韓国経済、世界のDRAM市場1年ぶりに反騰…サムスンのシェア2年来の高水準

韓国経済、世界のDRAM市場1年ぶりに反騰…サムスンのシェア2年来の高水準

記事要約:2020年の韓国経済の予測する上で大事なのがサムスン電子の動向であるのだが、その中でも半導体輸出は特に注目しておく必要がある。先日、サムスン電子がインテルに負けて世界1位から脱落したというニュースを出したが、どうやら半世界の導体市場は1年ぶりに反騰しているようだ。

> グローバル市場調査会社のDRAMエクスチェンジが19日に明らかにしたところによると、7-9月期の世界のDRAM売り上げは154億4700万ドルで前四半期の148億4400万ドルより4.1%増えた。昨年10-12月期から1年ぶりの回復傾向だ。DRAMエクスチェンジは「4-6月期からDRAM在庫が正常水準に回復した。米国の関税を避けて出荷を急ぐ企業が出てきてDRAM供給が急増した」と説明した。

DRAMの販売不振はようやく底を付いて元に戻ろうとしていると。そして、ここにも米中貿易戦争の影響が見られると。米中貿易戦争は最近、台湾や香港の問題も関わっているので、今のところは先行き不透明である。結局、交渉が上手くいくといいながらも、確定したことはあまりない。

> サムスン電子のシェアも上昇した。サムスン電子の7-9月期のDRAM売り上げは71億1900万ドルで全体の46.1%を占めた。2017年4-6月期に46.2%のシェアを示してから9四半期ぶりの高水準だ。サムスン電子のDRAMシェアは昨年10-12月期に41.3%まで下落してから緩やかな上昇を見せている。SKハイニックスの7-9月期シェアは28.6%で前四半期の28.7%と同水準だった。サムスン電子とSKハイニックスの7-9月期のシェア合計は74.7%だった。世界のDRAM市場で3位の米マイクロンのシェアは19.9%で3年ぶりに20%を下回った。

サムスン電子のシェアは上昇したというが、実際、DRAM価格を下げて在庫を捌いただけだろう。シェアが伸びたのは安いうちに買っておいたというところか。ただ、半導体市場が底を打っているなら、これ以上はあまり下がらないだろうな。ただ、急反騰するとも考えにくいな。今は大量生産の薄利多売なのでほとんど利益は出てないはずだ。シェアは凄いが利益率に直せばたいしたことないと。

> 7-9月期の世界のDRAM販売量は前年同期の280億200万ドルと比較すると依然として半分水準だ。7-9月期のサムスン電子のDRAM売り上げも昨年7-9月期より44%減った。DRAMエクスチェンジは「DRAM販売価格が20%急落しサムスン電子の営業利益率も33%に下落した。サムスン電子はこれ以上価格調整をしないだろう」と予想する。

これ以上の安売りはしないと。それは良いのだが、サムスン電子は半導体工場のクリーンルームの汚染があっただろう。フッ化水素が原因かは特定されていないが、歩留まりが増加している可能性はある。ただ、半導体特需の時期と販売量を比べてもあまり意味はないんじゃないか。

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韓国経済、世界のDRAM市場1年ぶりに反騰…サムスンのシェア2年来の高水準

昨年10-12月期から急減した世界のDRAM販売量が増加傾向に転じた。サムスン電子のDRAM市場でのシェアは2年来の高水準を記録した。

グローバル市場調査会社のDRAMエクスチェンジが19日に明らかにしたところによると、7-9月期の世界のDRAM売り上げは154億4700万ドルで前四半期の148億4400万ドルより4.1%増えた。昨年10-12月期から1年ぶりの回復傾向だ。DRAMエクスチェンジは「4-6月期からDRAM在庫が正常水準に回復した。米国の関税を避けて出荷を急ぐ企業が出てきてDRAM供給が急増した」と説明した。

サムスン電子のシェアも上昇した。サムスン電子の7-9月期のDRAM売り上げは71億1900万ドルで全体の46.1%を占めた。2017年4-6月期に46.2%のシェアを示してから9四半期ぶりの高水準だ。サムスン電子のDRAMシェアは昨年10-12月期に41.3%まで下落してから緩やかな上昇を見せている。SKハイニックスの7-9月期シェアは28.6%で前四半期の28.7%と同水準だった。サムスン電子とSKハイニックスの7-9月期のシェア合計は74.7%だった。世界のDRAM市場で3位の米マイクロンのシェアは19.9%で3年ぶりに20%を下回った。

7-9月期の世界のDRAM販売量は前年同期の280億200万ドルと比較すると依然として半分水準だ。7-9月期のサムスン電子のDRAM売り上げも昨年7-9月期より44%減った。DRAMエクスチェンジは「DRAM販売価格が20%急落しサムスン電子の営業利益率も33%に下落した。サムスン電子はこれ以上価格調整をしないだろう」と予想する。

https://japanese.joins.com/JArticle/259757?sectcode=320&servcode=300

韓国経済、世界のDRAM市場1年ぶりに反騰…サムスンのシェア2年来の高水準」への3件のフィードバック

  1. 為せば為る 他人(ひと)の迷惑 顧みず!
    4ー6に比べて増加に転じた7ー9月期のDRAM販売額ですが、4ー6で適正在庫に在庫調整が成功しただけでなく、米国の関税増加前の安売り攻勢もあったようですね。犯人は勿論シェアを急増させたサムスンで20%offです。酷いトップ企業もあったもんですが、在庫のエッチングガスの期限切れ前に生産して、一挙に捌いたのでしょう!品質の低下や納期遅れは今後出てくるのでしょうか?
    しかし、韓国企業のケナンチェヨ力恐るべしですな。底入れと思ってましたが、DRAMの底入れはもう少し時間が掛かるか、サムスンの減産と底入れがセットに成るようです(笑)

  2. サムスンやSKのシェアをとにかくアピールしているが、あくまで半導体産業の中の一部門でのシェアでしかない。
    ロジック半導体では、優れた核心技術を持つ米国勢がシェアを握っているし、近年需要を拡大させているパワー半導体では欧州勢や日本がシェアを握っている。
    半導体メモリ以外の部門にもサムスンは進出をしているが目立った結果を出せているとは言えないのが現状だ。
    それにぶっちゃけサムスンやSKが回復傾向にあったとして、それがどうした。
    半導体産業が回復すれば、韓国の政治、経済、外交の全てが解決するのか?
    韓国を蝕む問題はあらゆる分野を跨いでおり、複雑に絡み合っていて、一企業の業績でどうにかなるようなレベルではないだろう。
    それにいつ財閥企業が韓国を見捨てる状況にならないとも限らないのだから。
    それにしても現在の韓国を再建できる人材が、韓国にいるとはどうしても思えないのだが。

  3. 9月末時点で、サムスンには10兆ウォン以上の在庫があるんですよ。通常の売り方で半年かけてなんて悠長なことはしてられないんです。半導体需要が上向いたこの時に、価格を下げて下げてして、在庫を減らさないとサムスン自体が危ういんです。最後のこれ以上の価格調整はしないは、大ウソだと思います。

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