経済が揺れ始めるたびに韓国の経済危機説が流されるのはおなじみのことで、それだけ韓国経済の不況抵抗力が弱いことを示している」

 

 

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