韓国経済、サムスン電子 設備投資を大幅増=1~3月期は9千億円超

韓国経済、サムスン電子 設備投資を大幅増=1~3月期は9千億円超

記事要約:サムスン電子が好調なニュースはいくつか出したが、そのサムスン電子の好調な理由の1つが大規模な設備投資にある。実際、この設備投資がなければ成長はないので、サムスン電子はDRAMや有機EL、家電、スマホなどで儲けたお金でさらに工場を建てたり、それらの機械を購入する。でも、知っておいて欲しいのはそれらの機械を製造しているのは実は日本のメーカーなのだ。いわゆる「半導体製造機」とか呼ばれるものである。

確かにサムスン電子の売上は凄いが日本の機械がなければ半導体を生産することができない。サムスン電子が好調ならそれらを取り扱う日本メーカーも好調ということになる。つまり、鯛焼きで例えると、サムスン電子は鯛焼きの材料を買って、お店で焼いて販売する。

日本のメーカーは鯛焼きを上手に焼ける鉄板を製造してサムスン電子に売っている。どっちが儲かるは知らないが、サムスン電子の強みは大量生産にある。売上が上がれば上がるほど、さらに設備投資が必須となる。だから、世界的な需要があるうちはサムスン電子はますます今後、工場を拡大していくことになる。でも、大きくなりすぎて風呂敷をたためないで多額の負債をおって死ぬような企業もある。大宇造船海洋とはいわないが。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、サムスン電子 設備投資を大幅増=1~3月期は9千億円超

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が今年の設備設投資規模を昨年より大幅に増やす。李明振(イ・ミョンジン)IR(投資家向け広報)専務は27日、1~3月期の連結決算を発表した後の会見で「今年の施設(設備)投資計画はまだ確定していないが、3D(3次元)V―NAND型フラッシュメモリー、システムLSI(大規模集積回路)、有機ELなどを中心に、前年に比べ大幅に増加すると予想している」と述べた。

サムスン電子は1~3月期に9兆8000億ウォン(約9650億円)の投資を行い、このうち半導体に5兆ウォン、ディスプレーに4兆2000億ウォンを投じた。

李専務はまた、回路線幅7ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体の量産計画について「予定通り進めている」とした上で、来年初めに開始し、2019年に本格量産に入る予定だと述べた。

韓国経済、サムスン電子 設備投資を大幅増=1~3月期は9千億円超」への6件のフィードバック

  1. 韓国経済は不景気だといいながら絶好調のようだ。輸出は順調だし、サムスンも好調で、SKハイニックスもLG電子も同様だ。現代自動車も中国では苦戦しているが世界シェア5位に変化はない。我々の期待とは正反対だ。北朝鮮と同様で、放置しておいたために勢い付けてしまったのだろう。今更手に負えないのが悔しい。また半導体製造装置では東京エレクトロンがなんとか頑張っているが、ニコンやキャノンはかなりシェアを落としている。DRAMは韓国が頑張っているのではなく、日本勢が手を引いた結果でしょう。市場価格が不安定なDREMに多額の設備費投資をする賭博の様な商売を日本企業は嫌ったのだと思います。その結果、日本の半導体製造装置メーカーも落ち込んでしまったのでしょう。

    1. コメントありがとうございます。

      むしろ、韓国勢のダンピングに負けたんですよね。DRAM価格が急激に下がってしまったことを数年前にありました。ドイツのDRAMメーカーが潰れて、日本もエルピーダも潰れました。それをやったのサムスン電子、LG電子といった韓国勢です。で、実際、DRAM過剰供給が収まったことにより、DRAM価格が上昇してきたのが3年前ぐらいです。焼き畑商法に負けたわけですね。

  2. サムスンの営業利益に関して、時々目にするのが、在庫を利益として計算するからという物があるのですが、これってどーゆーことですか?

    1. コメントありがとうございます。

      営業利益というのは企業の営業活動から発生する利益のことですが、在庫というのは将来売れる製品を今期の売掛金として計算しているということじゃないですかね。韓国の会計は国際会計基準ではないのでよくわかりません。でも、実際、サムスン電子が在庫で営業利益を水増しにしていても、それが表に出ないので上手く誤魔化せるシステムがあると。営業利益も凄いですが、サムスン電子は多額の借金もありますからね。

  3. 大石さん

    ちょっと補足します。
    半導体製造装置でも、いまだ日本製は健在です。シェア―ある、なしは工程で顕著です。たとえば、汎用CVD、PVD装置はオランダ、アメリカ製品が9割です。日本製は特殊用途向けCVD,PVD装置しか売りません。で、リソグラヒ―は6割がオランダ製です。4割が日本製です。これにはからくりがあり、日本製は旧来のものが3割、新製品(EB)が1割です。オランダ製は新製品(UV)のみです。しかし、性能では日本製に及びません。しかし、オランダ製は死ぬ気の低価格です。
    キャノンは特殊用途では顕在です。リコーは出遅れました。でも、それでよかったのです。上記EBは日本電子などの電顕企業に勝てません。他にまねのできない製品をつくるにはEBしかできません。そのうちEBがUVに勝る時代が来ます(EBしかできないことが多々あるんです)。
    あと、DRAMって規模なんですよ。一枚のウェハーから100個DRAM
    できるとします。日本の作っているセンサーとかマイコンとか特殊半導体は20個くらいしかできません。日本のは混載で誰も真似できません。だから、世界で一番半導体製造会社が多い(37社くらい)。次はアメリカ(15社くらい)。韓国は5社(と言っても実質2社)です(そういう辞典みたいな本があるので大きな図書館か旧帝大の図書館にはありますので見てください)。で、日本の半導体は複雑だから量が少ない。DRAMは簡単で大量にできるが製造装置が高いから先進国向け製造製品ではありません。あと、日本の半導体は他国の半導体と違って特殊加工なので、半導体というカテゴリーから外れる(外される)ため、既存半導体製品と区別されます。だから、製造装置、過程は同じでも、素材、大きさが違うので別物と判断されます。だから、日本のランキングは低いのです。
    ちなみに、DRAM ランキングってぐぐってください。日本ではサムスンDRAMはランキング外か底辺をさまよっています。だから、世に出回っていないもの(架空?海外で販売?内製化?)もあるんですよ!
    ま、フェイクニュースはあてにしないことです。技術者からのアドバイスでした。
    とにかく、専門書(技術書)をみることしか真実はわかりません。なぜなら、ほとんどの人は半導体=メモリーしか頭にありません(韓国人や世界のマスゴミ)。半導体は種類としては10以上ありますからね。

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