韓国経済、米・中・日ビッグ3との通貨スワップ延長、五里霧中~専門家「ドルベースの通貨スワップ必要」

韓国経済、米・中・日ビッグ3との通貨スワップ延長、五里霧中~専門家「ドルベースの通貨スワップ必要」

記事要約:昨日、韓国とインドネシアが通貨スワップ協定を延長したというニュースを夜に伝えたわけだが、実際のところ、インドネシアのルピアの変動を10年ほど追っていたらむしろ、韓国が支援する側になりそうだという結論が出た。

そして、韓国に必要なのは為替防衛と短期外債の返済に必要な米ドルであることは今更言うまでもない。後は中国依存が増しているので人民元も欲しいところだろう。他にもハードカレンシーである円やユーロなどの通貨もあればいい。しかし、今の韓国経済の状況では3つはどれも得ることは難しい。3つの状況を改めて整理しておこう。

■米・日・中の通貨スワップ協定交渉が絶望的な理由

米ドルはアメリカに通貨スワップを借りて米ドルへの為替操作していることがばれて、リーマン・ショック後の米韓通貨スワップ協定300億ドルは打ち切られた。しかも、トランプ大統領は韓国を為替操作国して認定する恐れもある。通貨スワップ協定交渉をしてくれる気配はどこにもない。

日本はなぜか円ではなく、100億ドルとウォンを交換する通貨スワップ協定を2015年まで結んでいたわけだが、韓国側から必要ないと断れて、日本もただの支援なのでいらないといわれたことで延長はしないで終了した。それから1年後ぐらいにはやっぱり欲しいとか突然、土下座して通貨スワップ協定の再開交渉が始まったが、日韓慰安婦合意に対する韓国側の一方的な違反による対抗措置の1つとして通貨スワップ協定交渉の中断とはっきり言われたことで絶望的。慰安婦像撤去はまずあり得ないので今後、日本が譲歩する理由はない。

最後の中国の場合だが、韓国のTHAAD配備の年内予定が決まったことで、中国は経済報復を強めている。韓流禁止令、エンタメ禁止令などの経済報復から、さらに韓国旅行禁止令、国交25周年記念の式典行事の中止などが発動して、韓国の輸出にじわじわと影響するようになってきた。2017年10月に韓中通貨スワップ協定の期限を迎えるわけだが、THAAD配備を取りやめない限りは延長は絶望的だろう。

以上の3つだが、後は希望があるとすれば、ハードカレンシーとしては英国のポンド、EUのユーロ、スイスのフランということになる。欧州と韓国の関係は良好とはいえないが、上の3つよりは結んでくれる可能性は高いんじゃないか。後はロシアのルーブルだが、これもTHAAD配備の年内予定でロシアも激おこなので厳しいだろう。

結局、韓国と通貨スワップ協定交渉に応じてくれるのはインドネシア、マレーシアのような韓国が支援する側になりそうなローカルカレンシーの国家しかないということになる。でも、それをいくら増やしたところで為替防衛には使えない。

しかも、2009年、リーマン・ショック後にブラジルの通貨、レアルと通貨スワップ協定を結んだ後に、レアルをドルに変えて市場で売ったことでブラジルのレアルは暴落した。そのレアルをブラジルが少ない外貨で買い支えたという話もある。つまり、韓国との通貨スワップ協定にはブラジルのようなことをされる恐れがあり、ローカルカレンシーが暴落させられることだって十分、考えられるのだ。

でも、実際、韓国がそんなこと出来るのは自分より経済規模や軍事規模が小さい国に限られる。インドネシアとマレーシア辺りは危険だが、オーストラリアやUAEなどはその心配はないと。やれば下手すれば戦争になるからな。さて、整理も出来たので今回の記事についてみていこう。

>外国為替当局によれば米国が基軸通貨国でない韓国と通貨スワップを結ぶことは実効性がなく、他の国との公平性に問題があるとして交渉自体に消極的だと言う。韓米通貨スワップは2010年、契約が満了して以来、交渉に全く進展がない。

