韓国経済、日本とEU、WTO規定違反で大宇造船海洋に抗議=韓国ネット「指摘は正しい、言い訳できない」「WTOのルールは大国に有利」

韓国経済、日本とEU、WTO規定違反で大宇造船海洋に抗議=韓国ネット「指摘は正しい、言い訳できない」「WTOのルールは大国に有利」

記事要約:韓国の造船は上半期は世界シェア1位だったのだが、第3半期になると、立て続けに世界シェア3位にまで転落した。造船という分野で韓国を代表するのがビッグ3と呼ばれているのが、現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋エンジニアリングである。韓国の造船ニュースはだいたいこの3つの企業で事足りるのでこの機会に覚えてほしい。

それで、2016年に注目なのが「大宇造船海洋」である。他のビッグ3も経営立て直しが苦しいと思うが、最も苦しいのはこの大宇造船海洋である。資金繰りに厳しい。資産売却して赤字は免れない。造船不況はまだまだ続く。もしかすれば倒産していることだって可能性が低いにしろあるだろう。しかも、政府支援をしてもらってこの体たらくである。

今回の記事は韓国産業銀行が手厚く支援をしているのは、WTO規定違反だと日本とEUが抗議しているという内容。つまり、政府支援が必要なほど危険な状態だということだ。しかし、韓国人のコメントはいつになく冷たい。財閥が韓国内では嫌われているのが目に見えるようだ。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、日本とEU、WTO規定違反で大宇造船海洋に抗議=韓国ネット「指摘は正しい、言い訳できない」「WTOのルールは大国に有利」

2015年11月19日、韓国・ソウル経済によると、欧州連合(EU)と日本は、韓国産業銀行など国策銀行が大宇造船海洋へ資金援助を行っていたことについて、政府による特定企業への支援を制限する世界貿易機関(WTO)の規定に違反したとして正式に抗議した。

造船業界と韓国産業通商資源部金融委員会などの関係当局によると、今月初め、フランスのパリで開催された経済協力開発機構(OECD)造船専門委員会(WP6)で、ドイツを中心とするEUと日本が、韓国産業銀行による大宇造船海洋への支援を問題視した。

WTOのルールには、企業間の公平な競争のため、国による特定企業への補助金支援などの行為が制限されている。

ソウル経済は、「今回の問題提起も世界の造船業界をリードする韓国と、浮上してきた中国をけん制しようとする狙いがある」と分析しているが、その一方で「実際に提訴された場合、数十億ウォン(数億円)台の訴訟費用に加え、各機関の人材投入など消耗戦が予想され、国内造船業界にもマイナスの影響を与える」と懸念を示している。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「WTOのルール自体が大国に有利になっていると思う。あれこれ不公正な規定に惑わされない方がよいのでは?」

「実態は、駄目な企業にいつまでもお金を投入して、そのつけを国民に押し付けている」

「WTO規制にも違反しながら、瀕死(ひんし)の企業を無理に再生しようとしている」

「海外から見てもおかしなことだし、国民から見てもおかしなことだ。大企業には支援するのに、中小企業には支援しない。公平ではない」

「資金援助するからWTO違反になる。お金の支援ではなく、自力で再生できるように経営支援が必要だ。構造調整を断行して売上を減らしてでも利益が出せる方向に誘導し、借金返済をする必要がある」

「提訴するのが正しい。大宇海洋造船への資金援助は正当な説明ができない。腐敗がまん延したこの会社はすでに終わっている」

「言い訳もできない。民間銀行ではない産業銀行が主導しているので、紛れもなく政府の支援だ。EUと日本の主張が正しい」(翻訳・編集/三田)

(http://www.recordchina.co.jp/a123629.html)

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