韓国経済、日本で世界需要の数百年分のレアアース発見、中国でも注目

韓国経済、日本で世界需要の数百年分のレアアース発見、中国でも注目

記事要約:どうやら日本の近海で世界需要の数百年分のレアアースが発見されたそうだ。それで中国が注目しているようだが、残念ながらすぐに取り出せるものではない。だから、いきなりレアアース価格が下がることもない。ただ、将来的に日本に大きな利益をもたらすことになるので中国に奪われるわけにはいかない。

>日本の南鳥島沖の海底に世界需要の数百年分に相当するレアアースが存在することがわかったとする報道が中国でも話題となっている

南鳥島か。確か日本の最東端にある島だったか。とりあえず、調べておくと、西太平洋にある日本最東端の島。東京都小笠原村に属する。隆起サンゴ礁からなり、父島の南東1200キロに位置する。明治29年(1896)水谷新六が発見。気象観測地。古くからアホウドリの繁殖地。マーカス島。ウイーク島ともいうそうだがどうしてなのかは後で解説する。地図でも確認しておこう。島の形が中々面白い。

これが南鳥島。島の形が歪な△なんだよな。

(http://www.mlit.go.jp/common/001176188.pdf)

有名なのは絶滅危惧種であるアホウドリの繁殖地域である。自然豊かな場所だということ。ただ、知って欲しいのはこの場所は戦略的に重要な島であるということ。それを示すのが南鳥島事件である。説明に書いてある通り、1902年、日本は軍艦を派遣して日本領だと説明している。

歴史はこんな感じだ。なぜ、マーカス島なのかは米軍占領軍政下となって米軍がここに巨大な鉄塔を建てたこと。米軍もここが重要な拠点だということを認識していたことになる。さて、前置きはこれぐらいで今回で重要なのはレアアースについてだ。

このように日本の最東端にある南鳥島の周囲は海底資源の宝庫。日本の国土も領海+EEZを含めればかなりの広さになる。日本人はあまり感じてないと思うが。だからこそ、海は貴重であり、中国による南沙諸島や尖閣諸島に領土化には反対する必要がある。仮に日本列島がなければ中国のやりたい放題になるということは見ての通りである。そういう意味では日本列島の場所というのは世界にとっても重要であると。

>ただ実用レベルの採掘技術が存在しないため、現時点で利用できる見通しは立っていないといい、加藤教授は「企業や研究機関と検討を進め、今後10年で実際に使える採掘技術を開発したい」と話しているという。

でも、実用レベルでの採掘技術が存在しない。日本にないなら後はロシアぐらいだが、ロシアでも厳しそうだな。つまり、あるだけで実用化するには10年、20年かかると。

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韓国経済、日本で世界需要の数百年分のレアアース発見、中国でも注目

2018年4月11日、日本の南鳥島沖の海底に世界需要の数百年分に相当するレアアースが存在することがわかったとする報道が中国でも話題となっている。

中国メディアの新浪財経は日本メディアの報道を引用して、日本の最東端にある南鳥島(東京都)周辺の排他的経済水域(EEZ)の海底に、世界需要の数百年分に相当する1600万トン超のレアアース(希土類)が存在することを、早稲田大学の高谷雄太郎講師、東京大学の加藤泰浩教授らの研究チームが発表したと伝えた。

ただ実用レベルの採掘技術が存在しないため、現時点で利用できる見通しは立っていないといい、加藤教授は「企業や研究機関と検討を進め、今後10年で実際に使える採掘技術を開発したい」と話しているという。

日本メディアは「レアアースをめぐっては、日本は大部分を中国からの輸入に依存する。中国は全世界の生産量の約9割を握るため、価格の高騰や供給が不安定になる事態が発生してきた」などと伝えている。

この話題について、中国のネットユーザーからは「確か数年前にも報じられたような」「日本からはだいたい半年ごとにこの手のニュースが流れてくる」「採掘の難易度は相当に高いだろう。実現は難しいのではないか」「中国からの輸出価格を下げようとするための情報戦略だろう」などの声が出ている。

また、「日本は中国からレアアースを買い貯めし、数百年分を備蓄しているというじゃないか。中国では乱開発による環境破壊が進んでいる。もうこれ以上、中国からレアアースを買わないでくれ」という声もあった。(翻訳・編集/柳川)

(http://www.recordchina.co.jp/b591189-s0-c20.html)

韓国経済、日本で世界需要の数百年分のレアアース発見、中国でも注目」への7件のフィードバック

  1. レアメタルとレアアースが日本の排他的経済水域に多量に存在していることは以前から情報として流れていました。しかし、実際には深海から採掘し、くみ上げて精錬することにコストがかかり、輸入のほうが現実的なのかもとも。ただ、国の安全保障的な観点からは資源が国内の排他的経済水域にあることは重みをもっていそうですね。

  2. 海底5000mからの組み上げ技術は、確かフランスがあったと記憶しています。
    また、数年前は採算が合わないとしていたメタンハイドレートは技術が確立して2021年から組み上げを行うらしいです。
    レアアースもそのうち採算が合う様になるのでは?

  3. 実用化は遠い未来のことでしょうが、すばらしいニュースですね。
    池上彰さんの番組で、こんな紹介がありました。「南西諸島あたりの海底には資源がたくさん埋まっているので、中国などに奪われないように、海底の山などに日本の名前をどんどんつけて、国際機関に申請している」
    いま調べたら、ことし1月に漱石や鴎外などの名前をつけた海山や海嶺が34件承認されています。(海底地形名小委員会)

    資源がないことで有名だった日本も、時代が進んで海底資源がわかってきました。中国やロシアに注意!

  4. コストを考えると現状では無理筋だが、それを賄えるほどの不作になれば
    利益は出るだろうなw

    この手の話は、犬HKの「サイエンスゼロ」とかは数年前から出てるぞ?ww
    表層に団子玉の様に出ているので、採集には楽だが、深さの問題と回収方法等々だなw
    重機のAI自動化が進めばコストダウンも行けると思うぞ?w

  5. 「実用レベルの採掘技術が存在しないため、・・・」
    思うのですが、メタンハイドレートは、天然ガスの価格交渉に影響を与えました。今回も5年で実用レベルへと計画を立てて言い切るのが良いです。これで現状の価格交渉に良い影響を与えます。

  6. オガサワラトカゲ?、トカゲが居るということは餌が居るんだよな、可愛いな~、俺はヤモリを3度ほど飼った事がある、餌が大変よー、何を食べたと思う?、釣り餌のブドウ虫、月一度脱皮して週に1~2匹小さいのを食べる、だが釣り道具屋でブドウ虫買うときは1パック買うだろう、残ったのはどうすんの、それに動いてる奴しか食べない、ま~可哀想だから秋になると逃がすがな。。。

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