元号が中国ではなく日本の古典から採用されたのは初 → 水蓮「『令月』は中国由来の言葉なので“日本そのもの”という訳ではない」

元号が中国ではなく日本の古典から採用されたのは初 → 水蓮「『令月』は中国由来の言葉なので“日本そのもの”という訳ではない」

新元号が令和となり、漢字の意味や万葉集についてはおそらくニュースで色々取り上げられているので、既に知っている方も多いだろう。管理人も記事に取り上げる必要はあの万招集の引用ところは意外はあまり感じない。でも、令和が決まってから、これ10回ほど読んでいるのだが、万葉集のこういう言葉も綺麗に感じた。

初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、 
気淑く(きよく)風和ぎ(かぜやわらぎ)、 
梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、 
蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす 

これ、令和とセットで覚えておきたい。おそらく万葉集からというのは全員、覚えてると思うが、この引用された箇所をすらすらといえると中々、恰好良いと思う。

それで、これはアニミズム(自然界の諸事物に霊魂・精霊などの存在を認め、このような霊的存在に対する信仰)を信仰して古代日本では、言葉というにはすなわち、不思議な力が宿るとされていた。それは現在、言霊と呼ばれている。古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。

管理人はこの言霊というのに実は興味を持っている。もちろん、こうやって毎日、記事に突っ込んでいる人間なので言葉好きなのはわかるとおもうが、確かに写真や映像には一瞬で理解できる素晴らしいものがある。だが、そこにイメージというものが存在しない。その写真や映像はそこで止まってしまうのだ。

しかし、「素晴らしい絵」という言葉があるとしよう。どんな絵を思い浮かべるだろうか。優雅な大自然を描いた躍動感のある絵を想像したり、モナリザみたいな美しい美を想像したり、人によってイメージは異なる。でも、これが言葉の力ではないのか。今のを読んで、もう一度、令和の引用箇所を読んで頂きたい。

初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、 
気淑く(きよく)風和ぎ(かぜやわらぎ)、 
梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、 
蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす 

なんだかイメージがさらに深まった気はしないだろうか。おそらく、この言葉を想像して絵にすれば、様々な情景が現れるんじゃないか。令和に込められたイメージとはここにある文から紡ぎ出されているわけだ。そして、言霊というのは音も重要である。管理人はそこまで詳しくないので、言霊の専門家にお願いしよう。

> また、「ことだま鑑定」では音で読み解くため「れい」は、「令」だけでなく 
霊、麗、例、礼、零 などの意味にも通じると考えます。 
ゼロの零(れい)であり、たましいの霊(れい)、でもあり、長く日本人に親しまれてきた響きのため、とても受け入れられやすいと思います。 
霊、零は、目に見えない世界をあらわしますので、目に見えない世界と、目に見える世界の統合と、とることも出来ます。 

なるほど。令というのは霊にも通じるのか。言霊にも通じるのか。

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元号が中国ではなく日本の古典から採用されたのは初 → 水蓮「『令月』は中国由来の言葉なので“日本そのもの”という訳ではない」

新元号「令和」を【ことだま鑑定】(音)で読み解くと 冷静に物事を観察分析し、改革し、新しいエネルギーをとりいれ、すべてを丸くおさめる という意味になります。 

漢字の「令」は、命令、政令など、キッチリしたイメージが強いかもしれませんが、音ではとっても自由なイメージです。 

「れ」・・・冷静に物事を観察分析し、改革し、華麗に活躍する 
「い」・・・命の源、新しいエネルギー 
「わ」・・・すべてを丸くおさめる 

(漢字の意味は、専門家の方が多数いらっしゃいますので、日本古来の「音」の意味を1音、1音「ことだま」で解説しています。) 

「令和」の典拠は『万葉集』。中国ではなく日本の古典から元号が採用されたのは確認される限り、初めてだそうです。 

「新元号が日本人の生活のなかに深く根差すことを考えてつけられた」とのことですが 
日本にもともと「ら行」の言葉はなく、その多くは中国からとり入れられました。 
「らりるれろ」からはじまる言葉は、漢語、あるいはヨーロッパからの外来語です。 
リンゴ(林檎)、ロウソク(蝋燭)、ラッキョウ(辣韮)なども、もともと漢語。 
「らりるれろ」がなかったので、ノバラ(薔薇)は、「万葉集」では、茨(うばら・うまら)でした。(今のような華やかなバラではなく、とても控え目なノバラです) 
奈良時代以降に中国の言語を学んだことで「ら行」が語頭に来ても発音できるようになったといわれています。 

引用されている『万葉集』の 
初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(きよ)風和らぎ、(やわらぎ)梅は鏡前の(きょうぜん)粉を(こ)披き、(ひらき)蘭は(らん)珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす 

令月(れいげつ)は、中国由来の言葉だといえます。(*梅も中国で大変愛されている花ですしね・・・) 
だから、日本そのものという訳ではない気もしますが 
個人的には、海外のパワーを持った「令」と、昭和にも使われ、日本を象徴する文字でもある「和」のあわさった「令和」。 
海外+日本のパワーがミックスした、東京オリンピックのような、新しい時代にピッタリの元号だと思います! 