そりゃ、紙くずのウォンなんてどこもいらないよな。皆、欲しいのはドルやハードカレンシーなわけだから。

>民間人が日本領事館前に少女像を設置したことをめぐり、日本が政治的に対応してかえって韓国が不利なように対外的に見えて外交的実利を逃したという指摘が出ている。

民間人が慰安婦像を設置した。でも、その民間人を韓国政府が支援していた。それって間接的に韓国政府の意向で慰安婦像が設置されたてことじゃないのか。2016年に支援打ち切ったから関係ありませんとか、舐めたことは言わないだろうな。一度でも1ウォンでも支援すれば、韓国政府の意向だったという証拠にしかならない。

>オ・ジョングン建国(コングク)大金融IT学科教授は「インドネシアは韓国が助ける可能性の方が高い国なので延長の実質的意味は大きくない。今、既存通貨スワップがウォン・ローカル基盤でされているが、ドル基盤スワップを拡大しなければならない状況だ」と話した。

述べている意味は理解できるがそれが出来ないから無駄にローカルカレンシーの通貨スワップ協定交渉をしてなんとか規模を拡大させたかのように吹聴したいんだろう。韓国人はそれで欺されているようだしな。無駄に規模を増やしても米・日・中・EUと本当に欲しいのこの4カ国の通貨であるので後は韓国の外交努力とやらを見守るしかないだろう。

管理人は日本が日韓慰安婦合意違反で日韓通貨スワップ協定の交渉を中断してくれたことは予想外だったので、思わぬ朗報に喜んでいる。慰安婦像撤去は絶望的。次の政権で日韓慰安婦合意が一方的に破棄されるのも確実。これで日韓通貨スワップ協定の交渉が再開されることはまずない。

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韓国経済、米・中・日ビッグ3との通貨スワップ延長、五里霧中~専門家「ドルベースの通貨スワップ必要」

米国、中国、日本など主要基軸通貨国と結んだ通貨スワップ契約延長が不透明になっている。

韓国が現在、全世界国家と締結中である通貨スワップ契約金額は1222億ドル(約141兆4700億ウォン)。通貨スワップは各国の中央銀行が外国為替保有額が無くなる危機の際に相手国に自国通貨を渡して相手国の通貨やドルを受けとる契約だ。

韓国銀行の外国為替保有額3739億ドルとともに外国為替危機に備えた’安全弁’の役割を果たす。韓国はグローバル金融危機が勃発した直後の2008年10月、米国と300億ドル通貨スワップを結んで特別な効果を受けたことがある。

6日、外国為替当局によれば韓国と中国が結んだ560億ドル(約64兆ウォン)規模の通貨スワップが来る10月で終わるが満期延長は不透明だ。政府は来る22日、ドイツで開かれる主要20カ国(G20)財務長官会議で韓中通貨スワップ延長を議論するか検討している。しかし、中国がTHAAD報復を露骨に表わす中、交渉に進展があると見る人は少ない。

政府関係者は「韓中通貨スワップは10月が満期なのでまだ決まったわけではなく、今月中旬、開かれるG20財務長官会議をはじめとする様々なチャネルを通じて交渉を継続するかを検討中」と話した。

中国と結んだ通貨スワップが延期されなければ10月以後は通貨スワップ総規模が今の半分以下に落ちる可能性が高い。さらに大きな問題は主要国との通貨スワップ契約が相次いで不発になっていることだ。

外国為替当局が’政経分離’原則で相手国と協議にはいれず、かえって外交的に守勢に追い込まれる形だ。最も代表的なのが日本との通貨スワップ交渉だ。麻生太郎日本財務相は昨年8月、韓国を訪問してユ・イルホ副首相兼企画財政部長官に会って100億ドル規模通貨スワップ契約交渉再開を合意した。しかし、日本は去る1月、市民団体が釜山(プサン)に慰安婦少女像を設置したことに反発して交渉を中断すると一方的に通知した。

民間人が日本領事館前に少女像を設置したことをめぐり、日本が政治的に対応してかえって韓国が不利なように対外的に見えて外交的実利を逃したという指摘が出ている。

すでに日本が今年1月、100億ドル規模の韓日通貨スワップ再開交渉を中断すると通知した中、米国との交渉も遅々と進まず外国為替当局内外で憂慮する声が高い。

外国為替当局によれば米国が基軸通貨国でない韓国と通貨スワップを結ぶことは実効性がなく、他の国との公平性に問題があるとして交渉自体に消極的だと言う。韓米通貨スワップは2010年、契約が満了して以来、交渉に全く進展がない。

