韓国経済、韓進海運の破綻、船上で身動き取れない船員 シンガポール沖でコンテナ船の乗組員24人が時間を持て余している

韓国経済、韓進海運の破綻、船上で身動き取れない船員 シンガポール沖でコンテナ船の乗組員24人が時間を持て余している

記事要約:韓進海運の破綻によって港に寄港するのを拒否された船舶は89隻と増えたわけだが、法定管理から17日あまりが経過して船員たちの洋上生活はどうなっているのか。わりと管理人は気になっていたが、どうやらわりとのんびり生活しているようだ。

船から下りられないし、仕事もない。ただそこにとどまって携帯やスマホで映画を視聴したり、ゲームをしているようだ。さすがに船員は洋上生活は慣れているだろうし、船酔いとか、体調を壊すようなことはあまりないと思う。まあ、この先の仕事はあるか微妙ではあるが、彼らに責任はないからな。

食料もどうやら一緒に乗っている警備員から配達されているようで、わりと彼らの生活はそれなりに保障されているようだ。やはり、こうなることは想定していたのだろうな。船長や船員のほうが事態を良く理解できていたと。燃料も200日分あるそうなので半年以内には解決しているだろうと。半年で解決できたら良いんだが。

>冷凍肉などを積んだこの船は韓国からペルシャ湾に向かうはずだったが、現在は寄港することも去ることも許されず、身動きが取れない状況にある。

やはり、生鮮食品も積んでいるんだな。冷凍肉ということでこれは結構、日持ちしそうだな。燃料も200日あるということで冷凍してあるなら大丈夫だろう。

>韓進ローマ号の乗組員は貨物の管理をしたり、スマートフォンで韓進海運のニュースを検索したりしながら毎日を過ごしている。総じて「気楽な雰囲気」でネットサーフィンをしたり、おしゃべりをしたり、ゲームをしたり、ジムに行ったり、映画を見たりしている。

船の上で閉じ込められてやることはそういったものしかない。しかし、今の時代だとスマホがあればわりと快適に過ごせるな。まあ、遭難したわけじゃないからな。精神状態が気になるがそこは耐えてもらうしかない。

>乗組員の1人は「家族が心配しているが、連絡は取れている」と話した。最大の懸念は、いつ彼らが船から降りることができるのか、降りたとしても海運業界に職は残されているのかということだ。

そりゃ家族は心配するよな。残念ながらどっちも絶望だよな。降りて問題解決されたころには仕事は全て他の海運会社に回っているだろうし、就職も他の海運企業が雇ってくれたらいいが、韓国人は一切お断りになる恐れもあるしな。

>韓進海運は、各国の貿易低迷で生じた世界規模の過剰能力の犠牲となった。

これは、ただのダンピングで自分たちで勝手に自滅しただけ。

>ムン船長は、警備員に頼んで乗組員(韓国人10人、インドネシア人13人)のためにSIMカードを購入してもらった。おかげで彼らは家に電話したりニュースを追いかけたりすることができる。支払いができる限り、SIMカードへのチャージも可能だ。

SIMカード購入して自分で支払をしているのか。お金は家族や友人などが何とかしてくれてることか。給料が後で出れば良いが、それはまずなさそうなのが辛いところだな。

>韓国人はキムチと豚肉を好むが、イスラム教徒であるインドネシア人は牛肉と羊肉を食べる。飲み水は海水淡水化装置を使って作る。ムン氏によると、この装置は「まるで魔法」のように1日に16~17トンの海水を淡水に変える。また、大塚製薬のスポーツドリンク「ポカリスエット」の青い缶もある。

今は海水淡水化装置とかあるんだな。水に困ってないことは良いことだ。ポカリスエットもあるそうだ。青い缶ってどれだけあるんだろう。スーパーで売られている本数以上はありそうだな。

>ウォール・ストリート・ジャーナルの記者は14日、労働組合の関係者に同行して同船を訪れた。

なるほどな。wsjの記者が取材にいったのか。どういった状況が結構わかってよい取材をしたと思われる。緊迫感はそれほどなく、そのうち解決するだろうという感じでわりと安心した。でも、こういうのは時間が経過するにつれて状況は悪化するので船員の限界が来ないうちに事態は解決して欲しいが難しそうだな。

韓国経済危機の軌跡(過去のメルマガ無料公開(1回~174回)

人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする

韓国経済、韓進海運の破綻、船上で身動き取れない船員 シンガポール沖でコンテナ船の乗組員24人が時間を持て余している

【韓進ローマ号船上】シンガポール沖に浮かぶ、さび付いた旧式コンテナ船「韓進ローマ号」(総積載能力6万5000トン)の上で、24人の乗組員はほぼ3週間近く時間を持て余している。
冷凍肉などを積んだこの船は韓国からペルシャ湾に向かうはずだったが、現在は寄港することも去ることも許されず、身動きが取れない状況にある。

