韓国経済、米商務省、韓国製線材に暫定反ダンピング関税

韓国経済、米商務省、韓国製線材に暫定反ダンピング関税

記事要約:米商務省が韓国製線材に暫定反ダンピング関税を決めた。線材というのは銅線や鉄線の材料となるもので、これを加工してネジ、針金、釘などを生産する。要するに基礎の材料である。ファクトリオで遊んでいるとこういう材料も気になるんだよな。

まあ、それは置いといて、鉄鋼大手ポスコなど韓国の炭素鋼、合金鋼による線材メーカーなどに課せられた反ダンピング関税は10.09%。今のところ、それほど大きくない。関税率は米鉄鋼業界が求めた33.96-43.25%ほど求めたそうだが、かなり温情である。でも、まだ仮の調査なのでここからさらに税率が増加することはあるだろう。最終決定は来年の1月ということでまだ3ヶ月ほどある。来年のニュースとして頭の片隅にでも止めておいてほしい。

10%ぐらいならそこまで大きな影響はない。今、ポスコもわりと好調のようだしな。一時は中国の鉄鋼の過剰供給でつぶれかけていたのに。

>米商務省は今年4月18日、韓国など10カ国が輸出する線材に対する反ダンピング調査を開始した。これはトランプ政権発足後、韓国の輸出品に対する初のダンピング調査事例だった。

既に中国の属国化を宣言した韓国がこれから米国から厳しい調査を受けることになるわけだが、でも、蝙蝠外交をそろそろ止めたのは悪くない決断ではある。韓国経済が今後、生き残るためには中国は必須。アメリカの同盟関係よりも優先度は高いだろう。たぶん。

例の韓中関係の改善のための3原則をもう一度張っておく。これが今後の韓中関係で非常に重要なことになると思われる。

■韓中関係の改善のための3原則

1.韓国は米国のミサイル防衛(MD)システムに参加しない

2.THAAD追加配備を検討しない

3.韓日米安保協力は軍事同盟に発展しない

これの見解が朝鮮日報で長文で書かれているのだが、どう見ても圧倒的に中国側が有利である。しかも、中国側がいつでも経済報復措置を発動させることができる。もう、どう見ても圧倒的な譲歩。韓国は中国に何一つTHAAD配備に対することで賠償や謝罪すらさせていない。韓中通貨スワップ協定の延長も中国側から発表はされてない。どれもこれも全て人質として交渉カードとして中国側に置いてあるままである。

ロッテは何のためにやられたのか。現代自動車の中国生産はそのままなのか。とまあ、THAAD配備で被害を受けた企業は憤っていることだろう。しかも、それほど目に見える変化があるかもよくわからない。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、米商務省、韓国製線材に暫定反ダンピング関税

米商務省は25日、鉄鋼大手ポスコなど韓国の炭素鋼、合金鋼による線材メーカーに10.09%の反ダンピング関税を暫定的に課すと発表した。関税率は米鉄鋼業界が求めた33.96-43.25%を下回る水準だ。

線材はボルト、ナット、ベアリングなどを生産するのに使われる鉄鋼製品。

米商務省は今年4月18日、韓国など10カ国が輸出する線材に対する反ダンピング調査を開始した。これはトランプ政権発足後、韓国の輸出品に対する初のダンピング調査事例だった。

米商務省はさらに調査を進め、来年1月に最終決定を公表する予定だ。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/27/2017102700636.html)

韓国経済、米商務省、韓国製線材に暫定反ダンピング関税」への2件のフィードバック

  1. 必ず反ダンピング関税は課す、どの程度にするかは韓国次第、ということですね。
    米国も中国同様、蝙蝠外交は許さない、ということなのでしょう。

  2. 何だろうな~、俺は武器を100%自国生産の様にしか見えなくてなー、
    鉄は銃身、合金は薬莢、ま~経済は俺には 分からんからなー。。。

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