一方、企画財政部は6日、韓国とインドネシアが100億ドル(約11兆ウォン)規模通貨スワップ契約を2020年まで3年延長すると発表した。インドネシアと延長した通貨スワップ規模は全世界国家と締結中の1222億ドルのうち8%に達する。今回の延長で両国は10兆7000億ウォン(115兆ルピア)まで相互資金支援が可能だ。

オ・ジョングン建国(コングク)大金融IT学科教授は「インドネシアは韓国が助ける可能性の方が高い国なので延長の実質的意味は大きくない。今、既存通貨スワップがウォン・ローカル基盤でされているが、ドル基盤スワップを拡大しなければならない状況だ」と話した。

[キム・ギュシク記者/イ・スンユン記者]

ソース:毎日経済(韓国語) 米・中・日ビッグ3と通貨スワップ延長五里霧中

ソースは韓国語なので2chより記事掲載

(http://m.mk.co.kr/news/headline/2017/153987?test=dable&utm_expid=49503541-44.mvqDwGlVRd6jxmhslFiLMQ.1)

韓国経済、米・中・日ビッグ3との通貨スワップ延長、五里霧中~専門家「ドルベースの通貨スワップ必要」」への6件のフィードバック

  1. 意図してかしてないかは不明だが、10億円で韓国との準断交まで
    行けるとは思ってもみなかったなw
    よほど安倍ブレーンが優秀なのか、ただの偶然なのかw
    その真相が知りたいww

  2. スワップについて、
    新たな大統領が決まった後、
    もしかしたら慰安婦像撤去の交換条件に、
    スワップ締結の要求をしてくる可能性を考える必要があるでしょう。

    つまり如何にかわすかです。
    今のうちに、かわすための理由を考えておきましょう。
    素人的には、次の3つです。

     1.朝日に従って、慰安婦自体が嘘だったと明言させ、
       世界中の慰安婦像の撤去させる
     2.靖国神社への参拝
     3.「スワップ必要ない」と明言したと返す
     4.他の諸外国が交わさない理由の検討時間が必要と返す
     5.交換の条件に値しないと返す
     6.一切の無視

    1.  今の韓国の国内情勢で政府が像を撤去しようとしても、国民が許さないのでは?
      政府が強権発動で撤去したとしても、親日政権のレッテルを貼られて支持率暴落か、再度ろうそくデモで退陣要求か、どらにせよ政権を維持できなくなる可能性が高いと思います。
      少し前に「当該機関が判断することだ」とか言って、釜山市に像の撤去を丸投げしようとしていたじゃないですか、あれだって政府が像を撤去すれば政権がもたないと自覚しているからでしょう。
      もし本当に撤去したとしても、その程度で通貨スワップを結べば、今度は安倍政権が保守派の支持を失うでしょうし、安倍政権の間は韓国との通貨スワップはないんじゃないですかね。
      アメリカには為替操作がバレて打ち切られているわけですから「通貨スワップにはアメリカの許可が必要だ、トランプ大統領の許可を貰ってこい」で断れるのではないかと思います。

      1. 捕手(日本人)さんの書き込みの通りです。
        断ることを前提としているのですが、
        今後どんな難癖をつけて来るか分かりません。
        断るまたは相手にしない理由は、多いほうが良いと考えます。
        まあ素人安心理論ですが・・・

    2. 基本的に遵法精神を前提とするなら、
      慰安婦像の撤去は日韓条約(合意)に基づいており、追加の交換条件を必要としないと突っぱねなければいけないはずです。
      (でないと、日本も合意の趣旨から外れた行為を黙認したことになる。)

      ⇒ むしろもっと気を使うべきは(自民党内にもいる)中韓利益代表勢力でしょう。

      あと、毎回読んでいて気になるのだけれども、誰か韓国人に基軸通貨とハードカレンシー、ローカルカレンシーの区別を教えてきてもらえまいか・・・。必ずと言って良いほど基軸通貨とハードカレンシーを誤用している。

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