韓国経済、韓進海運が抜けた太平洋路線…その場を狙う中国系企業

韓国経済、韓進海運が抜けた太平洋路線…その場を狙う中国系企業

記事要約:韓進海運が抜けたというより、港の使用料も払えないから追い出されたわけだが、その太平洋路線を中国系企業が狙っているという。そりゃ、そのルートがなくなるわけでもないから、どこかの海運会社が料金を水増して韓進海運の代わりに荷物を輸送することになる。しかも、韓国最大手の海の物流だったわけで、サムスン電子やLG化学といった家電や素材を運ぶのに使っていたわけだ。中央日報に韓国企業が使っていた割合の詳しい数値が掲載されている。

>国際貨物データ専門調査機関のデータマインによれば北米航路(アジア~米国)基準で2015年の国内の主な荷主別の韓進海運依存度はサムスン56%、LG 化学53.8%、ネクセンタイヤ24.9%、LGエレクトロニクス23.2%、ヒョソン20.8%、ハンファソーラーワンが12.9%だ。韓進海運の物量 をそのまま現代商船が吸収するのは難しい見通しだ。韓進海運が属する海運同盟の「CKYHE」の中国のコスコ、台湾のエバーグリーンと陽明海運、日本の川 崎汽船などが先にこれに代わる可能性が高いためだ。

これだけ運んでいたのなら現代商船だけで補うのもまず無理と。そもそも、現代商船もそれほど経営が上手くいっているわけでもないだろ。さぅきの評価だとCランクだったしな。中国や,台湾、日本が韓進海運に代わりに荷物を輸送することになりそうだ。

>海運業界によると、台湾国籍企業の陽明が2日、一部の路線の航路変更を確定した。現在運営中の台湾-米南西部(ロングビーチ港)路線を運航する船が釜山港 を経由することになった。また、中国最大手のコスコも似た形で釜山に船を投入する見込みだ。グローバル企業は少なくとも1カ月前から韓進海運の「法定管 理」に対応するタスクフォースを設けて準備してきた。

法定管理に入るかもしれないというニュースはあった。万が一に備えてその対応するのは企業としては当たり前のことだ。韓進海運の破綻でアジアの海の輸送地図が大きく変化しそうな勢いだな。そういえば、日本海側には大型のコンテナ船が入れる大きな港を造るのは地形上の理由で難しいそうだ。

でも、これ韓国企業の主要な輸送ルートまで中国に抑えられてしまえばTHAAD配備で急激に冷え込んでいる状況をさらに悪化させるんじゃないか。中国企業なら韓国企業のコンテナ輸送だけ運賃3倍にしますと平気で吹っかけてきそうだしな。ただ、困るのは今のところは韓国だけだよな。日本じゃ大きなニュースにもなってない。SMAP解散の方が大事らしいしな。

>ヤン・チャンホ韓国海洋水産開発院長は「釜山港は過去10年間、北東アジアの積み替え物流量の80%を占めたが、中国系企業が押し寄せればアジアのハブ港が上海に変わるかもしれない」と懸念を表した。

輸出を支えてきた釜山港が上海に取って代わられる可能性があると。いきなりは変わらないだろうが、これも徐々に何もしなければそうなるだろうな。管理人は。韓進海運の破綻でアジアの輸送勢力図が大きく変化することで、かなりの混乱もあると思うが,逆に日本の川 崎汽船などにもチャンスが巡ってきている。上手く日本の海運企業もこのチャンスを物に出来たら良いと思う。

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韓国経済、韓進海運が抜けた太平洋路線…その場を狙う中国系企業

2日午後、釜山(プサン)加徳島(カドクド)と向かい合う釜山新港湾は一日中、豪雨だった。午後4時、韓進(ハンジン)海運管轄の1.1キロの埠頭に305メートルの「韓進天津号」が接岸すると、高さ135メートルの大型クレーンが動き始めた。

コンテナを満載した韓進天津号は釜山新港湾で2日間待機した。未払い賃金を要求する荷役会社が作業を拒否したからだ。釜山港湾公社がこの日午前10時に未払い賃金を代わりに支給することを決めると作業が再開され、韓進天津号も接岸することができた。

新港湾の荷役作業は再開されたが、新たな問題が浮上した。過去数年間にわたり不況に苦しんできたグローバル海運会社の「物量争奪戦」が始まったのだ。特に地理的に競争関係にある中国系の企業が積極的だ。これら企業は韓進海運の主力の太平洋路線を狙っている。

海運業界によると、台湾国籍企業の陽明が2日、一部の路線の航路変更を確定した。現在運営中の台湾-米南西部(ロングビーチ港)路線を運航する船が釜山港を経由することになった。また、中国最大手のコスコも似た形で釜山に船を投入する見込みだ。グローバル企業は少なくとも1カ月前から韓進海運の「法定管理」に対応するタスクフォースを設けて準備してきた。

ヤン・チャンホ韓国海洋水産開発院長は「釜山港は過去10年間、北東アジアの積み替え物流量の80%を占めたが、中国系企業が押し寄せればアジアのハブ港が上海に変わるかもしれない」と懸念を表した。

韓進海運の「法定管理」開始後、海運運賃も急騰している。韓進海運の主力だった太平洋路線と中東路線は60-69%、欧州路線の運賃も20-25%上昇した。企業側は40フィートコンテナあたり1100ドルだった釜山新港-米カリフォルニア州ロングビーチ港の運賃を最大2000ドルと提示した。

(http://japanese.joins.com/article/217/220217.html)

韓国経済、韓進海運が抜けた太平洋路線…その場を狙う中国系企業」への1件のフィードバック

  1. 私は リストラ と言う言葉は嫌いです、これはリストラですよね?、
    好きな言葉は 適材適所 人によって能力を発揮する場所が違うのです、
    今の日本を見て どうですか?
    リストラ は簡単ですよね、、、
    韓国の適材適所はどうだろう ?、、、
    中国と仲良くしていただいて われわれは 適所を、、、、、

    THAAD配備 
    これ 司令部が知りたくてしょうがない、想像はつく、、、
    楽しみで楽しみで うはうは です。。。

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