韓国経済、韓国民の経済苦痛最高…「引き締めても暮らし厳しい」

韓国経済、韓国民の経済苦痛最高…「引き締めても暮らし厳しい」

記事要約:今回の記事は韓国民の経済苦痛最高と、来年の韓国経済に待っているのがさらなる地獄という予測なわけだが、それよりも、気になるのは色々なインフレが出てきていること。管理人も知らなかったインフレもあるのでこの機会に学習しよう。今回、朝から経済用語がたくさん出てくるので大変だと思うので、飲み物でも用意しながら読んで頂きたい。

■様々なインフレ

需要牽引インフレ:景気過熱などから

費用上昇インフレ:賃金と原油価格上昇などから

証券市場の立場だと費用上昇より、需要牽引インフレが発生する時に株価が高く形成されるらしい。何か難しいことが書いてあるが、2つのインフレ用語を比べれば当たり前なんだよな。

費用上昇インフレが賃金と原油価格上昇などで起きたとしても、株価というのは賃金が上がったから上がるわけではない。むしろ、政府による一斉賃上げなどなら、企業の業績が悪化する怖れもあるので返って株価が下がることだってあるだろう。原油価格の高騰も同じだ。原材料費が高くなるので韓国のように原油や原材料輸入国だと株価に良い材料ともいえない。次はインフレの速度によるものを見ていこう。

■インフレの速度による経済用語

マイルドインフレ(クリッピングインフレ):上昇速度により物価が緩やかに上がる

ハイパーインフレ(ギャロッピングインフレ):物価が日々上昇する

これはインフレ速度による呼び方の違い。経済学である程度の緩やかなインフレが景気に良いと判断されるのはマイルドインフレの方と。逆にハイパーインフレになるとジンバブエやベネズエラのようになってしまうと。ここまでは管理人も知っていたのだが、次のインフレ用語は初耳だった。

■経済成長と関連させてインフレを分類する見方

スタグフレーション:景気低迷下で物価が上がる。

ゴルディロックス:高成長をしても物価は安定する。新経済局面とも

スタグフレーションについては以前にインフレーションと一緒に解説した。そして、ゴルディロックスという経済用語を初めてきいたわけだ。それでどんな由来からなのか調べてみた。中々、面白い。

>ゴルディロックスの原理は『三匹の熊』の童話の喩えを借りて名付けられたものである。 物語の中にゴルディロックスという名前の少女が登場し、三種のお粥を味見したところ、熱すぎるのも冷たすぎるのも嫌で、ちょうどよい温度のものを選ぶ。

三匹の熊という童話かららしい。ああ、そういえばきいたことあるな。彼女の名前はゴルディロックスだったのか。読んだ記憶はあるのだが、少女の名前までは覚えてない。しかし、確かにその通りだ。飲食をするときに熱くても食べにくいし、冷たくても食べにくい。スープやお味噌汁を飲むときはそう思う。

中々、雑学的な勉強になったが話を戻すと、スタグフレーションは最悪の状況。ゴルディロックスは最上の状況に現れると。代表的なのは1980年代始め、1990年代後半の米証券市場らしい。これについては知らないな。さて、実はまだまだインフレ用語が登場するのだ。時代にあわせて従来の予想では通じないインフレ用語も増えているらしい。

■ニューノーマル時代にインフレと関連した新たな用語

スクリューフレーション:米ヘッジファンド企業シーブリーズパートナーズのダグラス・カス代表が使った。絞るという意味の「スクリュー」と物価が上がる「インフレーション」の合成語だ。スクリューフレーションは似た意味を持つスタグフレーションとは区別される。説明が難しいのだが引用しておくと次のようになる。

>後者はマクロ経済次元で景気が低迷し物価が上がる現象だが、前者はミクロ的な次元で引き締めるほど日常生活が厳しくなる状況で体感物価が上がる現象をいう。証券市場はスクリューフレーションが現れればスタグフレーションよりさらに厳しい状況を迎える。

