韓国経済、米FRB利上げが引き金に 中国マーケット大暴落の“Xデー”

韓国経済、米FRB利上げが引き金に 中国マーケット大暴落の“Xデー”

記事要約:今回の記事は直接、韓国には関係ないのだが、今は中国経済の動向は韓国経済を俯瞰する上ではかかせないものである。中国依存が輸出の20%を超える韓国経済において中国経済が転ければそれだけ影響は多岐にわたる。ただでさえ、韓国のTHAAD配備決定で中国から経済報復を徐々にされているわけだが、その中国が米国の金利利上げで市場が大暴落する日、いわゆるXデーである。

しかし、実際のところ、Xデーは来てないんだよな。数年前に上海総合指数が3000以下になってバブルの終演とか言われたがそれでも中国は筆頭株主の売りを禁止とか、市場の自由取引を強引に無視した対策で乗り切ったりしていた。暴落することはあっても、それで中国経済が傾くほどのものになるかは難しい。

>「中国は人民元を買い支える為替介入のため、外貨準備を取り崩している状態。IMF(国際通貨基金)は中国の経済規模であれば2・8兆ドルが適切としているので危険水域に近づいている。中国経済は崩壊寸前です」(金融関係者)

これについては以前に実は中国の外貨準備高は全くないという記事があった気がするが、実際、外貨準備高はどんどん減少している状況だ。それで崩壊寸前かどうかは判断出来ないが。崩壊寸前でも隠し通せばソフトランディングできるからなあ。ばば抜きでジョーカーさえ引かなければ勝ちと同じようなものである。

>「2度の大暴落を経験した中国の株式市場は、売り注文に制限が掛かる管理相場のため、めったなことでは急落しません。むしろトランプ相場でリスクが高まっているのは、不動産マーケットです。自由な売買ができない株式市場から不動産に投資マネーが流れ込んでいる。人民元だけでなく、米ドルや香港ドル建てで多額の借り入れをした投機筋や個人投資家が買い漁ったことで不動産バブルは過熱してしまった。中国の状況は日本のバブル崩壊前夜と同じ。いつはじけるか中国政府も戦々恐々としています」

やはり、経済専門家も市場は急落しないと見ているのか。まあ、実際、管理しているからな。無理矢理であるが。でも、不動産に投資マネーが来ているならそれを制限することだって可能だろう。今の状態がバブルかは知らないが世の中、そんなわかりやすく動かないんだよな。

でも、管理人が1つだけ指摘するならまずは韓国からその傾向が顕著になるのではないか。以前もそうだったが中国市場の売り浴びせは韓国のKOSPIを大幅に下げた。しかし、今のところはサムスン電子に釣られてKOSPIは2070と高い数値を維持している。なので、KOSPIの急落を見れば中国市場で何が起きようとしているのかがわかるのではないかと。

後はトランプ氏だが、トランプ氏が、モンロー主義を主張し、ブロック経済政策に動いてるわけだが、実際、日本と違いアメリカには経済も資源も豊富であり、ほぼ鎖国状態でも内需だけでも十分やっていけるという。それが出来る国家はアメリカのみなのでトランプ氏のやり方はアメリカを崩壊させるというのはそれほど信憑性があるとは考えていない。そもそも、アメリカは景気回復しているわけだから、これからの4年間でアメリカのドルが強くなるのは明白なんだよな。

オバマ政権はリーマン・ショックを引き起こし、財政の崖とか、色々言われていたが、それでも経済を立て直してきた。それを引き継ぐわけだから、トランプ大統領が誕生してすぐに景気悪化はないだろう。ただ、企業がどこまでトランプ氏に従うかは未知数だ。フォードやトヨタのように恫喝してアメリカに工場を造らせて雇用しろというのは一時的な効果でしかない。結局、そこに利益を見いだせなければ企業は撤退してしまう。

でも、管理人はそれよりも自動化、AIの方が気になるんだよな。車の自動運転だけではなく、工場の完全自動化。それだけAI技術が進んでいるという話ではあるが、アップルのスマホに続く技術革新、イノベーションを握るんじゃないかと。今はコストは高いし、人件費で人を雇う方が安くなるだろうが、いずれは効率性の観点からオート化は進むだろう。Amazonが考案するようなスーパーが主流になることだって考えられるわけだ。

企業がAI化を促進して今までの働き手をどんどん切っていくことになれば最終的に職を失う人は増えていく。その時、どんな未来が待っているのか。もっとも、トランプ政権でそこまで進むとは考えにくいが、あと20年もすればそういう事態も起こりうるということで。次の時代のキーだろうなあ。

