韓国経済、57億ウォンかけたが…川にも近づけない韓国の魚ロボット

韓国経済、57億ウォンかけたが…川にも近づけない韓国の魚ロボット

記事要約:先ほど,大笑いした泳げない魚ロボットについて調べてきた。検索したところ、どうやら2年前の中央日報の記事がヒットした。さっきの記事だけではわからなかった泳げない魚ロボットがどれだけ「使えないか」がさらにわかる。さて、どこから突っ込みを入れよう。まずはどんなのか知りたいか。

これが泳げない魚ロボット。一応,魚の形はしているみたいだ。コイか、何かかな?

>当時、視聴者の視線を引きつけたのが、4大河川の水質を監視するロボット魚の登場だった。

そうなのか?管理人は4大河川事業について結構調べたがそんな「ロボット魚」は1つも聞いたことないぞ。むしろ、知っていたらまず取り上げる案件だしな。

>李前大統領は魚ロボットが水質を監視する動画を見せ、「あれはロボット。魚と一緒に泳 ぐ」と紹介した。「大韓民国の水質管理技術は世 界最高レベルであるため、4大河川問題で水質が悪化するという(野党の)言葉は正しくない」と主張した。そして「ロボットは釣られることがない」という冗 談を投げかけ、スタジオは笑い渦に包まれた。

水質管理技術は世界最高レベルらしい。うん。どこから突っ込んでいいんだろう。ちなみに李前大統領の計画したこの4大河川事業はかえって水質汚濁を招いて大失敗に終わった。

なんと工事の影響によってアンモニアが大量に溜まって抹茶ラテが飲めるようになりました。さすが、大韓民国の水質管理技術は世 界最高レベルですね。

まあ、いいか。4大河川事業を突っ込んでたら終わらない。では、泳げない魚ロボットの驚くべき性能を見ていこう。

■カタツムリより17倍速い泳げない魚ロボット

>事業計画書の目標によると、魚ロボットが水中で泳ぐ速度は秒速2.5メートルだった。しかし監査院の実験では秒速0.23メートルにしかならなかった。速度は10分の1ほどだ。

秒速0.23メートルってことは23cmか、1秒で23cm進む。10秒で2.3m?1分は13.8m。時速なら828mだろうか。

明らかに人間より遅いよな。人間の平均速度は時速4キロである。歩行が遅い動物といえばカメだろう。リクガメは時速500mらしい。つまり、人間の4分の1。この泳げない魚ロボットはリクガメよりは速い。ええ?この時点で一体何なんだとおもうわけだが、リクガメじゃ大きさがあるのでわかりにくい。

そこで「カタツムリ」だ。なんと、カタツムリの時速は48メートルらしい。つまり、この泳げない魚ロボットはカタツムリの17倍の速さで動けることが判明した。カタツムリより早かったらしい。ええ?でも、カタツムリだって大きさがあればもう少し早くなる気がするが・・・。

そもそも、カタツムリと魚比べても魚が勝つに決まっているだろう。いや、そうなのですが、聞いて驚くなかれ。

普通の魚が水中で泳ぐ速度はカレイでも時速1kmである。つまり、この泳げない魚はカレイ以下の速さでしか動けない。そもそも性能を計画の目標でフルに発揮しても時速9Kmだしな・・・。

泳げない魚以前に水中でカタツムリの17倍の速さで動けて何か役に立つのか。なんていうのか。もう少し早く動けるようにしなかったのか?こんなのチョロQ以下だぞ。チョロQの速度は時速15キロ。あれ?チョロQて結構速いな。

5億円かけてチョロQ以下の造り上げるとかさすが韓国だ。大体泳げないのに魚と比べることすら間違っているよな。だいたいこんなの開発費5億円もするはずがない。もっと凄い機能が付いているはずだと思った読者様も中にはいるだろう。実はこの泳げない魚にはあっと驚く機能が搭載されている。さすがにこれだけで5億円使うなら、チョロQを500円で買ってきて中のパーツを使い,見た目の魚にするだけで数万円あればできるからな。では、次の機能を見てみよう。

■通信距離は500m。だが、実験では50mにすぎない。

>水中での通信距離目標は500メートルだった。その程度になってこそロボットに搭載されたセンサーが統制室に伝えられ、実質的な水質 監視が可能だ。しかし実験では50メートルにすぎなかった。4大河川の川幅は50メートルを超えるところが多いが、実際、川岸でも通信するのが難しいレベ ルということだ。

カタツムリより17倍速く動ける泳げない魚には通信機能が備わっていた。ロボット搭載されたセンサーが制御室に伝えられて4大河川の水質をリアルタイムでチェックするのが当初の目的だったように思える。だが、50mの通信距離しかない。つまり、子供が遊びで使うトランシーバー以下だということだ。そもそも、カタツムリの17 倍の速さで動く泳げない魚ロボットを川岸においても1時間でわずか828mしか進まないんだぞ。その泳げない魚ロボット9台で4大河川を全てチェックするとなると1年かけてもたぶん終わらないだろうな。では、最後だ。通信出来るのだから、当然,通信速度もある。

■通信速度の目標は4800bps、実際は200bps。

>通信速度も目標は4800bpsだったが、実際は200bpsだった。23分の1ほどだ。bpsは1秒間に送受信できるビット(情報 量の最小基本単位)の数をいう。この程度なら、広帯域LTE(第4世代通信)として販売し、実際には2G(第2世代)にもならないケースに例えられる。実 験項目の中には3つの魚ロボットが水中で群れを作って目標物に到達する「群集制御」機能もあったが、作動するものが1つしかないため、この機能は調べるこ ともできなかったという。

