韓国経済、韓国株価、22カ月ぶり最高値…外国人が6日連続買い越し

韓国経済、韓国株価、22カ月ぶり最高値…外国人が6日連続買い越し

記事要約:韓国の株価が朴槿恵前大統領弾劾罷免によって上昇しているというのが今回のニュース。理由は弾劾罷免で国内の不安定要素が取り除かれたということとサムスン電子の営業利益予想がかなり高く設定されたこと。DRAMだけではなく有機ELの方も順調という見通しだ。とりあえず、まずはKOSPIを見ておこうか。

■KOSPI

これが5日間の動き。ちょうど10日の弾劾罷免が真ん中になっていてそこから一気に上昇しているのが確認出来るだろう。海外投資家が弾劾罷免で株を購入するという動きは事情を知らないなら政局は安定するといった意味では確かに買いの材料だとは思う。でも、事情を知っている管理人からすれば一時的な上昇ではないかと。

今、韓国経済を見る上で重要なのは3つの株価。サムスン電子、現代自動車、ポスコである。この3つが管理人が毎週チェックしている株価なわけだが、現代自動車やポスコもわりと上昇しているんだよな。そういう意味では今回、その2つも見ておこうか。

■現代自動車

これが現代自動車の3ヶ月のチャート。2月14日から急激に上昇した後、一時は下がっていたのだが、再び勢いを取り戻してきた。

■ポスコ

ポスコの3ヶ月のチャート。中国の鉄鋼過剰供給と世界経済の低迷で苦戦していたポスコが段々と息を吹き返してきた。

■サムスン電子

最後はサムスン電子の株価の3ヶ月の動き。見ての通り、急激な右肩上がり。200万超えたらすいすい上がって206万ウォンである。一体どこまで上がるか知らないが、もう現代自動車の13倍以上の株価である。業績が回復してきている現代自動車の株価すらサムスン電子の勢いには大差を付けられている。まさにサムスン電子の一人勝ちである。

もちろん、サムスン電子が強いのはDRAM価格の上昇、有機ELの世界的な需要という2つの大きな分野を独占しているからである。どちらもパソコン、スマホ、タブレットといった現代人には欠かせない製品に直結しているので半永久的に需要がある。さらに爆発しなければ新型スマホも発売するので需要はある。だから証券会社の目標株価300万も夢物語ではないんだよな。KOSPIニュースは読んでもらうだけでいいとして、サムスン電子についてはしっかり取り上げておこう。

 >メモリー価格の上昇のほか、有機発光ダイオード(OLED)パネルの販売好調で、今年1-3月期の実績に対する期待が高まっているからだ。サムスン電子の1-3月期の営業利益コンセンサス(証券会社推定値平均)は8兆8750億ウォン。しかし今月に入ってからは昨年10-12月期(9兆2000億ウォン)に続いて営業利益規模が9兆ウォンを超えると予想する証券会社の報告書が次々と出てきている。

営業利益予想が9兆ウォン。つまり、9000億円ぐらいか。これが3ヶ月の利益というのが凄い。1ヶ月で3000億円稼いでるわけだ。半導体で強い東芝が例の原発の赤字でもう整理銘柄に入り、上場廃止という危機にまで陥っているところを見れば経営戦略がどれだけ大事かよくわかる。東芝の半導体だってサムスン電子のDRAMに負けない強さがあるのに対してこれである。しかし、原発事業は1兆円の負債だからな。本当、どうしようもない。

東芝の半導体の価値はどんどん上がって2兆円とか言われているが、これをどこが購入するかはまだまだわからない。SKハイニックスが購入に名乗りでたというニュースもあるが、出来れば日本勢でなんとかして欲しいところだ。これで米国に買われもしたら、原発の負債だけ東芝押しつけられて米国に半導体技術を譲渡するようなもんだからな。

