韓国経済、なぜIMFは韓国政府に根掘り葉掘り質問するのか

韓国経済、なぜIMFは韓国政府に根掘り葉掘り質問するのか

記事要約:「公務員を増やすために追加補正予算を編成したというけれど、なぜそんなことをするのですか」 と国際通貨基金(IMF)の実務担当者が韓国政府に質問したようだ。最初の出だしから中々、笑わせてくれるが、管理人もそう思う。それを突っ込んでくれるとは管理人には大助かりだな。

>国際通貨基金(IMF)の実務担当者が先月末、韓国の企画財政部(省に相当)を訪れ、公務員増員に向けた追加補正予算、公共機関の成果年俸制廃止、最低賃金引き上げという3項目について、集中的に質問したということです。IMFは毎年今ごろに実務担当者3-4人を韓国に派遣し、約1週間滞在して政策全般を点検しています。

文在寅政権が発足してから5月9日~7月9日。つまり、2ヶ月経過したのに未だに何するにしても「財源」がでてこない。追加補正予算を編成するということは、ウォンを刷ることになるので韓国政府の借金が増えるということだ。韓国政府の財政も決して追加補正予算を組めるほど余裕はないんだよな。

>IMFだけではありません。企画財政部は大手格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスとも6月末に非公開で会合を持ちました。産業界の構造調整、対北朝鮮リスク、家計債務などの懸案を新政権がどう処理しようとしているのか突っ込んだ質問があったということです。企画財政部関係者は「説明を誤れば、国の信用格付けが低下しかねないので、6月末は緊張の連続だった」と話していました。

IMFだけではなく、ムーディーズも来たと。韓国の国債の信用格付けは日本より上だものな。ムーディーズはさらにAIIBの格付けがAaaという最高位と評価して、麻生財務大臣にムーディーズなんて誰も信用してないよと突っ込まれていた。

韓国と同じように中国も一生懸命、賄賂と接待でムーディーズに取り入ったのはいうまでもない。しかし、それだけ格付け会社に接待しないといけないという経済事情があるわけだ。つまり、ウォンも元も信用されてないからこうなる。だいたい、韓国は1997年のアジア通貨危機で外貨準備高が一ドルもなかったことを巧妙に隠していたからな。今の外貨準備高も3700億ドルあるらしいが、実際、使えるドルは1000億ドルもないと管理人は見ている。

もっとも、どれだけ補正予算を組もうが少数与党ではどうやって通すのかという疑問があるが。結局、連立政権は組んで無いんだよな。しかし、外交ではお話にならない。THAAD配備も確約し、中国の経済報復措置も止まらない。日韓慰安婦合意も破棄できない。どう見ても2ヶ月経過しても何ら成果がないのだが、これでも支持率83%だからな。管理人にはこの支持率が最大の謎である。

韓国経済危機の軌跡(過去のメルマガ無料公開(1回~225回)

人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする。

〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、なぜIMFは韓国政府に根掘り葉掘り質問するのか

「公務員を増やすために追加補正予算を編成したというけれど、なぜそんなことをするのですか」

国際通貨基金(IMF)の実務担当者が先月末、韓国の企画財政部(省に相当)を訪れ、公務員増員に向けた追加補正予算、公共機関の成果年俸制廃止、最低賃金引き上げという3項目について、集中的に質問したということです。IMFは毎年今ごろに実務担当者3-4人を韓国に派遣し、約1週間滞在して政策全般を点検しています。

その結果を世界経済見通しの作成時に参考にし、年間報告書の基礎資料としても活用しています。IMFの実務担当者による訪問には神経を使うものですが、今年は特に緊張したといいます。これまでとは異なり、5月に新政権が発足した直後に当たるため、新たな政策について、IMF側から質問を浴びせされたからです。

IMFだけではありません。企画財政部は大手格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスとも6月末に非公開で会合を持ちました。

産業界の構造調整、対北朝鮮リスク、家計債務などの懸案を新政権がどう処理しようとしているのか突っ込んだ質問があったということです。企画財政部関係者は「説明を誤れば、国の信用格付けが低下しかねないので、6月末は緊張の連続だった」と話していました。

IMFとムーディーズが根掘り葉掘り質問した理由について、韓国政府関係者は「先進国の多くとは政策基調が反対方向なので、その背景が気になったようだ」と話していました。先進国は成果を協調する年俸システムを強化し、肥大化した公共部門を縮小する傾向を見せています。最低賃金引き上げも副作用が指摘されています。

しかし、文在寅(ムン・ジェイン)政権は成果年俸制の拡大を白紙化したり、公務員の数を増やしたりしているので、それが奇妙に見えたという状況です。急激な最低賃金引き上げも検討すべき問題だと判断したようです。企画財政部は頭を抱えているようです。石橋をたたいていて日が暮れてもいけないが、石橋をたたかずに渡るのも危険だからです。

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/07/2017070701598.html)

韓国経済、なぜIMFは韓国政府に根掘り葉掘り質問するのか」への4件のフィードバック

  1. シンシアリー氏のブログによれば、韓国で利上げがあるかもしれない、とのことです。韓国では、左派政権の時は何故か「通貨高」「高金利」の方向へ舵を切る傾向があり、韓銀総裁が「金融政策の緩和程度の調整が必要になるかも知れない」と発言したことで、利上げが予想されたようです。

    もしそうなると、管理人様の予想する家計債務爆弾は、今年から来年にかけて爆発するかも知れません。
    韓国銀行は常に政府の意向を忖度して動くらしいので、文在寅政権の意向次第といえるでしょう。利上げが実現すれば盛大な自爆をみせてくれることになるので、是非上げて欲しいという気持ちもあります。

    1. コメントありがとうございます。

      アメリカが金利をあげるなら韓国も金利を上げないと、金利の逆転現象が発生するおそれがありますからね。ただ、管理人は利上げよりも、国際原油価格が気になっています。韓国経済が今、好調なのはサムスン電子、ウォン安、原油価格の高騰が原因なのでこの原油価格がこれ以上あがらないで40ドルぐらいで彷徨うなら、成長はこれ以上は見込めないかと。金利上げるもアメリカの動きを見てからじゃないでしょうか。

  2. 懐かしい話しから。

    80年代にオイルショックがありました。
    あと30年もすれば、原油は枯渇するという予測が出てきて、
    毎朝、カルフォルニアあたりのガソリンスタンドに並ぶ車の列を、
    TVが、中継しながら話していたのを思い出しました。

    今は、その30年後くらいなのですが???

    誰も何も言いません。
    理由は、ロシア(当時はソ連)を中心に新たな油田が、
    数多く見つかったかららしいです。
    最近ではシェールガスも生産されるようになったので・・・
    でも中東でもまだ生産されていますが・・・

    今にして妄想すれば、印象報道? でっち上げ?

    現状、「二酸化炭素が地球温暖化の原因である」というが、ありますが、
    それより、「石(コンクリート)によるヒートアイランド現象が原因」
    ではないか、と疑っています。

  3. >なぜIMFは韓国政府に根掘り葉掘り質問するのか

    そんなの信用できないからに決まっているでしょう。
    確か、2013年だったか2014年だったかにIMFが行ったストレステストでは、監督庁のデータへ直接アクセスさせてもらえず、韓国側が提出したデータのみで検証してみた結果、データに不備が多くて正確な判断はできないが、一応、検証の結果はOKという事になっていたはず。
    韓国が自分たちに都合の悪いデータを隠蔽したであろうことは容易に想像できるし、これで信用しろ言う方が無理な話。
    あれから数年経って、さらに悪化しているのだろうなぁ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です