韓国経済、〔韓中通貨スワップ協定〕先行き危ぶまれた中韓通貨スワップ協定延長、THAAD配備で冷え込んだ両国の関係改善に期待も

韓国経済、〔韓中通貨スワップ協定〕先行き危ぶまれた中韓通貨スワップ協定延長、THAAD配備で冷え込んだ両国の関係改善に期待も

記事要約:韓中通貨スワップ協定は10月10日に満期を迎えた。そして、10月13日に延長というのが韓国メディアが報じているわけだが、数日経過しても、中国の銀行、中国メディアからの発表がない。驚くべきほどの沈黙を保っている。560億ドル規模のお金が動くことなので決して、取り上げないほどの小さなニュースとは考えられない。

管理人は数日経過すれば出てくると思ったのだが、出てくるのは韓国メディアの報道だけ。それを引用したロイターなどの記事はあるのだが、誰も確認が取れてないんだよな。なので、とりあえず、中国側の発表がないので管理人は、本当に延長されたのかについてはまだ保留でいいと考えている。これについては数日前と同じだ。

しかし、ひたすら韓国メディアだけ韓中通貨スワップ協定のことを報じるのは不自然なのだ。だとしたら、どうして中国側の発表しないのかだが、とりあえず、18日以降の党大会が終わってからの発表というのが韓国メディアにいくつかあった。なら、18日以降なら真相がわかるのか。これについても微妙だ。管理人は韓国が中国が裏で何かしらの「取引」をして、それを韓国側が実現すれば韓中通貨スワップ協定を発表するのではないかと睨んでいる。

考えられるのは韓国が受けている中国からの経済報復措置。これをWTO提訴を突然、取りやめたわけだが、これも条件ではないのか。他にも有事作戦統制権を米国から返還。THAADの軍事的な情報。AIIBに出資などもあるかもしれない。しかも、これが1個とは限らない。今あげた条件が全てできたら、公開するなどの密約かもしれない。それ以外に公表しない理由がないんだよな。つまり、これが本当なら韓国は宗主国に逆らえないことになる。

これを見極めるのは今後の韓国政府に置ける中国への対応だ。急に中国に対して円くなればそういうことになる。なので判断はまだ保留だ。韓国メディア側だけではだめ。中国側の発表を待ちたい。

>2017年10月14日、金融危機時に通貨を融通し合う中国と韓国の通貨交換(スワップ)協定が13日、延長された。両国のスワップは10日に満期を迎え、在韓米軍への高高度迎撃ミサイル(THAAD)配備に中国が強く反発していたことから、先行きが危ぶまれていた。韓国内では冷え込んでいる両国の関係改善にも期待が集まっている。

だいたいレコードチャイナは中国のサイトだろう。どうして裏取りしないんだ。

>聯合ニュースなどによると、契約期間(3年)と融通枠(560億ドル、約6兆3000億円)は従来と同じ。人民元ベースでは約3600億元となる。韓国の金東ヨン副首相兼企画財政部長は「11日に発効し、形式的には新規だが、延長と変わらない」と説明している。

意図的に裏取りしないとしか思えないんだよな。普通、自社で中国側を取材するはず。それを出さないんだよな。まあ、それは良いとして韓中通貨スワップ協定の延長で関係が改善するというのはよくわからない。

韓国経済危機の軌跡(過去のメルマガ無料公開(1回~240回)

人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする。

〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、〔韓中通貨スワップ協定〕先行き危ぶまれた中韓通貨スワップ協定延長、THAAD配備で冷え込んだ両国の関係改善に期待も

2017年10月14日、金融危機時に通貨を融通し合う中国と韓国の通貨交換(スワップ)協定が13日、延長された。両国のスワップは10日に満期を迎え、在韓米軍への高高度迎撃ミサイル(THAAD)配備に中国が強く反発していたことから、先行きが危ぶまれていた。韓国内では冷え込んでいる両国の関係改善にも期待が集まっている。

聯合ニュースなどによると、契約期間(3年)と融通枠(560億ドル、約6兆3000億円)は従来と同じ。人民元ベースでは約3600億元となる。韓国の金東ヨン副首相兼企画財政部長は「11日に発効し、形式的には新規だが、延長と変わらない」と説明している。

韓国が働きかけていた延長が実現した背景について、中央日報は「中国としては対外的にTHAAD反対の立場を維持しつつも、ひとまず協力するべきところでは協力しようというようなツートラックアプローチの可能性が高い」との外交消息筋の見方を紹介。

「人民元の国際化を推進する中国の立場でも、香港(4000億元)に続いて2番目に規模が大きい韓中通貨スワップを維持し、人民元の地位の強化に拍車を掛けることになった」ともみている。

中国との通貨スワップ延長を受け、韓国内ではぎくしゃくした両国関係の突破口になるのではないかとの関心が集中。外交部関係者は「通貨スワップ延長一つで、非常に画期的な局面転換まで期待するのは厳しい」としながらも、「少なくとも中国の立場では事態をこれ以上悪化させないというメッセージを与えることができる」と評価した。

国際社会の非難をよそに核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮への対応でも中国の協力が欠かせないためだ。

韓国の外貨準備高は8月末時点で3848億ドルと世界9番目の規模。中国が3兆915億ドルで最も多く、日本(1兆2680億ドル)、スイス(7917億ドル)、サウジアラビア(4876億ドル)、台湾(4464億ドル)、ロシア(4240億ドル)、香港(4138億ドル)、インド(3978億ドル)に続いている。