つまり、スタグフレーションは生活していて、物の値段が上がって、最近、景気が悪くなっているなという印象だが、スクリューフレーションの場合はもっと深刻で、給料上がらないのに、また食品価格が値上がりしている。こんなの生きていけるかというぐらいだろうか。用はスタグフレーションより酷くなれば、スクリューフレーションにレベルアップすると。

>来年最も懸念されるインフレを分類基準別に予測機関の見通し報告書を再解釈してみると、米国経済は「準スタグフレーション」の可能性を指摘した点が目に付く。深刻なスタグフレーションに苦しめられた1980年代初期よりは違うが成長率が潜在水準以下に落ち消費者物価はさらに上がるとみている。欧州と日本経済も同じだ。 

準スタフグレーションか。米国、欧州、日本も同じと。このサイトは韓国経済を主に扱うので基本的な別の国の話題は注目することがなければ斜め読みすればいいとおもうので、深くは突っ込まない。たまに日本経済の先行きについては述べるが、今の日本経済はまだデフレから抜け出せてはいないと思う。少なくとも、日本政府が述べるいざなぎ景気越えというのはあまり信用できない。では、新興国はどうなのか。

>他の新興国は上半期からスタグフレーションに苦しめられている。ベネズエラは今年マイナス20%近くまで成長率が急落、消費者物価上昇率は250万%に達し国民の20%が祖国を離れるほど最悪の経済破綻状況に陥っている。アルゼンチン、トルコ、パキスタンなど国際通貨基金(IMF)に救済金融を申請した国もスタグフレーションの兆しは明確だ。 

先ほど例に出したベネズエラが取り上げられている。ハイパーインフレ、スタグフレーションでベネズエラはジンバブエ化した。消費者物価上昇率が250万%ということは。ええと、1個100円で買えたリンゴが最近は2億5000万となりました。おそらく、経済を知らない人間からすれば「はぁ?」だろうな。でも、こういうことがベネズエラで実際に起きているわけだ。

さて、どうしてスクリューフレーションが出てきたのか。お待たせしました。来年にとある「国」がこのスクリューフレーションに陥る予測があるのだ。ええ?どこの国なんですか?もちろん、「韓国」である。やったね。韓国。スタグフレーションを超えるスクリューフレーションの名乗りあげるなんて、そこに憧れもしないし、痺れもしないが大いにリアル教科書として楽しませてもらう。

>注目すべきことは韓国が今年より来年にスクリューフレーションに陥る代表的な国と予想されているという点だ。家計負債は1500兆ウォン(約150兆円)を超え世界10大高リスク群に属して久しい。来年の成長率は2%台初めまで落ちるとみる機関が多い。だが韓国の国民が感じる体感物価は上昇し始めており、来年にはさらに上がると予想されている。 

ここまで頑張って読んできた読者様はきっとこう思っているだろう。この難解な経済用語だらけの文章を読ませてと…。でも、ここまで読んだらとっても楽しくなるんじゃないだろうか。きっと、もうスクリューフレーションについては忘れることはできないだろう。管理人も同じ気持ちだ。

そして、管理人が2020年の韓国経済破綻説を提唱する家計負債も1500兆ウォンをついに超えた。3部作映画で言えば、ついに第2部の終章まで来たといったところだ。いよいよ、2019年から第3部「韓国経済は2度目のIMFへ」の上映が始まる。粗筋を付けるこうなる。

2019年、韓国経済はスタグフレーションを超えて、「スクリューフレーション」へと進化する!さらに、ハイパーインフレでIMF行きというルートも見えてきた。最悪な絶望が襲いかかる韓国経済は一体どうなってしまうのか…。それに文在寅大統領はロウソクの炎に包まれてしまうのか。2019年公開!

