韓国経済、韓銀総裁「北朝鮮のリスクで通貨政策の算法複雑化」

韓国経済、韓銀総裁「北朝鮮のリスクで通貨政策の算法複雑化」

記事要約:韓銀総裁が「北朝鮮のリスクで通貨政策の算法複雑化」だと述べている。用は計算が難しいということだが、米国のFRBがいつ利上げするかという問題が韓国にとっては死活問題になっている。利上げするタイミングとしては12月というのが今のところの市場予想なのだが、管理人も12月だと考えている。

では、韓国が利上げに踏み切るかというとこれも難しい。今の韓国経済はサムスン電子の株価が高いだけで他はそこまで大きく上昇していない。KOSPIは2400あるにせよ、その上昇値のほとんどはサムスン電子のおかげといっていい。でも、逆から述べればサムスン電子が大きく下落しない限り、KOSPIは高い数値を維持できるということ。だから、FRBが利上げに踏み切っても大暴落とはいかないだろう。

>この質問に韓国銀行の李柱烈総裁は「市場の予想に大概当たる」とし「FRBの12月利上げと資産縮小計画は全般的な市場の予想」と答えた。また、「利上げが若干遅れるだろうという期待があったが、国内金融市場に大きい影響はないだろう」と話した。

北朝鮮リスクは重要だが、最近の市場は慣れ始めているところがある。日経平均株価が2万円を回復したところを見れば、ここからさらに選挙モードで日経平均株価が上がるのではないかと。今日も20400円まで上昇している。つまり、今は日本の景気はどんどん上向きモードになっているわけだ。世界的にもそうだが、この流れは北朝鮮リスクがある程度、考慮するにせよ、一気にさがることもないと。なら、韓国の株価もそれにならう可能性が高い。

管理人は韓国経済を見る上で株価というものを非常に重要視する。韓国経済が好調か、不調かのラインはKOSPI2000維持できるかどうかと指摘したわけだが、その基準からしても、2400というのはとても高い。サムスン電子のおかげであっても、好調に見られるKOSPIがそれによって別の銘柄が投資家に買われることだってある。9月に入ってからの韓国市場の動きを見て欲しい。

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 外国人(ウォン)

04日 2329.65 1133.00 650.89 66億
05日 2326.62 1131.00 648.75 -2106億
06日 2319.82 1135.40 652.69 -3269億
07日 2346.19 1129.40 658.48 707億←サムスン電子240万6000ウォン…2.38%↑
08日 2343.72 1127.50 654.29 145億←サムスン電子245万4000ウォン…2.00%

11日 2358.31 1130.80 655.28 -1361億
12日 2365.47 1128.50 660.05 -1824億
13日 2360.18 1128.50 659.09 -299億
14日 2377.66 1132.60 665.41 -2025億
15日 2386.07 1131.70 671.30 -889億←北朝鮮ミサイル発射

18日 2418.21 1126.60 675.87 2145億←)サムスン電子262万4000ウォン…4.13%
19日 2416.05 1131.30 674.48 -1436億
20日 2412.20 1128.30 668.05 -1880億
21日 2406.50 1132.70 661.11 -1880億
22日 2382.53 1136.70 647.58 307億←サムスン電子265万ウォン…0.38%↑

3週間でサムスン電子の株価が265万まで上昇している。

もはや、サムスン電子の株価の影響力が強すぎるのだ。これがFRBの利上げで暴落するなんてことはまず考えられない。つまり、サムスン電子のDRAMや有機EL事業などが好調であり続ける限りは、KOSPIも高い株価を維持できるというわけだ。もっともそれを可能にしているのもウォンの安定である。

明らかに為替操作していると思われる。輸出に理想の数値で1100~1150をずっと推移し続けているわけである。これを一種のファンダメンタルズ(国際経済を安定させるための基礎的条件)というなら、韓国経済は実に「好調」といえるだろう。

皮肉なことにサムスン電子が大きくなればなるほど韓国経済は安定し、格差社会が広がるという現象がいつのまにか起きている。これが韓国経済の近年で生まれた新しい動きである。管理人は一企業が韓国経済という大きな枠組みを支えられるかという重要な「試金石」になるのではないかと。もう、国より企業が強い方が経済が安定するというのは実に未来型ではないだろうか。韓国は先進国より、未来を歩んでいるという。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、韓銀総裁「北朝鮮のリスクで通貨政策の算法複雑化」

韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が今後の韓国通貨政策に北朝鮮リスクが重要だと強調した。

李総裁は21日午前、韓国銀行の出勤途中に記者会見を開き、質問に答えた。記者たちは米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)会議直後、資産縮小計画を発表してことしにも追加的な利上げの可能性を示唆したことに対して質問した。

この質問に韓国銀行の李柱烈総裁は「市場の予想に大概当たる」とし「FRBの12月利上げと資産縮小計画は全般的な市場の予想」と答えた。また、「利上げが若干遅れるだろうという期待があったが、国内金融市場に大きい影響はないだろう」と話した。

李総裁は韓国と米国の金利逆転を懸念する声に対して、「内外金利の差が広がれば、通貨政策に影響を与えるため、一つの考慮要因はなるが金利の差だけが要因ではない」として「韓国内景気と物価の流れが重要で、北朝鮮のリスクもあり、その算法は複雑になるだろう」としながら北朝鮮リスクの重要性を強調した。

(http://japanese.joins.com/article/672/233672.html?servcode=300&sectcode=300)

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