韓国経済、国際原油価格が右肩上がり…韓国物価、2カ月連続で2%台上昇

韓国経済、国際原油価格が右肩上がり…韓国物価、2カ月連続で2%台上昇

記事要約:韓国の取り巻く環境は内外と共に厳しいとしか言えないのだが、その中で庶民の生活に直結するのが韓国の物価である。どうやら11月の消費者物価指数が前年同月比で2%上昇し、特に生活必需品の物価上昇が続いているようだ。

日本はデフレに悩まされているわけだが、韓国はインフレということになる。確かに経済的に物価が上がるのは悪くないのだが、韓国の場合はインフレというより、スタグフレーションの兆候が強い。とまあ、このように書くわけだが、インフレやデフレはなんとなくわかると思うが、初心者さんも増えているので簡単に解説しておく。

インフレとはインフレーションで略語であり、物価水準が継続して上昇することをいう。反対に物価水準が継続して下がることをデフレーションという。これだけで経済用語が難しいと思う人はいるとおもうのだが、簡単に述べると、物の値段が上がればインフレ。物の値段が下がればデフレだと思えばいい。ただ、これは相対的にものなので、1年前に出たテレビが安くなったからデフレだという話ではない。あくまでも一商品だけの基準でないことに留意したい。

だいたいこういうのは色々な指数で出てくる。今回は消費者物価指数と生活物価指数というのが記事に登場している。消費者物価指数は非常に代表的な指数なので聞いたことはあると思う。消費者物価指数(CPI)とは消費者が購入する商品・サービスの価格変動を示す指数のこと。

それで、生活物価指数とは消費者物価指数の食料と食品以外に分けたものだと考えられる。考えられるというのは日本では生活物価指数なんていう言葉を扱ってないからだ。基本は消費者物価指数なので。

後、もう一つ重要なのが生産者物価指数(PPI)というのがある。これは国内の生産者の卸売の物価指数のこと。生産者が出荷した商品や原材料などの価格変動を見るために用いられる。これは、各国のインフレ動向を測るために毎月発表される。特に米の労働省が発表する生産者物価指数は常に重要な指標とされている。消費者物価指数とセットで覚えておいて欲しい。

さて、ここまでがインフレとデフレの一般的な確認方法である。インフレかデフレの傾向を知りたければその国の消費者物価指数と生産者物価指数を見ればいいわけだ。さて、ここまで解説してようやくスタグフレーションが理解できる。

スタグフレーションとは、景気の停滞にもかかわらず、一般物価水準が継続的に上昇している状態をいう。つまり、物価水準でいうとインフレ傾向が続いてるのが特徴だ。ところが、景気が停滞しているのでこの現象は好ましくない。なぜなら、賃金の上昇が見込めないためだ。簡単に言えば、物の値段が上がっても、同じ給料だと、今まで買えた分が、買えなくなってしまう。これが韓国で起きている。韓国の場合はもっと悲惨だ。

物の値段は最低賃金の引き上げによって、労働者の賃金を増やすので、その分、利益が減るのを防ぐために商品価格に上乗せされる。しかも、来年はさらに10%、最低賃金が上がって840円だったかな。だから、まだまだ物価の上昇は避けられないわけだ。賃金上昇で経営が成り立たない自営業は廃止に追い込まれる。すると、失業者が増えるわけだから、ますます物の値段が上がってしまう。

これは需要と供給の話だ。物の値段というのはその商品の価値を表す。大量に安くで造れるものほど価格は低く設定できるわけだ。しかし、そのものが減っていくと価格は上昇する。食料品価格の大半はこれだ。豪雨や日照りなどで作物が育たない場合はその価格が急騰してしまうわけだ。

何か酷いことが連鎖的に重なると思ったかも知れないが、経済というのは一度、悪循環になってしまうとそれがずっと続いてしまうことが多い。

それを抜け出すには雇用を増やさないと行けないわけだが、雇用を増やすには仕事を増やさないといけない。仕事を増やすには雇う人間を増やす必要があると。雇う人間を増やすには物を買ってくれる消費者を増やさないと行けない。物を買ってくれる消費者を増やすには消費者の給料をあげないといけない。消費者の給料を上げるなら、雇用者の売上を増やす必要があると。雇用者の売上を増やすには景気を良くしないといけない。

とまあ、このようにぐるぐる回る。これを循環という。韓国の状態を一言で表せば、この悪循環に自ら「ダイブ」したと。崖からダイブした。しかも、地上にはクッションすら置いてなく、コンクリートに激突したと。あら?最後の3行で上手くまとまった。今までの長い説明は何だったのか。

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韓国経済、国際原油価格が右肩上がり…韓国物価、2カ月連続で2%台上昇

11月の消費者物価指数が前年同月より2%上昇し、生活必需品の物価上昇が続いた。2カ月連続で2%台の上昇率だ。

今年9~11月は猛暑、世界石油価格の強勢、基底効果などの原因で1~8月より多少高い上昇率を続けているというのが企画財政部の分析だ。

具体的に都市ガスは前年同期に比べて3.5%、上水道料金は1.2%上がった。サービス項目では共同住宅管理費が4%、構内食堂食事費は3.3%上がり、価格上昇幅を拡大した。この他に家政婦の雇用費用(11.4%)、国際航空料金(7.3%)、下水道料金(7%)、旅行費(5.6%)、外来診療費(2.5%)が大きく上昇した。

生活物価指数は前年同月に比べて2.1%上昇した。食品は3.4%、食品以外は1.5%とそれぞれ上昇した。特に、果物・野菜、魚・貝類など新鮮食品指数が10.4%急騰した。この他にトマト(44.4%)、ベッド(14.3%)、靴(10.6%)、ジャンパー(3.9%)などの価格も上昇した。

(https://japanese.joins.com/article/801/247801.html?servcode=300&sectcode=300)

韓国経済、国際原油価格が右肩上がり…韓国物価、2カ月連続で2%台上昇」への2件のフィードバック

  1. 「ウォン」の実質的価値が誤魔化しきれなくなったのでしょうか? それならば、イラン原油との物々交換という選択肢は、無い知恵を絞った苦肉の策だったようにも思えます(笑)。

  2. スタグフレーションに陥っているのは極左の文さんのお陰^¥^もう一つの要因は韓国の労働組合「民主労総」
    賃上げ 賃上げとわめくたんなる暴力集団が暴れているので企業経営者は賃上げせざるを得ない それを製品に
    価額転嫁 非常に簡単 簡潔なお話し 循環経済を完全に断ち切った極左の文さん・労働組合 それに気づかな
    い韓国国民 それに今後 加わるのが日本との経済関係 徴用工判決で日本企業資本の韓国国内の大幅な投資減
    少とともに日本企業の韓国からの撤退 ダブルパンチ 新たに加わるのがソウルの優良不動産が去年の2倍まさし
    く異常 韓国株式の急落により不動産の大暴落 まるで数学の方程式のような韓国経済 非常にわかりやすい
    どんどん 導火線が短くなっているのを理解できない文政権と愚民たち・・・文さん あと3年あるんだよ! 

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