韓国経済、韓国株価、米株価ショック再発でまた年内最安値

韓国経済、韓国株価、米株価ショック再発でまた年内最安値

記事要約:最近、韓国の株価がどんどん下落していることは昨日、中国市場を見たときに触れた。とりあえず、もう一度チャートを張っておこうか。

19日に最安値2117まで落ちたわけだが、少し盛りかえして2156.26となった。さて、今回はもう少し長期的な視点でみたいと思う。

これは5年ほどのKOPSIの動き。韓国経済におけるKOSPIで重要な視点は2000という数値である。だから、これを改良するとこうなる。

これは単純にKOSPI2000辺りに青い線を引いたチャートだが、韓国経済の株価が不調かどうかはこの一線ですべてが決まる。5年前でみると世界経済の不調と造船不況で苦しんだ2016年は2000以下だったわけだ。

それから世界的な半導体需要によってサムスン電子の株価が2倍にまで上昇したのが2017年。これを見るとわかるように2017年の株価は高かったわけだ。そして、2018年にもなって株価は割と高いままであったので、管理人はまだそこまで慌てる段階ではないと述べて来た。つまり、2017年、2018年の韓国経済は韓国市場でKOSPI2000を超えてるので「好調」とすらいえたわけだ。

だが、そのKOSPIが2117まで下がったということは残り100ちょっとでその2000の分かれ目まで落ちることになる。今まで高い数値を維持してきたのにどうしてここまで下がってきたかだ。しかも、今年に入って一気に落ちた。

これは二つほど大きな要因がある。前者は米中貿易戦争による中国市場の下落。後者はサムスン電子に隠れている韓国企業の不調である。そして、前者は既に昨日、取り上げた。

https://kankokukeizai.kill.jp/wordpress/2018/10/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E9%9A%9B%E7%AB%8B%E3%81%A4%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%A0%AA%E5%AE%89%E3%80%81%E5%B9%B4%E5%88%9D%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%93%E5%85%86/

これを参考にしてもらえばいい。それで、今回は後者だ。管理人は2017年、2018年の株価は高すぎると述べて来た。なぜなら、韓国の輸出で利益を上げているのは半導体と化粧品関連しかなかったからだ。韓国の主力であった造船、鉄鋼、自動車、家電などの業績は悪化。特に自動車の低迷は韓国GMの韓国撤退危機、現代自動車などの海外不振で世界第8位の生産台数にまで落ち込んだ。なのに、まだ株価は2000を維持している。だが、これはサムスン電子に支えられているに過ぎない。現代自動車の株価を見ればすぐにわかる。

これが5年間の現代自動車の株価である。御覧のあり様である。2014年は25万ほどあった株価が今は115500である。つまり、ピーク時の半分以下なのだ。株価で60%以上も下がっている。しかも、これが韓国で2番目に大きい企業である。そして、これが韓国経済の実態なのだ。だから、サムスン電子の半導体に何らかの問題が発生すると、KOSPIは一気に下がる。

今年は半導体需要は続いているので、見どころは来年というところだ。おそらく2000を割るのではないかと管理人は予想している。ぶっちゃければ半導体や化粧品以外はほぼ全滅。KOSPIはそれをそのうち反映するようになると。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、韓国株価、米株価ショック再発でまた年内最安値

KOSPI(韓国総合株価指数)がまた今年の最安値を更新した。19日のKOSPIは前日終値比18.25ポイント(0.85%)下落した2130.06で始まった。取引が始まると落ち幅はさらに拡大し、この日午前中には一時2117.62まで値下がりした。11日(現地時間)の米株式市場「ブラックウェンズデー」の余波で韓国の株価が急落した12日の年内最安値(2129.13)を下回った。

18日のニューヨーク株式市場が一斉に下落し、その衝撃が韓国株式市場にまで影響を及ぼした。この日、ダウ平均は1.27%、NASDAQ総合指数は2.06%、S&P500は1.44%下落した。

