韓国経済、韓国化粧品の対中輸出 3年で5倍に拡大=THAAD報復で懸念も

韓国経済、韓国化粧品の対中輸出 3年で5倍に拡大=THAAD報復で懸念も

記事要約:韓国のTHAAD配備に対する中国の経済報復が韓国経済の存亡にかかっているわけだが、韓国旅行禁止令が拡大する中、管理人はこの影響が一体どの分野にまで拡大していくのかを模索している。

とりあえず、免税店の売り上げが7割減少するということで、まずは免税店で売れている商品の代表格「韓国化粧品」ということで化粧品分野について注目している。韓国化粧品なんて韓国経済ではわりと細かい内容なので実際はスルーされることが多いわけだが、対中輸出が3年で5倍に拡大しているということもあり、今後の成長株としては有望だったわけだ。

しかし、THAAD配備に対する経済報復で韓国化粧品の輸出に歯止めがかかるかもしれないというのが今回の記事。まずは要点を整理しておこう。

■韓国化粧品の対中輸出

1.全体輸出の4割近くが中国向け

2.2016年の化粧品輸出額は41億7800万ドル(約4740億円)←前年から43.6%急増

3.2016年の中国向けが33.1%増の15億6000万ドル

4.対中輸出は2013年から5.2倍に拡大

5.中国化粧品輸入:1位はフランス(29.3%)、2位は韓国(23.7%)、3位は日本(15.2%)、4位は米国(10.2%)

6.THAADの韓国配備による経済報復で悪影響か

整理するとこうなる。4740億円の4割とすれば、中国で1896億円ほど昨年稼いでいることになる。実質、これがどこまで影響するかはわからないが、今は韓国人お断りのホテルが登場してきたので、そのうち韓国製品のボイコットという話にも進む可能性がある。

実際、文在寅(ムン・ジェイン)氏がTHAAD配備の可否によって変化するので損失がどこまで拡大するかの予想は難しい。ただ、韓国の化粧品も対中依存の1分野に過ぎない。実際、韓国旅行禁止令の次はこの辺じゃないかという目星を管理人が付けているわけだが、次に狙われるのは一体どの分野なのか。

韓国化粧品の他にも、スマホ、自動車、家電、機械部品、食料品、衣類、ゲーム、化学製品など、対象にされそうなのは色々ある。でも、中国はじわじわと韓国を殺しにかかっているので、いきなりの本丸を狙うようなことはしない。もう、じれったいので韓国の自動車輸入禁止とかにすれば良いと思うが、管理人がせっかちなだけだろうか。まあ、WTO違反にならないように出来るだけ配慮しているともいえる。

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韓国経済、韓国化粧品の対中輸出 3年で5倍に拡大=THAAD報復で懸念も

【ソウル聯合ニュース】韓国の化粧品が韓流ブームを追い風に中国で人気を集め、対中輸出額がこの3年間で5倍以上に急増したことが分かった。全体の化粧品輸出に中国向けが占める割合も40%近くまで拡大した。しかし、中国は最近、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発し韓国に対する経済的な報復措置を取り始めており、韓国の業界関係者は化粧品も標的になるのではないかと懸念を強めている。

大韓化粧品協会は16日までに、昨年の韓国の化粧品輸出額を41億7800万ドル(約4740億円)と集計した。前年から43.6%急増し、過去最高を記録した。このうち中国向けが33.1%増の15億6000万ドルだった。

対中輸出は年々増加し、昨年は2013年(3億ドル)に比べると5.2倍に拡大した。韓国の化粧品輸出全体に占める割合も03年は21.4%だったが、10年には41.3%に上昇。11年からは20%台前半から半ばで推移した後、14年が31.0%、15年が40.3%と再び拡大し、昨年も37.3%を占めた。

一方、中国の化粧品輸入をみると、昨年6月末時点で韓国製品の割合が23.7%と、フランス(29.3%)の次に大きい。3位が日本(15.2%)、4位が米国(10.9%)だった。韓国のシェアは10年の5.4%から大きく躍進した。大手メーカーの製品だけでなく、中小メーカーのシートマスクなども好評だ。

ところが中国は最近、韓国の化粧品に対する衛生許可を先延ばしにしたり行政指導を強化したりと、THAADの韓国配備を受けた報復とみられる措置を取っている。韓国の対中化粧品輸出に悪影響を及ぼしかねない。

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/16/2017031600948.html)

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