韓国経済、SKハイニックス 東芝の半導体事業入札に参加

韓国経済、SKハイニックス 東芝の半導体事業入札に参加

記事要約:最近の東芝のニュースを斜め読みすると負債総額が1兆円を超えたようだ。それによって東芝は半導体事業を売りに出すことでその負債を補うことにしたわけだが、その入札相手が韓国のSKハイニックス、 米国のウエスタン・デジタル、マイクロン・テクノロジの3社に絞られたという。

中国の清華紫光(清華ユニ)集団、台湾積体電路製造(TSMC)、ヘッジファンドのベインキャピタル、 シルバーレーク・パートナーズなども参加したようだが、技術流出を恐れて中国企業は閉め出された。残ったのは韓国のSKハイニックスか、米国のウエスタン・デジタル、マイクロン・テクノロジとなった。なんて言うのか。管理人はどちらにも売らないほうがいいとおもう。

特に東芝がこんなことになったのは米国の原発事業WHを買収したからだ。それなのに半導体事業をごっそり持って行かれて、この先、東芝はどうやって生きていくのか。韓国のSKハイニックスはサムスン電子が既に半導体事業で独占しているので、これ以上の韓国勢への支援はこの先もDRAM市場を韓国勢に支配される恐れがある。というより、海外勢に渡してもろくな結果にはならない。

日本勢でなんとかして欲しいというか、国はこういうときこそ支援するべきじゃないのか。このまま東芝の半導体技術をアメリカや韓国に渡せば、今後のDRAM市場で日本は厳しくなる。確かに2兆円とか大きいが、シャープの台湾勢の買収を見ている限りでは助けないと日本企業が買収されてからまともな運営になれば一気に飛躍してしまう。いや、そもそも東芝の半導体事業は普通に大幅黒字なんだが。

日本の銀行を集めて2兆円ほど出してもらえないか。難しいか。銀行を助けるのはシステミックリスクを回避というのが目的が大きい。確かに東芝が買収されても日経平均株価が1000円下がるとはない。でも、惜しいんだよな。ここで技術を売り渡せば何のために東芝が半導体事業をトップで進めてきたかは、意味がなくなってしまう。しかし、いくら日本人が東芝の数万円のDVDやらテレビを購入しても負債1兆円とかになればどうしようもないからな。助けて上げたいが一般市民ではどうしようもない領域だ。

でも、この数兆円の金額を動かせるのは総理大臣や財務大臣や経済担当大臣といった閣僚クラスだよな・・・。麻生さん、無理ですか。東芝の技術が米国か、韓国に行ってしまうのだが。でも、ここで助けたら政府への批判も来るだろうしな。助けるか。助けないか。どちらが果たして日本の国益なんだろうか。

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韓国経済、SKハイニックス 東芝の半導体事業入札に参加

日本最大の半導体企業である東芝の半導体メモリー事業買収競争は事実上、韓国のSKハイニックス、米国のウエスタン・デジタル、マイクロン・テクノロジーという3社に絞られた。

半導体業界と海外の報道によると、29日正午に締め切られた売却入札には、3社のほか、
中国の清華紫光(清華ユニ)集団、台湾積体電路製造(TSMC)、ヘッジファンドのベインキャピタル、シルバーレーク・パートナーズなど計10社余りが参加したことが分かった。SKハイニックスは日本の財務的投資者と共同で出資方式で入札に参加したとされる。

東芝は原子力発電所事業による巨額の損失を埋めるため、半導体事業部を分社後、株式の50%以上に経営権プレミアムを上乗せして売却する計画だ。買収価格は最大2兆円に達するとみられる。東芝は入札提案を検討した上で、2-3社を対象に本入札を実施し、6月にも優先交渉対象者を選ぶ方針だ。

業界では買収競争がSKハイニックスと米国2社に絞られるとみている。清華紫光集団は28日、中国の国策銀行である国家開発銀行(CDB)などから1500億元(約2兆4200億円)を調達し東芝買収に強い意欲を見せているが、日本政府は技術流出を懸念し、中国系企業を売却先から排除する方針を立てているとされる。

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/30/2017033000635.html)

韓国経済、SKハイニックス 東芝の半導体事業入札に参加」への4件のフィードバック

  1. 政府が、日米連合で買い取るとか言い始めて、
    すごく変ですよね。
    日本では官僚機構がアメリカに懐柔されていて、
    法案自体すでに売国プログラムされていますし、
    売国政策が、本国会でもヒタヒタと水面下で成立!
    国民の暮らしを本気で守る政治は、どうすれば可能なのか?
    韓国以上に危機的な岐路に、今日本は立っていると感じます。

  2. DRAMの製造業社はすべて消えた。今度はフラッシュメモリー大手の東芝が同部門を売却する。残念だが致し方ない。日本には強い分野が山ほどある。たとえ資本を得て技術を取得しても好調持続はしばらくだ。技術は日進月歩で進化する。自らで技術開発できない企業体はいずれ衰退するだけだ。ほっとけばいい。現時点で原発部門のWH(米国に騙されて取得した)を破綻させてでも損失の確定をしたいのだろうから、結果、損失を補てんする部門は現実的に半導体部門しかなかろう。成り行きとしては自然だ。これでいいのだ!中国企業でも韓国企業でもいいから引き取ればいいではないか。我々はもっと長期的にかつ戦略的に物事を考えるべきだ。

  3. JALとは違って軍事転用される部門であるのだから、
    一刻の国営化しかないだろう?
    半導体部門だけ国営化し、京セラの元会長だかキャノンの元社長だかに
    運営させて、優遇させるしかないだろうな。

    良くも悪くもJALの前例を使うしかない。

  4. 東芝は倒産・解体が最良の策でしょう。ここで姑息な処置をしても問題を先延ばししただけです。半導体部門も生き延びることになると、外資で力を付けて日本に襲い掛かってくることは必至です。
    東芝に限らず、大きくなり過ぎた日本企業は経営難に陥っている所が少なくない。日本人は経営センスがないのであるから、日本の製造業は小回りの利く中企業の集団とした方が良いのではないでしょうか。日本の大企業の倒産は今後も続くでしょう。

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