米大統領選、接戦の場合に何が起こるか

米大統領選、接戦の場合に何が起こるか

記事要約:いよいよ明日に迫った2016年米国大統領選挙。世界中の人々が世界最大の国家に誕生する新しい大統領に注目している。管理人も思えば8年前にこうやってアメリカ大統領選挙をサイトで取り上げていたのを覚えている。

オバマ大統領の評価は難しいところではあるが、第二期はわりと安定していたんじゃないだろうか。第一期の評価は米国初の黒人大統領として選ばれた。演説の時に述べた「yes、we,can」は世界中で流行語になった。あれから8年も経過しているのだ。8年経って世界情勢はますます深刻化している。特にフランスで起きた同時テロなど、テロ事件が毎年のように起きている。また、EUからイギリスが独立したことも大きな衝撃だろう。

ええ?今、韓国政権が絶賛崩壊中?ああ、そんなのほっとけばいい。どうせたいしたことないからな。と、いきなりこのサイトの存在意義を否定するわけだが、明日は韓国経済の記事は少なめにして大統領選挙に集中するつもりだ。そこで大統領選挙のルール確認ということでロイターから記事を持ってきた。これを読んで明日に備えて欲しい。今回の注目して欲しいルールについて見ておくと

>一般投票の終了後、大半の州で、最も多くの票を獲得した候補が、その州に振り分けられたすべての「選挙人」を獲得する。その結果、もし選挙人数が270人に達した候補がいない場合、大統領は下院によって選出される。米下院は現在、共和党が支配している。

接戦の場合、もしかすればこのようなことが起こるかもしれない。管理人は起こらないと思うが、もし、選挙人数が270人達した候補がいない場合、大統領は下院によって選出される。万が一の可能性だが覚えておいてほしい。

米国大統領選挙は50州の中に振り分けられた538選挙人数の過半数(270人)を獲得することが争われる。そして、州ごとに人口などに応じた人数が割り当てられる。一般投票の終了後、大半の州で、最も多くの票を獲得した候補が、その州に振り分けられたすべての「選挙人」を獲得するというシステムだ。

つまり、大きな州、人口が多い州で勝った方が有利というわけだ。だから、接戦の場合、フロリダ州、アイオワ州、オハイヨ州など、かなり浮動票で左右される州で勝つことが非常に重要となる。支持基盤が固いところで勝つのは当たり前の前提としてだ。そして、集計するときに接戦の場合は中々確定しない。まあ、この辺は日本の選挙でも同じだ。投票数が僅差なら最後まで数えてようやくどっちが勝ったかがわかるわけだ。

現在の情勢では支持率がトランプ氏が逆転したとかあるが、実際、州ごとに選挙人数ではクリントン氏が有利といわれている。先ほど紹介した3州全てトランプ氏が勝つなら、まあ、おそらくトランプ氏が次の大統領だろう。だから、大統領選挙ではこの3州には注目してほしい。でも、これが分かれたらかなり際どい僅差になるかもしれない。

なので、管理人もこの3州の投票情報には注目する。しかし、ここまで僅差だと本当にやってみないとわからない。オバマ氏の場合はなんだろうか。初の黒人大統領の誕生という期待があった。それを多くのアメリカ人、特に黒人が後推しした。

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米大統領選、接戦の場合に何が起こるか

[4日 ロイター] – 米大統領選挙のユニークな特徴として、一番多くの一般投票を獲得した候補者が選出されるとは限らないという点がある。勝敗は、選挙人団と呼ばれる、各州で選ばれた選挙人による投票によって決定される。

それはつまり、8日に行われる大統領選の結果について、共和党ドナルド・トランプ候補と民主党ヒラリー・クリントン候補の間で政治的な論争が持ち上がった場合でも、州ごとに展開されることを意味する。

●選挙人団とは何か

選挙人団は全米で538人の選挙人によって構成されており、州ごとに人口などに応じた人数が割り当てられている。大統領候補が勝利するには、過半数となる270人以上の選挙人を獲得する必要がある。

それぞれの州で、通常、各政党が自身の選挙人を指名する。8日の選挙において、有権者は大統領候補に投票するものの、実際にはその候補を支持する選挙人を選ぶこととなる。

一般投票の終了後、大半の州で、最も多くの票を獲得した候補が、その州に振り分けられたすべての「選挙人」を獲得する。その結果、もし選挙人数が270人に達した候補がいない場合、大統領は下院によって選出される。米下院は現在、共和党が支配している。

●選挙人は自分の意志で投票先を選べるか

部の州法では、選挙人が一般投票の結果通りに投票することを義務付けており、州によっては各政党が選挙人に対して、自身の候補者に投票するよう、公式の約束を事前に取り付けている。

選挙人の中には、自身の党が指名した候補以外の候補に投票ができる者もいるが、それは極めて稀であり、現代において、それが選挙結果に対して意味のある影響をもたらすことはない。

●接戦の場合は

大統領選に関する手続きは州法で定められており、州当局が管轄する。そのため、それぞれの州において、独自の再集計手続きがある。

南部フロリダ州では、共和党のジョージ・W・ブッシュ候補と民主党のアル・ゴア候補が争った2000年の大統領選において、得票率の差が0.5%未満だったため、自動的に再集計が行われた。

中西部ウィスコンシン州では再集計は自動的には行われず、もし候補からの要請があれば再集計が行われるが、選挙結果が変わらなかった場合、その候補が再集計コストを全額負担する決まりとなっている。

再集計以外の手段としては、誰であっても州の選挙プロセスについて法廷で争うことが可能だ。現在、米国の最高裁判所の判事はリベラル派と保守派が拮抗しており、法的闘争は下級裁判所で決まる可能性がある。ただし、それぞれの政治派閥の構成は各州で異なっている。

(http://jp.reuters.com/article/usa-election-process-idJPKBN1320LB?pageNumber=2

 

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