韓国経済、【為替防衛ライン】1200ウォン崩壊防げ…韓国外為当局、上半期に38億ドル放出

韓国経済、【為替防衛ライン】1200ウォン崩壊防げ…韓国外為当局、上半期に38億ドル放出

記事要約:自ら,自分たちのアキレス腱である1200ウォンの防衛ラインを公開するのはどういう意図があるのかはしらないが、どうやら、韓国為替当局は上半期に38億ドルを放出したようだ。ポイントは上半期、つまり、1月~6月までの間に38億ドルの為替介入をしていたと。

> 韓国銀行が30日午後にホームページで公開した「外為市場安定措置内訳」によると、企画財政部と韓国銀行は1~6月にソウル外為市場で38億ドルを売り越した。この内訳はドル売り総額からドル買い総額を差し引いた純取引金額で、実際のドル買い・ドル売りの金額は公開しなかった。

昨年だったかな。アメリカとの取り決めで韓国は為替防衛に使った金額を公開することになった。しかし、それはこういう半年後などの事後報告であり、実際、その月にどれだけ使ったのか内訳は公開してないと。要はドル売り、ドル買いの差し引きで38億ドルを放出したという。

しかし、最初に指摘したが、これは上半期であり、我々が見てきた8月と9月の出来事ではない。韓国は確実にこの2ヶ月間で、38億ドル以上は放出しているはずだ。下手すれば1ヶ月でそれぐらいいってもおかしくない通貨防衛であったことはチャートを見れば一目瞭然だろう。

> 市場専門家らは実際の売り渡し金額は韓国銀行が公開した数値よりはるかに大きかったとみている。ある民間専門家は「5月に外為当局は1ドル=1200ウォン水準を超えることに大きな負担を感じ積極的に介入した。ただ売り越し額があまり大きいと困るのでこれを希釈するための取引をしただろう」と推測した。

これはいわゆる、スムージングオペレーション(微調整介入)である。大きく介入しないで少しずつ、ドルを売ってウォン売りの衝撃を抑えていたと。

> 外為当局が4~5月にドルを大量に売った後、再び6月末になる前にドルを買い入れ純取引額(買い越し額-売り越し額)を適正水準に減らした可能性がある。

ウォン安とウォン高の時に,それぞれ介入してプラスマイナスをなんとか減らす努力をしたが、それでも38億ドル放出。しかし、実際はもっと放出していると専門家は見ていると。

> 外為当局の市場介入は7~8月も上半期に劣らず続いたというのが外為専門家らの意見だ。別の外為担当アナリストは「洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相ら当局者が急激な為替相場変動時に介入するとの意志を示しており、実際に7~8月にも当局の介入の動きが多く見られた」と話した。

大丈夫。9月も相当介入していたのは言うまでもない。そもそも、トランプ大統領が韓国の為替介入にどうして怒らないか疑問に思っている読者様いるだろう。しかし、よく考えて欲しい。アメリカは通貨安にして輸出で儲けたい。韓国はウォン安になると困るからドルを売る。なんとWIN WINの関係なのだ。だから、ウォン安を防ぐ通貨防衛にアメリカは何も言わないのだ。

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韓国経済、【為替防衛ライン】1200ウォン崩壊防げ…韓国外為当局、上半期に38億ドル放出

外為当局が上半期に外国為替市場で38億ドルを売り越したことがわかった。5月に対ドルでウォンの価値が急落すると外為当局が保有するドルを売って防衛に出たのだ。

韓国銀行が30日午後にホームページで公開した「外為市場安定措置内訳」によると、企画財政部と韓国銀行は1~6月にソウル外為市場で38億ドルを売り越した。この内訳はドル売り総額からドル買い総額を差し引いた純取引金額で、実際のドル買い・ドル売りの金額は公開しなかった。

韓国銀行は具体的な介入時期は明らかにしなかった。韓国銀行関係者は「外為市場の急激な変動がある時に市場安定化措置を取るというのが外為当局の大前提。為替相場が急に動く時に介入が実施されたとみれば良い」とだけ説明した。