でも、グーグルが開発したAlphaGOのようなスーパーAIが一般でも普及するレベルになれば世界は一変するだろうな。AIによって完璧な計算がされる時代がくれば、そのAI同士が今後の世界情勢を占うことになる。人間が考えも付かない領域から計算される答えが技術開発の速度を飛躍的に高めるとしたらそれは興味深いだろう。アシモフのロボット三原則の導入も近そうだ。

では、今日も韓国市場を見ていく。日本の対抗措置が韓国のウォンやKOSPIに影響与えるのか。管理人はそれほど一気に暴落はないと考えているが、投資家の判断がどう出るかを確認してほしい。韓国経済の初心者さんはウォンとKOSPIについて解説してあるリンクを参照にして欲しい。

韓国経済の初心者に必見!ウォンとは何か?チャートと看取る面白さ

初心者さん必見!韓国経済危機で知る。KOSPIとは何か。注目するサムスン電子の動向

http://stooq.com/q/?s=usdkrw&d=20170104&c=1d&t=c&a=lg&b=0←ウォン

http://stooq.com/q/?s=^kospi&d=20170104&c=1d&t=c&a=lg&b=0←KOSPI

https://www.bloomberg.co.jp/quote/005930:KS←サムスン電子の株価

韓国経済、米FRB利上げが引き金に 中国マーケット大暴落の“Xデー”

トランプ・ショックを食らった中国株が売り浴びせられている。13日まで4日続落のつるべ落とし。トランプ米次期大統領による中国叩きに加え、経済指標も悪化。そのうえ、USTR(米通商代表部)代表に対中強硬派のロバート・ライトハイザー弁護士が指名された。世界同時株安の引き金になったチャイナ・ショックの悪夢がよみがえる展開だ。

2016年の中国の輸出額は米ドルベースで前年比7・7%減の2兆974億ドル(約241兆円)にダウン。外貨準備高も先細りで、2016年12月末時点で約3兆ドルに縮小。11月末に比べ約410億ドルも減っていた。トランプは「中国は人民元を安く誘導するために為替操作をしている」なんて主張しているが、まったく逆だ。

「中国は人民元を買い支える為替介入のため、外貨準備を取り崩している状態。IMF(国際通貨基金)は中国の経済規模であれば2・8兆ドルが適切としているので危険水域に近づいている。中国経済は崩壊寸前です」(金融関係者)

■中国政府も戦々恐々

中国株は15年6月にバブルがはじけてチャイナ・ショックを引き起こし、16年1月には政府の株価対策への不信が高まって暴落を招いた。対中強硬のトランプ政権の誕生によって、中国株はまた暴落するのか。

経済評論家の斎藤満氏は言う。

「2度の大暴落を経験した中国の株式市場は、売り注文に制限が掛かる管理相場のため、めったなことでは急落しません。むしろトランプ相場でリスクが高まっているのは、不動産マーケットです。自由な売買ができない株式市場から不動産に投資マネーが流れ込んでいる。人民元だけでなく、米ドルや香港ドル建てで多額の借り入れをした投機筋や個人投資家が買い漁ったことで不動産バブルは過熱してしまった。中国の状況は日本のバブル崩壊前夜と同じ。いつはじけるか中国政府も戦々恐々としています」

中国の不動産バブルが崩壊するとしたら、どのタイミングなのか。ヤバいのは、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに動いた時だ。

「想定されるシナリオは、米国国内のインフレ懸念→FRBの利上げ→金利上昇→米ドル買いです。元安が進めば、米ドルで借り入れている中国投資家の債務負担が大きくなり、いずれ行き詰まってしまう。中国経済はメチャクチャになってしまいかねません」(前出の斎藤満氏)

利上げが有力視されているのが、3月、6月、9月に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)だ。中国のXデーになるのか。

ゲンダイ

(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197581)

韓国経済、米FRB利上げが引き金に 中国マーケット大暴落の“Xデー”」への2件のフィードバック

  1. 記事要約:      ・韓
    国・         ・韓
    国・         ・韓
    国・         ・中
    国・

    いやいや、こんな事もあるんだ、申し訳ないです、両サイドの字が気になって
    内容が頭に入らない、スマホだと違うのかな? 俺も変なとこに目がいく。。。

  2. トランプのブラックジャック。
    公式発言で「一つの中国を認める。中華民国である」——。核心的なカードを切ったらどうするんだ、習近平。

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