このコンテナ船のオーナーである韓国の海運最大手、韓進(ハンジン)海運は先月、日本の会社更生法に相当する法定管理をソウルの裁判所に申請した。

韓進ローマ号の乗組員は貨物の管理をしたり、スマートフォンで韓進海運のニュースを検索したりしながら毎日を過ごしている。総じて「気楽な雰囲気」でネットサーフィンをしたり、おしゃべりをしたり、ゲームをしたり、ジムに行ったり、映画を見たりしている。

船長のムン・クオンドー氏(36)によると、これらの映画は「合法的に」ダウンロードされたものだ。

乗組員の1人は「家族が心配しているが、連絡は取れている」と話した。最大の懸念は、いつ彼らが船から降りることができるのか、降りたとしても海運業界に職は残されているのかということだ。

韓進海運は、各国の貿易低迷で生じた世界規模の過剰能力の犠牲となった。

差し押さえられる船舶

債権団はすでに一部資産の差し押さえに動いている。シンガポールの裁判所は8月29日、ドイツの同業リクモスの要請を受けて韓進ローマ号を仮差し押さえした。リクモスは韓進海運が同社に債務を負っていると主張している。

つまり、韓進ローマ号は運輸業務を一切禁じられている。同船が去らないように船上に警備担当者1人が配置されている。

男たちは緊急の病気にでもかからない限り、船から降りることは許されない。船が寄港できないからだ。韓進海運はシンガポールの港湾運営会社PSAインターナショナルにも債務を負っている。

韓進海運が法定管理を申請して以降、50万本以上のコンテナを積載した数十隻の船舶が世界中の港で入港を拒否されている。港湾使用料や荷役料を誰が支払うかが不明なためだ。

クリスマスシーズンに向けて小売業者が仕入れを積み増す中、140億ドル(約1兆4300億円)相当もの積み荷が海上に足止めされているのだ。

一方、ニュージャージー州の破産裁判所は15日、韓進海運の船舶に積まれている物品を流通ルートに戻すことが商業的にも重要だとし、米国の港に複数の船を留め置くよう求めた債権団の要請を却下した。

韓進海運の広報担当者によると、14日時点で足止めされている同社の貨物船は89隻で、うち74隻がコンテナ船、15隻がバルク船だという。

船上での生活

ムン船長は、警備員に頼んで乗組員(韓国人10人、インドネシア人13人)のためにSIMカードを購入してもらった。おかげで彼らは家に電話したりニュースを追いかけたりすることができる。支払いができる限り、SIMカードへのチャージも可能だ。

男たちがいつまで船上に縛り付けられるのかは誰にも分からない。最近、韓進海運から届いた連絡は、韓国のお盆に当たる秋夕の祝日(9月14~16日)のあいさつだった。

食べ物には困っていない。食料は乗組員に届けられており、代金は出港時に船長に渡された資金で賄っている。

韓国人はキムチと豚肉を好むが、イスラム教徒であるインドネシア人は牛肉と羊肉を食べる。飲み水は海水淡水化装置を使って作る。ムン氏によると、この装置は「まるで魔法」のように1日に16~17トンの海水を淡水に変える。

また、大塚製薬のスポーツドリンク「ポカリスエット」の青い缶もある。

韓進ローマ号には4台の発電機が積んであり、燃料は200日分ある。ムン氏は、これらが尽きる前、恐らく11月末までには事態が解決するだろうと述べた。

ウォール・ストリート・ジャーナルの記者は14日、労働組合の関係者に同行して同船を訪れた。

(http://jp.wsj.com/articles/SB12260954658240904189704582317290819389630)

韓国経済、韓進海運の破綻、船上で身動き取れない船員 シンガポール沖でコンテナ船の乗組員24人が時間を持て余している」への3件のフィードバック

  1. 「スマートフォンで韓進海運のニュースを検索したりしながら」

    乗組員のみなさ~~ん 
         がんばってくださいね~~見てますか~~   (@:@)/~~~。。。

  2.  更新お疲れ様です。

     WSJの記者が労組関係者についていって…ですか。
     船上の様子を正確に伝えるものでしょうが、ただ、穿ってみてしまうと…必ずしも全ての船の状態を正確に映したものなのか、疑問にも感じてしまいます。
     広報用に都合のいい船を選んだんじゃないか…なんて考えは、邪推でしょうかね;

     韓国の過去の報道によれば、この記事の「船の燃料が200日分」という部分ですが…船によって燃料の積載量にはバラつきがあるそうです。
     片道分と少しの余裕分しか燃料を積んでいない船もあるとかで…中には、コンテナの発電用に燃料を回すために船内空調を切っている船がある…などとも言われていたようですし。
     この船は、もしかすると電力を必要とする冷凍用のコンテナを多く積んでいるということで、予め発電用に余分の燃料を積んでいる、恵まれた船なのかもです。

     ただ、ソレを差し引いても…。
     一番立場の弱い現場の人間が、生命の危険を感じて逃げなければならないような状況ではなさそうというのには、安心しました。

  3. AIS(船舶位置情報)でカオスな状況を見ようと思ったけど、うまく見つけられない。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です