今年に入り1ドル=1100ウォン台初めにとどまっていたウォン相場は4月中旬以降急落し、5月17日には終値基準1195.7ウォンと1200ウォン水準に近づいた。1カ月でウォンの価値が5%以上急落する状況だった。外為当局が保有するドルを売って市場に介入したのもこの時期と推定される。

市場専門家らは実際の売り渡し金額は韓国銀行が公開した数値よりはるかに大きかったとみている。ある民間専門家は「5月に外為当局は1ドル=1200ウォン水準を超えることに大きな負担を感じ積極的に介入した。ただ売り越し額があまり大きいと困るのでこれを希釈するための取引をしただろう」と推測した。

外為当局が4~5月にドルを大量に売った後、再び6月末になる前にドルを買い入れ純取引額(買い越し額-売り越し額)を適正水準に減らした可能性がある。

米財務省が定めた為替操作国指定要件の中には国内総生産(GDP)の2%を超過する外為を6カ月以上買い越すことが含まれているが、韓国の今回の外為市場介入はドルを売ってウォンの価値急落を防ぐ取引のためこれとは関係がない。韓国のGDP規模1兆5302億ドルの2%は約306億ドルだ。

外為当局の市場介入は7~8月も上半期に劣らず続いたというのが外為専門家らの意見だ。別の外為担当アナリストは「洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相ら当局者が急激な為替相場変動時に介入するとの意志を示しており、実際に7~8月にも当局の介入の動きが多く見られた」と話した。

韓国銀行は半期に1度発表する市場安定措置内訳を今年7-9月期からは四半期に1度発表する。韓国銀行関係者は「7-9月期の内訳は12月末、10-12月期は来年3月末に四半期別に公開するだろう」と話した。

https://japanese.joins.com/JArticle/258123?servcode=300

韓国経済、【為替防衛ライン】1200ウォン崩壊防げ…韓国外為当局、上半期に38億ドル放出」への5件のフィードバック

  1.  通貨防衛は為替操作に成りませんよ。世界の先進国が通貨安を望んでいるのに通貨高の為に介入するなんて羨ましいです!途上国の多くは通貨安回避に苦労するものですが…あれ、韓国と一緒ですね!
    これから年末から旧正月にかけてが韓国経済の本当の危機だと思っています。日米の支援を失った韓国の戦いを見ていきましょう。 「見せてもらおうか韓国の中央銀行の力とやらを!」

  2. 実際のドル売りピーク金額は明らかではないのですが、38億ドルは韓国の外貨準備高の1%にも満たないのですから、まだまだ余裕がありそうです。
    しかし、この段階でスワップの話が出てくることを考えると、実際に動かすことができるドルは少なそうです。
    8月も攻防が続いたし、年末にかけても大荒れ予想だから今後の報告が楽しみ。

    10月1日から中央日報のウェブサイトが新しくなり見やすくなりましたね。

  3. 折角ウォン安なのに輸出が不作というw
    さらに原油等の必需輸入品は高くなると言うねw
    デフレなのかインフレなのかスタグフなのか、韓国めちゃくちゃww

  4. 韓国の外貨準備高の現金保有は約200億ドル弱
    これを売ってる分にはアメリカも問題にしないんだろうけど、現金だけだと足りない場合、債券に手を出さないといけなくなる
    手っ取り早く債券をドルに変えるとなるとアメリカ債になるが、この取り崩し少量ならともかく大量になればアメリカも看過出来なくなると思うがどうだろう?

  5. >韓国銀行が公開した数値よりはるかに大きかったとみている
    うん、知ってた。

    >ただ売り越し額があまり大きいと困るのでこれを希釈するための取引をしただろう」と推測
    なにが困るのか。公表する数字のごまかしが難しくなって、矛盾が露見しやすくなりそうか?単純にドル買い介入額が大きいほど危険、詳細や正確な数字を出すほど内実が露見しやすくなって危険なだけだろう?
    次より6ヶ月ごとから3ヶ月ごとの発表になる。ますますごまかしが難しくなる。楽しみにしてるぞ

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