韓国経済、ギャラクシーS7・半導体・為替の三拍子…サムスン電子、営業利益6兆6000億ウォン

韓国経済、ギャラクシーS7・半導体・為替の三拍子…サムスン電子、営業利益6兆6000億ウォン

記事要約:サムスン電子の市場予想を大幅に上回る営業利益。管理人はウォン安がここまでサムスンに風を吹かすとは思っていなかった。通貨安で有利なサムスンがいると韓国経済を支える比重が大きいということ。サムスンは昨年もスマホ不振で厳しい現状に半導体の好調でなんとか乗り切った。

サムスン電子が持つパワーはまだまだ侮れない。そして、ウォン安がサムスン電子にとって好材料になることも想定以上だった。このサムスン電子の牙城が崩すのは難しい。ギャラクシーS7が売れているのかは知らないが,今後の動向に注意を払う必要がある。これで新規事業での開拓の時間がまた1年以上は稼げたことになる。

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韓国経済、ギャラクシーS7・半導体・為替の三拍子…サムスン電子、営業利益6兆6000億ウォン

サムスン電子が7日、今年1-3月期の実績を発表し、営業利益を6兆6000億ウォン(約 6200億円)と明らかにした。当初の予想を大きく上回る「アーニングサプライズ」だ。ギャラクシーS7の早期発売による販売好調、プレミアム製品を中心 にした半導体部門の善戦、そして為替差益という「三拍子」がそろったおかげだ。

今回のサムスン電子の営業利益は前年1-3月期(5兆9800億ウォン)はもちろん、電子業界の需要ピークである10-12月期(前 期6兆1400億ウォン)よりも多い。電子・証券業界では当初、半導体価格の下落が続き、サムスン電子の実績にマイナスの影響を与えるという予想が多かっ た。

証券情報会社エフエヌガイドが先月末に出した主要証券会社の1-3月期営業利益予測値平均は5兆ウォン台前半だった。一部では4兆5000億ウォン台 という厳しいという見方もあった。

今回の実績に最も大きく貢献したのは先月初めに発売された「ギャラクシーS7」だ。業界は当初700万台水準と予想されていたギャラ クシーS7の1-3月期の出荷量が1000万台を超えたと推定している。

さらに中高価スマートフォンも新興国を中心に好成績を出し、スマートフォン部門 (IM)の営業利益は予想より1兆ウォンほど多い3兆ウォン台後半と分析される。

韓国投資証券のユ・ジョンウ研究員は「ギャラクシーS7はハードウェアよりソフトウェアの変化に焦点を合わせ、製造コストが低下した」とし「1年後に新製品に変わる『ギャラクシークラブ』のようなマーケティングも効率的に執行されたとみられる」と説明した。

半導体部門(DS)は営業利益が3兆ウォン台に減少したが、当初の予想よりはるかに善戦したという評価だ。価格が落ちたDRAMの代 わりに3次元NAND型フラッシュメモリー、10ナノ級DRAMなどプレミアム製品に注力したのが功を奏した。相対的に長期契約物量が多い点も実績に寄与 した。

大信証券のキム・ギョンミン研究員は「1-3月期は出荷量増大より利益率の拡大を重視して工場を運用した」と説明した。

年初から続いたウォン安ドル高の影響もあった。昨年1-3月期に1ドル=1000ウォン台だった為替レートは今年2月に入って1ドル=1250ウォンに近づいている。同じ量を売っても手に残る韓国ウォンがそれだけ増えたのだ。

主要工場がある中国・ベトナムの通貨も同時に値下がりした。証券業界では100ウォンのウォン安ドル高でサムスン電子の四半期の営業利益は7000億-8000億ウォンほど増えると分析している。

こうした三拍子の調和は収益性の改善につながった。1-3月期の営業利益率は14.4% と、サムスン電子の全盛期の15%台に近かった。ある電子業界の関係者は「消費財のスマートフォンと生産財の半導体のサイクルが互いに反対方向に動き、全 体的にサムスン電子の営業利益の流れを安定的に導いている」と診断した。

しかしこうした1-3月期の好実績が続く可能性については否定的な見方が多い。サムスン電子は毎年4月に発売していたギャラクシーを 今年は1カ月繰り上げて発売した。毎年4-6月期に反映される営業利益の相当部分が1-3月期に先に反映されたということだ。

さらに最近ウォン高に転じて いるうえ、4-6月期以降は競合他社の新スマートフォン発売も続く。売上高が増えていない点もサムスン電子の懸念だ。市場では当初50兆ウォン以上の売上 高が期待されていた。

HMC投資証券のノ・グンチャン研究委員は「ウォン安でも売上高が振るわない点から、サムスン電子が成長していると見ることはできな い」とし「需要沈滞期に実績を出していくにはマーケティング費用がかかるという点で、こうした実績が続くかどうかは疑問」と評価した。また「1-3月期の 実績は今年がピークになるだろう」と話した。

一方、この日の株式市場でサムスン電子の株価は前日比1万600ウォン(1.25%)安の126万9000ウォンで取引を終えた。

(http://japanese.joins.com/article/266/214266.html?servcode=300&sectcode=300)

 

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