ノーベル化学賞に欧米の研究者3人

ノーベル化学賞に欧米の研究者3人

今年のノーベル化学賞は欧米の研究者3人、スイス、ローザンヌ大学のジャック・ドゥボシェ名誉教授、アメリカ、コロンビア大学のヨアヒム・フランク名誉教授、それにイギリスのMRC分子生物学研究所のリチャード・ヘンダーソン博士となった。おめでとうございます。

それで大事な受賞理由の方だが、たんぱく質などの細胞を非常に低温状態にすることで極めて高い解像度で観察することを可能にした「クライオ電子顕微鏡の開発」が評価されたものらしい。なんだ。そのクライオ電子顕微鏡って。ということで早速、調べてみた。でも、難しすぎるので要約だけのせておく。

>ここ数年,クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子再構成法が構造生物学者にとり魅力的な手法のひとつとなってきた.結晶をつくることなく原子モデルを構築することのできるほど高分解能の3次元構造が得られるようになってきたからである.データベースへの登録数は加速度的に増加しており,大きな膜タンパク質の構造やスプライソソームのような複雑かつ多数の分子からなる複合体の構造も近原子分解能で解かれた.このようなブレークスルーをもたらしたものとして,コンピューターにより制御され高性能のステージを搭載した専用の電子顕微鏡の開発,電子直接検出器の登場,これまでになかったアルゴリズムを取り入れた新しい解析ソフトウェアの登場,の3つがあげられる.近原子分解能とよばれる高分解能の達成においては電子直接検出器および解析ソフトウェアが重要であり,高い生産性でデータが報告されるようになったのは専用の電子顕微鏡の登場によるところが大きい.透過型電子顕微鏡の誕生から80年以上をへて,ようやく電子顕微鏡を用いた構造生物学への道が開けてきた.この急激な進歩をもたらした技術について解説する.

(http://leading.lifesciencedb.jp/5-e010/)

難しいことはわからないが、このクライオ電子顕微鏡によって今まで出来なかった高分解能3次元構造が得られるようになったそうである。うん。さっぱりわからないな。リンクは張っておくが専門家でないと何のことはわからない。

まあ、今年は日本人の受賞はなくて残念であったが、毎年、受賞できるほうが凄いのだから、別に良いんじゃないか。しかし、米国人はやっぱり凄いな。今回もほぼ米国人ではないか。

ノーベル化学賞に欧米の研究者3人

ことしのノーベル化学賞の受賞者に、スイス、ローザンヌ大学のジャック・ドゥボシェ名誉教授、アメリカ、コロンビア大学のヨアヒム・フランク名誉教授、それにイギリスのMRC分子生物学研究所のリチャード・ヘンダーソン博士の合わせて3人が選ばれました。

3人は、たんぱく質などの細胞を非常に低温状態にすることで極めて高い解像度で観察することを可能にした「クライオ電子顕微鏡の開発」が評価されたものです。

ノーベル賞の自然科学系の3つの賞で4年連続の日本人研究者の受賞はなりませんでした。

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