韓国経済、〔セウォル号引き上げ〕セウォル号の船体一部がバージ船に接触で引き揚げ中断 切断作業中

韓国経済、〔セウォル号引き上げ〕セウォル号の船体一部がバージ船に接触で引き揚げ中断 切断作業中

記事要約:現在、中国企業のサルベージ会社がセウォル号引き上げをしているわけだが、そのセウォル号の船体一部がバージ船に接触して引き上げ作業が中断しているらしい。因みにバージとは、港や川で貨物を運ぶ平底のはしけを意味するらしい。船用語は難しいな。結構、知っているつもりでもまだ知らない用語が簡単に出てくる。しかし、順調そうに見えたセウォル号引き上げはここから難しくなるんだろうか。

>韓国海洋水産部は23日午後10時に珍島郡庁で緊急記者会見を開き、2014年4月に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の引き揚げ作業について、「左舷船尾のランプ部分がバージ船が引っかかり、切断作業を行っている」と明らかにした。同部と引き揚げを担う中国企業の上海サルベージは午後8時からダイバーによるランプの切断作業を行っている。

とりあえず、ランプ部分を切断しているということか。最初、読んだときはセウォル号を解体しているかと思った。まあ、この前、セウォル号の全体を見てもらったわけだが、かなり強大な船なのでそれを全部引き上げるのは難しいってことだろうか。これについては管理人より詳しい人が読者にいそうなので知っていたら簡単で良いので教えてもらえるとありがたい。

>セウォル号は同日午後5時までに海面上8.5メートルの高さまで引き揚げられたが、ワイヤーで引き揚げを行うバージ船と船体の一部が接触する事態が発生し、作業が中断していた。当初は同日午前11時までに目標とする海面上13メートルまで引き揚げる予定だったが、午前にも一時作業が中断しており、予定が大きくずれ込む見込みだ。

そんな簡単に引き上げができたら誰も苦労はしないよな。実際、ほとんどの積み荷が流されているとはいえ、巨大な船を海底から引っ張り上げているわけだから。でも、13mで全部なんだろうか。セウォル号の全長はいくらだったかな。これは元々日本企業が造った船を魔改造したものだから、そういった元のデータは残されている。もっとも、日本企業は鉄くずとして売ったのになぜか、韓国ではその船を走らせているわけだが。

とりあえず、wikiから見ると、146mとか書いてあるな。全幅22.2m。全高14.0mと。どういう状態で釣り上げているのかはよくわかってないが、画像を見る限りでは真上に引き上げている感じはしないよな。そもそも全長146mをどうやって引き上げようとしているんだろう。UFOキャッチャーみたいに上からクレーンを降ろすようなイメージをしていたのだが、それで持ち上がるとは到底思えないな。ということでそれについても調べてみた。

グーグル先生はさすがだな。少し古い記事から引用になるが読んで欲しい。2016年8月30日のハンギョレ新聞からだ。ただ、この方法が現在も正式に採用されてるかはよくわからない。検索にヒットしたのがこれなのでおそらくそうなのだとはおもうが。

>海洋水産部は29日、「専門家たちが1カ月にわたり、セウォル号を引き揚げてからの船体の整理方法を検討した結果、セウォル号が倒れた状態で客室部分だけを分離し、上向きにしてから作業する方法(客室直立方式)が最適だとの結論を下した」と発表した。船体整理とは残された遺体を探し、残存物を搬出・分類・処理する作業を指す。海洋水産部は今年6月、セウォル号を切断した後、残された死体を探すとの内容の提案書を提出した「コリアサルベージ」を船体整理の優先交渉対象者に選定した。

コリアサルベージの提案書によると、横倒しになっているセウォル号の客室部分を船首と船尾に(わけて)それぞれ切断し、直立させてから船体の作業をすることになる。海洋水産部の関係者は「残された遺体を全部引き上げるのに60日程度かかるなど、『客室直立方式』が最も迅速かつ安全に(引き揚げ)作業を進められる」と話した。

(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25038.html)

なるほど。解体しないとか言いながら引き上げた後は解体するのか。でも、この記事に続きがあってやっぱりセウォル号遺族と揉めているらしい。

>遺族と特別調査委員会は、船体自体が事故原因を明らかにする証拠であるだけに、船体が傷つけられれば真相究明が難しくなるとして、切断に反対している。特別調査委員会の関係者は「政府のやり方で船体を切断すれば、事故原因として機器の欠陥の可能性を提起した大法院(最高裁)の判断を全面的に無視することになる」としたうえで、「セウォル号事故の真相究明を永遠に迷宮入りにしようとする意図」だと批判した。

しかし政府は、専門家8人が技術検討を行った結果、切断せずには船体整理が難しいと発表した。政府は、セウォル号が横倒しになっている状態で作業を行うのは「9階建てマンションの高さ(22メートル)に相当する船体が横だおしになっているため、作業環境が劣悪で事故の可能性もある」と指摘した。地上や水中で船体を切断せず、直立させる方法についても「船体を直立させる過程で客室が損傷を受けるリスクが高く、時間もかなりかかる」と説明した。

(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25038.html)

13m海上に引き上げるだけでこれだもんな。全長146mもあるのだから切断しないというのがまさに無理ゲーなわけだ。さすがに機器の欠陥が原因なわけないだろう。明らかに過積載という話だったからな。ああ、でも、この記事で少しどんな感じなのかはわかった気がする。これ船体きずつけないようにするとか遺族側の要望は無理だわ。それは何年かかっても終わりそうにないものな。地上や水中で146mの船を直立させることが可能なサルベージ船なんてどこにもないんじゃないか。

引き上げの画像には青い底の部分が見えていた。ということは横向きに引き上げたと想像できる。ここから客室の船体を切断するということか。確かに切れば客室部分だけの大きさになる。しかし、客室に事故の原因があるはずもないのでそこだけ調べても真相が出てくることはないだろう。なるほど、これ生徒の遺体とか遺留品が見つかるのはまだまだ先のことのようだな。

韓国経済危機の軌跡(過去のメルマガ無料公開(1回~212回)

 人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする

 

韓国経済、〔セウォル号引き上げ〕セウォル号の船体一部がバージ船に接触で引き揚げ中断 切断作業中

韓国海洋水産部は23日午後10時に珍島郡庁で緊急記者会見を開き、2014年4月に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の引き揚げ作業について、「左舷船尾のランプ部分がバージ船が引っかかり、切断作業を行っている」と明らかにした。

同部と引き揚げを担う中国企業の上海サルベージは午後8時からダイバーによるランプの切断作業を行っている。

同部によると切断作業は24日午前まで続く見込みだ。

セウォル号は同日午後5時までに海面上8.5メートルの高さまで引き揚げられたが、ワイヤーで引き揚げを行うバージ船と船体の一部が接触する事態が発生し、作業が中断していた。

当初は同日午前11時までに目標とする海面上13メートルまで引き揚げる予定だったが、午前にも一時作業が中断しており、予定が大きくずれ込む見込みだ。

【珍島、世宗聯合ニュース】

(http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2017/03/23/0900000000AJP20170323005400882.HTML)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です