また、「ことだま鑑定」では音で読み解くため「れい」は、「令」だけでなく 
霊、麗、例、礼、零 などの意味にも通じると考えます。 
ゼロの零(れい)であり、たましいの霊(れい)、でもあり、長く日本人に親しまれてきた響きのため、とても受け入れられやすいと思います。 
霊、零は、目に見えない世界をあらわしますので、目に見えない世界と、目に見える世界の統合と、とることも出来ます。 

また、『日月神示』では、「らりるれろ」は、回転・加速の時代といわれていますので、これから、ものすごいスピードで時代が変革していくかもしれません。 

漢字だと「使命」=命の使い道のように、「令和」=和をさだめる、という印象。 

「Reiwa」の「R」は、華やかで、楽しい感じがしています。

https://ameblo.jp/sumumu/entry-12451119708.html))  

元号が中国ではなく日本の古典から採用されたのは初 → 水蓮「『令月』は中国由来の言葉なので“日本そのもの”という訳ではない」」への6件のフィードバック

  1. この記事ではかなり穏当に書いてくださっていますが、
    他所だと「全然日本独自じゃないじゃないか」なんて誹謗も散見されて、全く見るに堪えません。
    よくよく考えてみるとおかしなことです。
    「こんなの中国由来じゃないか」とあげつらわれればムッとするのが人情ですが、
    日本の長い歴史の中で、中国文化に多かれ少なかれ影響を受けてきたのは紛れもない事実。
    それもまた日本の一部ですから、「これは中国由来だから日本的ではない」という区分法は、果たして有効なのだろうかと。
    文化はもっと柔軟性に富んだものであるはずで、
    どうも、誹謗の類はいたずらにナショナリズムを煽り立てようという厭らしい意図があるように思えます。
    (いわゆる『文化盗用』に目くじらを立てる人たちのように、
    文化を「その民族にのみ当てはまる固有性」なんて、非常に流動性に乏しいものと見なす前提が働いているようです)
    すらりと聞き流したいものです。

    1. コメントありがとうございます。

      漢字が中国なので、日本も中国文化の影響はうけていますが、それなら令和という単語は中国にあるかというとないですからね。結局、これは日本が作りだした新しい言葉です。
      まずは、よくわからない標榜している人は令和という言葉の意味が、今日、決まった事実を知るべきでしょう。

      1. 返信ありがとうございます!
        参考までに、日本独自じゃないと冷笑する向きの方々の論拠に当たるものが、これらしいです。
        『令和の由来は初の「日本古典」 でもその一文、実は漢籍の影響が…?』
        (https://www.j-cast.com/2019/04/01354142.html)
        >>「新日本古典文学大系」の注釈によれば、大伴旅人が記した序文の「初春の令月」は
        >>中国の後漢時代の文人張衡(ちょうこう、78年~139年)の詩「帰田賦」の「仲春令月、時和気清(仲春の令月、時は和し気は清む)」を踏まえていると指摘されている。
        >>「帰田賦」は詩文集『文選(もんぜん)』に収録され、漢文学では必読の古典とされていた。
        万葉集から、ではなくて、その万葉集の序文自体漢籍からの引用だろ、ということです。
        まあ……、先述の通り、構うこともないでしょう。

  2. 文化盗用だのって、本質的じゃないし、どうでもいいんじゃないですかね。最先端の技術を研究もしないで本当に盗用してる国の人が言ってるのが笑えますが・・・・。素晴らしい漢詩を作れる昔の偉人は素直に尊敬できるけど、いまの自分達をなぜ尊敬する人がいないかを考えてみたらどうだろうか。まあ、日本のラーメンはおいしいみたいな話だと思いました。(違)

  3. 于時初春令月 氣淑風和 梅披鏡前之粉……
    そもそも万葉集成立の頃、それ以前の聖武天皇の頃でも、教養や流行という面でも漢文が重んじられたのは普通の事。漢文古典を知っていて和歌などにも引用できる事は当時も、かなり後の時代でも教養でありセンスでもある。
    「日本独自じゃないと冷笑する向きの方々の論拠」などは論外というか、「為にする」議論・牽強付会に過ぎない。
    独自性についても、万葉仮名というものや訓読読みというものがどういったものなのか理解できていないから、「日本独自じゃない」などと言うのだろう。
    又、言霊やアニミズム、呪術的な思想や宗教観などは世界中にあるが、日本はこれらの影響が今も根強い。それは欠点でもあるが、日本や日本人の特徴として面白いものだと思う

    やまとうたは人の心をたねとしてよろづのことのはとぞなれりける
    ……人の心や、やまとうたを理解できない、する事のない輩もいるわな

  4. ○○由来、まるで某半島の民族のような言い分。

    今回の天皇交代を機に、元号制度を廃止したい輩が蠢いていました。そういう輩が元号制度を廃止出来なかった悔しさを、こう言う形で発散しているのかな。

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