管理人が昔、使っていたADSLの理論値は5MBPSなので、計画通りならADSLぐらいの通信速度となる。まあ、ロボット魚なので光回線より遅い通信速度でも大丈夫だと思うのだが、さすがに200bpsはないだろう。これはYOUTUBEの動画を見てもすぐ止まるぐらいの速度レベルだと思う。むしろ、見れるかすら怪しい。いやあ。凄いな。一体どこに5億円かけたらこんなのできるんだろうか。そもそもよくわからない機能なんて泳げないんだから調べることすら出来ないとか。うん。計画書通りだとしてもいらないレベルなのに、実際出来上がったらスペックは全て10分の1以下という恐ろしいレベル。もう、突っ込み疲れた。

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韓国経済、57億ウォンかけたが…川にも近づけない韓国の魚ロボット

2009年11月27日、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が全国で生中継されるテレビ画面に現れた。「大統領との対話」というテーマで、当時論争を招いた世宗(セジョン)市や4大河川事業問題などの懸案について、130分間にわたり自由に話す形式だった。

当時、李前大統領は野党の反対が激しかった4大河川事業の話を取り出しながら、「あまりにも反対が多いので長く説明する」と述べ、ハハハと笑った。当時、視聴者の視線を引きつけたのが、4大河川の水質を監視するロボット魚の登場だった。

李前大統領は魚ロボットが水質を監視する動画を見せ、「あれはロボット。魚と一緒に泳ぐ」と紹介した。「大韓民国の水質管理技術は世 界最高レベルであるため、4大河川問題で水質が悪化するという(野党の)言葉は正しくない」と主張した。そして「ロボットは釣られることがない」という冗 談を投げかけ、スタジオは笑い渦に包まれた。

しかし30日に発表された監査院の魚ロボット監査結果によると、李前大統領の説明は違っていた。水質監視はおろか、魚ロボットは4大河川見物さえもできなかった。

監査院はこの日、「魚ロボットなど産業技術分野R&D管理実態」監査の結果を発表した。国会が昨年11月28日、魚ロボットに対する 監査を要求すると、産業技術研究会や韓国生産技術研究院など4つの研究機関を1月20日から3月7日まで監査し、国会に最終結果を報告した。

57億ウォン(約5億7000万円)を予算で支援され、2010年6月から2013年6月まで魚ロボットが開発されたが、結果は完全 な失敗だった。9つの試作品のうち7つは監査院が監査をする前にすでに故障していた。残り2つのうち1つも監査院が今年3月、実際にテストをしている途中 に故障し、監査が終わるまで直らなかった。結局、1つで性能検査をしたが、当初の目標とはかけ離れた結果が出た。

事業計画書の目標によると、魚ロボットが水中で泳ぐ速度は秒速2.5メートルだった。しかし監査院の実験では秒速0.23メートルにしかならなかった。速度は10分の1ほどだ。

水中での通信距離目標は500メートルだった。その程度になってこそロボットに搭載されたセンサーが統制室に伝えられ、実質的な水質 監視が可能だ。しかし実験では50メートルにすぎなかった。4大河川の川幅は50メートルを超えるところが多いが、実際、川岸でも通信するのが難しいレベ ルということだ。

通信速度も目標は4800bpsだったが、実際は200bpsだった。23分の1ほどだ。bpsは1秒間に送受信できるビット(情報 量の最小基本単位)の数をいう。この程度なら、広帯域LTE(第4世代通信)として販売し、実際には2G(第2世代)にもならないケースに例えられる。実 験項目の中には3つの魚ロボットが水中で群れを作って目標物に到達する「群集制御」機能もあったが、作動するものが1つしかないため、この機能は調べるこ ともできなかったという。

さらに韓国生産技術研究院は昨年7月30日、産業技術研究会にロボット魚研究課題最終結果報告書を提出したが、実際の発表では機能を 誇張する操作までしたと、監査院は明らかにした。報告書には遊泳速度が秒速1.8メートルとなっているが、実際の発表では当初の目標と同じ秒速2.5メー トルとした。研究の成果ではないが成果として包装したり、研究費8915万ウォンを用途外に使った不正行為も摘発された。

監査院の関係者は「実際に監査をしてみると、魚ロボットは正常に商用化して運用できる状況ではなかった」と明らかにした。李明博前大統領の「ロボットは釣られない」という冗談が色あせる監査結果だった。

(http://japanese.joins.com/article/368/188368.html?servcode=400&sectcode=400)

韓国経済、57億ウォンかけたが…川にも近づけない韓国の魚ロボット」への4件のフィードバック

  1. ん?魚ロボットはここの旧ブログで知ったと思ってましたけど。。

    我が国でも橋とかボートから汲み取って、ビーカーで調べるものですよね。熱帯魚飼ってた時は亜硝酸濃度だったかな。自分で調べてたりしたけど。

    魚ロボットが故障して流される可能性もあるから有線でいいだろ。魚雷だって有線誘導もあるのに。

    見たかったけどw

    1. コメントありがとうございます。

      そうか。調べても出てこなかったのは旧ブログの方でしたか。

      明博政権時代ですもんね。でも、完全、忘れてましたね。

      てっきり取り上げてないかと思って調べてました。

  2. 申し訳ありません。
    無意味と知りつつ、言わずにはいられません。

    開発目標を500mの無線(=有人)とするのでしたら、初めから人が水のサンプルを採取するで良いのではないですか。

    この装置が意味を成すのは、おそらく以下のスキームでしょう。

    上流で放流→自立制御で水質分析→位置情報と水質データをストック→下流で捕獲

  3. 4800bps=4.8Kbps でしょ。ADSLどころかアナログ電話回線時代のインターネットでも56Kbps出せたのに。200bpsとか糸電話レベル。
    と3年も前の記事に突っ込んでみた

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