韓国投資証券のペク・チャンギュ研究員は「主要(米国)企業の7-9月期の実績発表が続く中、ユーティリティ、不動産を除いた全業種の下落でS&P500とNASDAQが値下がりした」とし「ハイテク株に対する過大評価が懸念されて変動性を拡大し、アップル、アルファベット、フェイスブックなどの株価が2%下落した」と伝えた。

キウム証券のソ・サンヨン研究員は「米株式市場は米国債利回り、企業実績低下の可能性のほか、イタリア、ブレグジット(英国のEU離脱)、サウジアラビア、中国景気失速などリスク要因に敏感な反応を見せて下落した」とし「最近取り上げられてきたリスク要因が一斉に浮き彫りになり、危険資産回避現象が表れた」と分析した。

ニューヨーク株式市場発のリスクが再発し、韓国を含むアジア株式市場が同時に下落している。この日午前、中国の上海総合指数と香港ハンセン指数、日経平均、台湾加権指数はすべて前日比1%ほど値下がりしている。

NH先物のキム・ヒョンジン研究員は「米国債10年物の利回りは、FRB(米連邦準備制度理事会)が緊縮の意志を再確認し、米経済指標も好調を示したことで、また上がり始めた」とし「中国の経済に対する不確実性が拡大する中での指標不振は経済鈍化に対する懸念をさらに強めている」と明らかにした。

世界株式市場を冷え込ませた米利上げ、中国景気失速懸念は依然としてリスク要因だ。18日に中国上海指数が2.94%下落し、4年ぶりの安値水準となる2400台になったことも、この日のKOSPI下落の原因となった。

ユアンタ証券のチョ・ビョンヒョン研究員は「前日に中国株式市場がまた急落し、韓国株式市場にもマイナスの影響を及ぼした」とし「米中貿易紛争の長期化、これによる負担、為替レートの不確実性などが株式市場の下落圧力として作用した」と診断した。また「韓国と中国の同調化も強まっている状況」とし「(韓国の株価が)安いという点に傍点を置くより、イシューと経済指標を確認しながら保守的に対応する必要がある」と助言した。

(https://japanese.joins.com/article/258/246258.html?servcode=300&sectcode=310)

韓国経済、韓国株価、米株価ショック再発でまた年内最安値」への3件のフィードバック

  1. 韓国総合株価指数 下値の抵抗ラインが2015年 4/1 2127.17 これを切ると2000まで一直線
    完全に3段下げパターンに入りましたね。文さん 国内経済政策をほったらかしにして欧州を
    外遊している場合ではないでしょ 本当のバカですね!だけど黒電話頭シロ豚君の首席報道官
    の面目は保てた見たいですね

  2. ボーダーは証券外務員を経て研究員に採用された経歴が有ります(研究員は1年だけ ^^ )
    情報から現状を把握して、問題点を把握(重要)し、課題を抽出したり仮説を設定して問題の解決に向かう資料などを
    会社や顧客に提供していた。
    コンサルタントやファンドマネージャーも似た様な業務をしているが、研究員は楽観的な資料や嘘・捏造は行わない。

    韓国の証券会社の研究員は、今時誰でも知っている経済情報をグダグダ書いているだけでお気楽な人種ですが、学歴だ
    けは高いし高給取りだしバカなんだろうとも思う。
    バカな政治家とバカなメディアしかいない国に、優れた研究員がいる筈がない。
    ユアンタ証券のチョ・ビョンヒョン研究員は「・・・保守的に対応する必要がある」 何の事だ?
    ビョンビョン!韓国株など売りしか無かろうがぁ、箪笥に仕舞って持ち続けろと言いたのか? 投売が始まるんだ。

  3. 徴用工問題で、政府間協議の停止と駐韓大使帰国になりみたい!?
    日本企業の撤退は勿論だけど、資本も撤退する可能性は大きいかと思います。
    確か年金機構が韓国輸出入銀行だったかに投資してたり、他にもあるだろうし。
    韓国GMも撤退準備か生産とそれ以外を2社に分離を産業銀行(第二株主)排除して決めた。
    日米が企業・資本とも撤退したら、今でもリーマンショック時と大差ない経済状態なのにどうなるかヤバイですね。

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