>スクリューフレーションが恐ろしいのは韓国国民の悲惨指数(ミザリーインデックス、失業率+物価上昇率-成長率)が急激に高まるという点だ。「手元に入る所得が減り、引き締めても体感物価が上がり暮らしが通貨危機当時より厳しい」という叫びがあふれる可能性が大きい。各種忘年会で顔を合わせると同時に聞くことになるこうした哀訴を政策当局者は注目する必要がある。民生経済はここから出発しなければならない。

この前、ミザリーインデックスというのが出てきた。覚えているだろうか。これが高まると悲惨な状況になると。なんだ2019年に韓国経済破綻が可視化してきているではないか。管理人の予測では2020年であってほしいのに。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、韓国民の経済苦痛最高…「引き締めても暮らし厳しい」

2019年己亥年をわずか2週間後に控え世界の予測機関が出した見通し報告書を見るとインフレに割かれた部分が1980年代初め以降の35年あまりで最も多い点が目に付く。負債とともにインフレは10年間に金融を緩和し金融危機を克服した超金融緩和政策の代表的な後遺症に該当する。 

  世界の総負債は164兆ドル(約1京8589兆ウォン)に達する。世界の国民の総所得の225%で、金融危機発生直前に比べ12ポイント急増した。来年には世界景気10年好況局面が終了し所得まで増えなくなると予想されることから、「負債危機の年」になるとみる予測機関が多い。 

  インフレは多様に分類される。どこから提供されたかにより「需要牽引インフレ」と「費用上昇インフレ」に分かれる。主に前者は景気過熱、後者は賃金と原油価格上昇などから提供される。証券市場の立場では費用上昇より需要牽引インフレが発生する時に株価が高く形成されるのがこれまでの経験だ。 

  上昇速度により物価が緩やかに上がる「マイルドインフレ」と日々上昇する「ハイパーインフレ」に区分する。馬が歩く姿に例えて前者を「クリッピングインフレ」、後者を「ギャロッピングインフレ」と呼んだりもする。経済意欲を盛り上げるという視点から見ればマイルドあるいはクリッピングインフレは経済活動に役立ったりもする。 

  経済成長と関連させてインフレを分類する見方もある。景気低迷下で物価が上がる「スタグフレーション」、高成長をしても物価は安定する「ゴルディロックス」あるいは「新経済」局面だ。証券市場に適用する場合、前者が発生すれば最悪の状況、後者が発生すれば最上の状況が現れる。代表的な例で1980年代初め、1990年代後半の米国証券市場を挙げられる。 

  予測機関の指摘ではないが従来の理論が通じないニューノーマル時代にインフレと関連した新たな用語も次から次へと登場している。そのうちのひとつが米ヘッジファンド企業シーブリーズパートナーズのダグラス・カス代表が初めて使った「スクリューフレーション」だ。絞るという意味の「スクリュー」と物価が上がる「インフレーション」の合成語だ。スクリューフレーションは似た意味を持つスタグフレーションとは区別される。後者はマクロ経済次元で景気が低迷し物価が上がる現象だが、前者はミクロ的な次元で引き締めるほど日常生活が厳しくなる状況で体感物価が上がる現象をいう。証券市場はスクリューフレーションが現れればスタグフレーションよりさらに厳しい状況を迎える。 

  来年最も懸念されるインフレを分類基準別に予測機関の見通し報告書を再解釈してみると、米国経済は「準スタグフレーション」の可能性を指摘した点が目に付く。深刻なスタグフレーションに苦しめられた1980年代初期よりは違うが成長率が潜在水準以下に落ち消費者物価はさらに上がるとみている。欧州と日本経済も同じだ。 

  中国経済はスタグフレーションの可能性を開いている点が注目される。米国との通商摩擦負担と「3大グレーリノ(シャドーバンキング、高負債、不動産バブル)」問題で来年の成長率を6%台初めまで引き下げてみている。だが物価は流動性供給などを通じて今年推進した景気浮揚策にブラックスワン(豚コレラ拡散)まで重なり来年は意外に大きく上がると予想される。 

  他の新興国は上半期からスタグフレーションに苦しめられている。ベネズエラは今年マイナス20%近くまで成長率が急落、消費者物価上昇率は250万%に達し国民の20%が祖国を離れるほど最悪の経済破綻状況に陥っている。アルゼンチン、トルコ、パキスタンなど国際通貨基金(IMF)に救済金融を申請した国もスタグフレーションの兆しは明確だ。 