>イーベスト投資証券は9兆500億ウォン、大信証券は9兆2720億ウォン、ユジン投資証券は9兆5100億ウォンを提示した。大信証券のキム・ギョンミン研究員は「DRAMおよびNAND製品の価格が予想以上のペースで上昇していて、半導体事業部門の利益予想値を上方修正した」と述べた。キム研究員はサムスン電子の長期目標株価を300万ウォンと提示した。

今のサムスン電子の勢いならそれぐらいあっても良さそうな雰囲気ではある。でも、サムスン電子の副会長は逮捕されたままなのにな。後継者も決まってないんじゃないのか。朴槿恵前大統領弾劾罷免になったなら、サムスン電子の副社長も無事じゃ済まないだろうに。しかし、サムスン電子の株価が上がれば相乗効果で他の韓国株も買われるという好循環が続いてることになる。ただ、これって大統領が不在の方が韓国経済にとっては良いんじゃないかと思えてくる。ようは韓国に大統領なんて必要なかった。

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韓国経済、韓国株価、22カ月ぶり最高値…外国人が6日連続買い越し

KOSPI(韓国総合株価指数)が2120を超え、今年の最高値を更新した。弾劾政局が終わって政治的な不確実性が減ったうえ、米国雇用指標の好調でニューヨーク株式市場が値上がりし、外国人投資家の買い越しが続いているからだ。

KOSPIは13日、20.24ポイント(0.97%)上昇した2117.59で取引を終えた。終値基準で今年の最高値(2107.63)を更新した。午後には一時2122.88まで上昇した。KOSPIが取引時間中に2120を超えたのは2015年5月29日(2123.39)以来22カ月ぶり。

4549億ウォン(約460億円)にのぼる外国人の買い越しが株価の上昇を牽引した。外国人は6日以降、6営業日連続の買い越しで、買い越し額は計1兆5361億ウォン。「代表株」のサムスン電子が2万1000ウォン(1.05%)上昇して過去最高値(203万ウォン)を更新し、SKハイニックス(3.66%)、韓国電力(2.88%)、ネイバー(3.25%)など時価総額上位銘柄がほとんど値上がりした。

10日の憲法裁判所の大統領罷免決定で政治の不確実性が解消され、次期政権の景気浮揚に対する期待感が好材料として作用したという評価だ。ハナ金融投資のイ・ヨンゴン研究員は「国内企業の実績改善傾向にもかかわらず政治的な不確実性のために低評価されていた部分が正常化していく過程」とし「先週末に発表された米国の堅調な経済指標も投資心理に影響を及ぼした」と述べた。

6日に初めて200万ウォンに達したサムスン電子の上昇の勢いは続いた。外国人投資家はサムスン電子の株価が200万ウォンを超えた後も2734億ウォン分を買っている。

メモリー価格の上昇のほか、有機発光ダイオード(OLED)パネルの販売好調で、今年1-3月期の実績に対する期待が高まっているからだ。サムスン電子の1-3月期の営業利益コンセンサス(証券会社推定値平均)は8兆8750億ウォン。しかし今月に入ってからは昨年10-12月期(9兆2000億ウォン)に続いて営業利益規模が9兆ウォンを超えると予想する証券会社の報告書が次々と出てきている。

イーベスト投資証券は9兆500億ウォン、大信証券は9兆2720億ウォン、ユジン投資証券は9兆5100億ウォンを提示した。大信証券のキム・ギョンミン研究員は「DRAMおよびNAND製品の価格が予想以上のペースで上昇していて、半導体事業部門の利益予想値を上方修正した」と述べた。キム研究員はサムスン電子の長期目標株価を300万ウォンと提示した。

「THAAD(高高度ミサイル防衛体系)報復」の影響も弱まる兆候が表れ、主な化粧品株の善戦も株価上昇につながった。アモーレパシフィック(1.83%)、LG生活健康(2.63%)、トニーモリー(2.74%)、イッツスキン(3.66%)などが一斉に値上がりした。ODM(製造業者開発生産)会社の韓国コルマー(2.33%)、コスマックス(3.01%)の反騰が目立った。

(http://japanese.joins.com/article/818/226818.html?servcode=300&sectcode=310)

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