中央日報は1997年のアジア通貨危機などを例に「外貨準備高がいくら多くても危機勃発時に外国為替が引き潮のように抜け出しかねない」と警告。「韓中通貨スワップの延長で為替安全網の柱の一つは維持することになった。それでも基軸通貨スワップで確実な安全網を構築する必要性は依然として残っている」として、日本や米国との協定締結を提言している。

しかし、日本との通貨スワップは15年に切れたまま。 昨年8月に交渉が再開されたが、今年1月に慰安婦像問題で日本が交渉中断を宣言している。韓国政府もあえて自分から通貨スワップ締結を「物乞い」したりはしないという立場だ。米国との協定も10年に終了。韓国は締結を望んでいるものの、米韓自由貿易協定(FTA)再協議も絡んで実現は困難な状況になっている。(編集/日向)

(https://news.nifty.com/article/world/china/12181-193590/)

韓国経済、〔韓中通貨スワップ協定〕先行き危ぶまれた中韓通貨スワップ協定延長、THAAD配備で冷え込んだ両国の関係改善に期待も」への6件のフィードバック

  1. 中国側の発表が無いのは確かに不自然です。19全でそれどころでは無いだけかも知れませんが。

    実際の所、韓国から見て大きな譲歩をしてまで維持しなければならなかった通貨スワップでしょうか。大きな譲歩をしたのであれば、韓国政府の真意はどこにあるのでしょう。中国の持つ米ドルと韓国ウォンのスワップというなら、まだしもですが。

    管理人様の仰るとおり、WTOへの提訴取り止めや戦時作戦統帥権返還の話など、確かに中国に阿っているような発言が続きました。もし通貨スワップを餌に米韓同盟を破棄出来れば、中国は大きなポイントを挙げたと言えるでしょう。米国は北爆後の半島問題を協議する上で、中国と取引出来る大事なコマを1つ失うことになります。ただ、中国にとっての北朝鮮の存在感が低下することにもなるので、北の核問題に対する中国の姿勢が変わる可能性はあります。

    もし、大きな譲歩があったとすれば、文大統領が、利上げや為替操作国指定、或いは米韓FTA交渉、といった米国からの圧力に嫌気が差し、冊封体制に戻ることで、北爆時に中立宣言を出せるようにし、自身と盟友盧武鉉元大統領の悲願である半島統一を目指す決意を固めたのかもしれません。

  2. 中国経済:生産性停滞、CPI上昇、外国為替市場では元安へ、元が購買力を喪失し、国際競争力はダウン中。中長期仮説として、生産性上昇率<賃金上昇率<物価上昇率(反比例で元下落率幅)結果、元安を伴いつつ対外債務増加の基調、ここにきて政権は元安阻止も視野に外貨流失を規制。さらに新たな外貨確保策(又は流失防止)が極めて必要。もうお判りでしょうね。中国経済は不動産バブル崩壊を含めて崩壊途上にあるでしょう。中韓スワップは韓国よりも現時点では実は中国のほうにニーズがあるのでしょう。でも韓国も資金確保では厳しいので弱者連合のスワップは成り立ちそうです。ですが中国からの視点ではたぶん現行の中韓スワップでは規模が小さすぎるかも?だから対韓スワップは政治利用なのか?・・・かの国は経済情報について正確に開示もしないのでこれらは憶測です。

  3.  通貨スワップなんて普段から利用するものではないのだから、黙っていればバレない的な感じで、本当は失効しているけど、韓国側が延長したと言い張っているだけという可能性はないですかねぇ?
    なにしろ「Only in Korea」で有名な韓国ですから、常識で考えて、そんな事は有り得ないと、鼻で笑ってしまう様な斜め上が実際に起こり得る。

    ①通貨スワップ延長の条件としてサード撤去を突きつけられる

    ②アメリカの手前、その条件は飲めないので交渉を続けるが一向にまとまらず

    ③中国側には「失効」とも「延長」とも、一切発表せずに黙っているように要請

    ④事実上の延長ニダ(嘘) ←今ここ

  4. 中韓通貨スワップ延長で日韓スワップ再開に注目集まる、韓国政府内では「積極的に動くべき」の声も=韓国ネットは否定的「後悔するのは日本」
    http://www.recordchina.co.jp/b193911-s0-c10.html
    > 元企画財政部次官のチュ・ギョンホ「自由韓国党」議員は「外交的な面で韓米はもちろん、韓日通貨スワップ再開の必要性は今も高い」と述べた。外交部でも「経済的実利のため、日本との通貨スワップ再開のため積極的に動くべき」と求める意見が出ている。米国を訪問中のキム・ドンヨン副首相兼企画財政部長官も13日、日米との通貨スワップについて「米国でも日本でもチャンスがあれば締結する」との考えを明らかにした。
    > この報道に、韓国のネットユーザーからは「後悔するのは日本の方。放っておけばいいよ」「必要な時に助けてくれないのに、なぜ日本と締結を?」「日本と通貨スワップを締結するには慰安婦問題で低姿勢を取る必要がある。それを望む国民はいない」など日本との通貨スワップ交渉の再開に否定的なコメントが多く寄せられている。

    見た瞬間目を疑いました。
    しかし、自分の都合だけをこれだけ主張出来るというのは、ある程度日本人も見習うべきかも知れません。
    ネットで(相当嘘が混じっているとは言え)否定的なのが、せめてもの救いでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です