  注目すべきことは韓国が今年より来年にスクリューフレーションに陥る代表的な国と予想されているという点だ。家計負債は1500兆ウォン(約150兆円)を超え世界10大高リスク群に属して久しい。来年の成長率は2%台初めまで落ちるとみる機関が多い。だが韓国の国民が感じる体感物価は上昇し始めており、来年にはさらに上がると予想されている。 

  スクリューフレーションが恐ろしいのは韓国国民の悲惨指数(ミザリーインデックス、失業率+物価上昇率-成長率)が急激に高まるという点だ。「手元に入る所得が減り、引き締めても体感物価が上がり暮らしが通貨危機当時より厳しい」という叫びがあふれる可能性が大きい。各種忘年会で顔を合わせると同時に聞くことになるこうした哀訴を政策当局者は注目する必要がある。民生経済はここから出発しなければならない。

(https://japanese.joins.com/article/203/248203.html?servcode=300&sectcode=300)

韓国経済、韓国民の経済苦痛最高…「引き締めても暮らし厳しい」」への10件のフィードバック

  1. あの気位の高い京都人でさえ「足るを知る」は常識どすえ。何を甘えておりゃすの?

  2. このサイトで多くの経済用語を学ぶ事が出来て管理人様には大変感謝しております。
    学生時代には挫折したマクロ経済学ですが本屋で専門書を買って勉強してみます。

  3. 極左 文さんを選出した韓国愚民たちにお贈りいたします。
    「はたらけど はたらけど 猶が暮らし楽にならざり じっと手を見る」
    辛いですね 情けないですね 文さんが居る限り光明は差し込みませんよ
    あなた達の自己責任ですから・・・・^¥^

  4. コメント欄まで下がって来たら経済用語全部忘れた。

    韓国が建設したUAE原発に亀裂発見の記事に「テンドン?」のグリースが漏れて来たと有る。
    テンドンとは鋼鉄製の腹巻みたいな物らしいが、天丼しか想像出来ないけど専門用語らしい。
    土木建築の専門用語で調べている時ジェットセメントが出て来た、ジェットセメントは通常28日間養生分のコンクリート強度をわずか3時間で・・・こんなのは頭に入る(草)
    スーパージェットコンクリート!? 謎の物体が次々出て来る。

    経済用語を覚えさせて、来年からは経済コラムニストみたいなカッコ良い記事を出そうする作戦かも知れないが、笑いを取ってくれる管理人さん方がズット素敵だ。

    1. コメントありがとうございます。

      元々、このサイトは経済に興味を持った初心者さんが韓国経済というリアル教科書を参考にしながら、経済学を学んでいければいいという思いで造られています。だから、難しい経済用語などはなるべく解説しながらも、さらに最新の経済用語にも触れていくというのが基本スタイルです。

      管理人の突っ込みを大きく分けると韓国の記事に対する意見や、韓国経済の分析とその経済用語に対する解説です。後者の方は難しいこともあるのですが、学習というのは簡単なことだけやっても身につかないので、ある程度、頑張って付いてきて欲しいとは思っています。ただ、経済コラムニストみたいに専門用語を羅列して放置するわけではないので、そこはあまり目指してないです。

  5. 管理人様ご苦労様です。いつもありがたいです。
    このところ、いろいろ多過ぎて情勢についていけていない感じがしていました。
    自分勝手な要望ですが、一度、日韓関係、米韓関係、中韓関係、北朝鮮、家計負担、
    UAEの件、ラオスの件、賃金引き上げ、造船業界、…ああ切りがない。
    など一覧表にしていただければと思っています。

    1. コメントありがとうございます。

      そうですね。まとめたいところでありますが、師走は何かと忙しいんですよね。そのうち整理はしていくと思いますので少しお待ちくださいませ。いつになるかはわかりませんが。リンクでまとめるというのもありますけど、もはや、リンクが多すぎてそれだけではどうしようもなくなってしまっているという。

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