韓国経済、ゴールドマンサックス「米金利、来年3回上がる可能性」

韓国経済、ゴールドマンサックス「米金利、来年3回上がる可能性」

記事要約:記事の前にとりあえず,今日のウォンの動きを見て欲しい。

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昨日、鎌倉幕府に到達したウォンだが,今日は一気に上げた展開となった。終値は1075ウォンと10ウォンほどあがったわけだが、一連のウォン安はトランプ効果の1つといわれている。韓国の輸出が不利になると見ている韓国人は多い。その証拠としてアジアの中でもっともトランプ氏を支持してなかった。保護貿易と韓国の輸出拡大は水と油みたいなもの。

韓国はこれまで以上、輸出拡大したいのに米国には高い関税を課されて輸出減少は必至。特に韓国の家電が米国で売れているらしいので、この辺りからトランプ氏が関税を高く設定してくると管理人は見ている。そういったことで確かにトランプ氏によって輸出減少が見こまれるのでウォン安もある。

しかし、本命は米国の利上げである。トランプ氏効果なんて元々,計算にははいってない。ということで12月に金利を上げる可能性が非常に高いのだが、その後、2017年も3回ほど金利を上げるというのは今回のゴールドマンサックスの記事である。

米国が金利を上げれば韓国からの投資は引き上げられるので株安、ウォン安となる。それが来年は3回もあるかもしれないのだ。まさにドラゴンボールのフリーザの変身である。ただ、利上げで大事なのは上げるタイミングと、上げる比率である。新興国にトドメを刺すようなあげ方をするかはトランプ氏の判断だ。来年、ウォン安が加速する動きを把握するには利上げをどう見るかも関わってくる。

>実際ブルームバーグの集計によると、12月の利上げの可能性は94%だ。大統領選挙の1週間前(82%)、1カ月前(65.9%)と比べ、利上げを既成事実として受け止める雰囲気だ。

12月の利上げはほぼ確実だと思う、問題は次の利上げ時期である。管理人は就任してから3月、または4月ぐらい。それと10月、12月辺りだと考えている。特に最初の金利引き上げ時期は速いと見ている。これはトランプ氏がインフラ投資を増やすという理由から。金利があがれば米国の投資も増えていく。

ただ。現在の予想は何かのデータがあるわけでもない。実際、トランプ氏がどう動くかなんて大統領になった後でしかわからない。だが、その利上げの時期を韓国は固唾のを飲んで見守ることになるだろう。また、その時を楽しむのが来年のウォンの見所である。少なくとも3回は不安材料があると。

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韓国経済、ゴールドマンサックス「米金利、来年3回上がる可能性」

これからは金利だ。トランプ氏の大統領当選という大変化を迎えることになったイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長はどんな選択をするのだろうか。イエレン議長は17日(現地時間)、米国議会合同経済委員会に出席し、大統領選挙後に初めて口を開く。

市場が確信しているのは一つだ。来月14日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)会議で金利(現在0.25-0.5%)引き上げ決定を出すということだ。実際ブルームバーグの集計によると、12月の利上げの可能性は94%だ。大統領選挙の1週間前(82%)、1カ月前(65.9%)と比べ、利上げを既成事実として受け止める雰囲気だ。「確信」に近い利上げ予測の背景には、最近好調の米国の雇用と経済成長率、トランプ氏の財政政策拡大意志がある。インフラ投資を増やし、企業の税金を減らすというトランプ氏の発言で、インフレ期待感が高まった。

ゴールドマンサックスはさらに一歩踏み出した予測を提示した。「FRBが来年3回利上げする」ということだ。米CNBCによると、ゴールドマンサックスはトランプ政権発足とともにイエレン議長が「攻勢的」な立場に変わると予想した。ゴールドマンサックスはトランプ氏の攻撃的な財政政策で米国の国内総生産(GDP)が来年下半期に0.25%上がり、物価も現在の1.7%から2019年には2.2%に上昇すると予想した。

ゴールドマンサックスはトランプ氏の経済政策が「あいまい」と指摘した。移民者流入を制限し、関税を引き上げるというトランプ氏の貿易政策が米国経済にマイナスの影響を与えるという説明も付け加えた。ゴールドマンサックスは「FRBの通貨緊縮政策と重なり、トランプ氏の景気浮揚政策効果は制限的になるだろう」という見方を示した。

ブルームバーグもFRBが2017年に追加で利上げすると予想した。ブルームバーグは「2017年に金利が2回追加で上がる可能性があるという期待感は27.8%で、大統領選挙以前に比べて倍に上がり、3回引き上げの可能性もある」と報じた。

米国が事実上ゼロ金利に近かった金利を引き上げれば、マイナス金利を導入した欧州中央銀行(ECB)と日本銀行(日銀)は相当な圧力に苦しむ見込みだ。

日本はトランプ発グローバル利上げに反撃を加えた。黒田東彦日銀総裁(72)は17日、固定金利で2年国債と5年国債を無制限に買い入れると明らかにした。9月に日銀が金利を低く維持しながら長期金利を上げる方向で国債収益率曲線を統制する政策を発表した後、初めて行動に踏み切ったのだ。黒田総裁は「米国の金利が上がっ たからといって自動的に日本の金利上昇を容認しなければならないということにはならない」と明らかにした。

この日、実際には「無制限買い入れ」はなかった。日銀が定めた債券価格が市場価格より低かったからだ。当然その価格で国債を売るというところはなかった。しかし市場では今回の日銀の措置に宣伝的効果があったと分析した。今回の発表で日銀が買い入れ対象に指定した2年・5年国債をはじめ10年国債もすべて金利が下落した。トランプ効果で短期債収益率が急騰するのを防ぐというメッセージが市場で受け入れられたのだ。

(http://japanese.joins.com/article/720/222720.html?servcode=300&sectcode=300)

韓国経済、ゴールドマンサックス「米金利、来年3回上がる可能性」」への2件のフィードバック

  1. 今日の相場は韓国にとってよい風がふきましたねというよりふかせましたね。
    韓国経済新聞によると
    米大統領選でトランプ氏が当選して以降、急上昇している債券利回りを安定させるため、韓国銀行は21日、大規模な国債買いオペを実施した。韓銀は同日午後2時から10分間、競争入札を通じ、3年物国債5000億ウォン(約470億円)相当など総額1兆2700億ウォンの国債を債券市場から買い入れた。韓銀による買いオペは国債価格を引き上げる効果を生む。韓銀が市中金利の上昇を和らげるために国債買いオペを実施したのは2008年の金融危機以来初めてだ。トランプ氏当選以降、国債利回りがあまりに急に上昇したためだ。韓銀が買いオペ実施を予告した今月18日に3年物国債利回りは1.736%で、トランプ氏当選直前の9日(1.402%)に比べ0.33ポイント上昇した。
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    でも、日本は日経225, TOPIX、マザーズ などすべて上昇。
    よかったんじゃないですか?

    1. いつもコメントと情報提供、ありがとうございます。

      まさか、買いオペ実行するとは思いませんでしたが、ちょっと諸刃の剣ですね。家計債務の増加原因である住宅ローン金利をあげたくないのはわかりますが、これヘッジファンドにとっては美味しい餌ですよ。2017年破綻もわりとあり得ない状況ではないと。しかも、自らウォン安へと突き進むとか。

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