韓国経済、不安定な為替レート…ウォン安続く可能性も

韓国経済、不安定な為替レート…ウォン安続く可能性も

記事要約:管理人は今回の不安定な為替レートが、今後、ウォン高か、ウォン安になるのかは4対6ぐらいだと考えている。理由は後で解説するが、ウォン高傾向が4,ウォン安6ぐらいではないだろうか。では、それについて触れていく。

■ウォン高になる可能性

これは、まず韓国経済における地政学的リスク要因である北朝鮮との関係改善があげられる。トランプ大統領が米韓合同軍事演習が中止にするなど融和策をとることで朝鮮半島有事が遠のけば投資家は歓迎して,韓国に投資が集まる。加えてサムスン電子などの韓国勢におけるDRAMシェアの韓国勢の独占。原油価格高騰による石油製品、プラント、造船などの受注の増加。また、韓国経済は不況の前の好況を維持している状態なので、しばらくはウォン高の圧力は強い。

■ウォン安になる可能性

米国の通商圧力。米韓FTA再交渉など。さらに米国のFRBの利上げ。特に利上げで韓国との金利差が激しくなるほど、投資家は韓国から投資を引き揚げていくだろう。投資が引き上げられる。持っているウォンが売られてドルに交換される。つまり、ウォン安ということだ。後は韓国の景気後退が加速化することでの輸出減少もウォン安要因だろう。先日から、米中貿易戦争も500億ドル、600億規模で互いを制裁するなども不安要素だ。では、記事を見ていく。

>また「韓国の輸出が依然として好調であるうえ、グローバル市場でドル供給量が増える点を勘案すると、ウォン高圧力は依然として強い」と説明した。6・13地方選挙の結果もウォン高要因に挙げられる。サムスン先物のチョン・スンジ研究員は「与党の圧勝は政府の政策推進力を強化するという点でウォン高材料」と述べた。

これはウォン高の意見だが、与党は圧勝したが、この先、韓国政府はよほど上手くやらないと経済対策の無能さが露呈されてしまう結果となる。失業者が溢れているのに輸出は好調だと言われても、庶民からすれば、なら、なんで仕事がないのかになる。もっとも、輸出は既に減少しているのだが。

>一方、新韓金融のハ・ゴンヒョン研究員はウォン安ドル高基調が続くという見方を示した。ハ研究員は「米国が通貨政策正常化基調を継続していて、欧州中央銀行(ECB)も量的緩和縮小決定を控えていて、韓国をはじめとする新興国としてはやや負担になる状況」とし「米中通商摩擦による投資心理の冷え込みなどを勘案すると、ウォン安の流れが続く可能性が高い」と述べた。

それでウォン安の意見。この意見は正しいと思う。でも、投資家の心理は中々読めるものではないだろう。この研究院は韓国を新興国として述べているな。先進国とはいってない。このようにウォン高になるのか。ウォン安になるのか。管理人もそこまで確信は持てない。別の要素が追加されたら簡単に覆る可能性が高いからだ。それだけ韓国経済は脆いともいう。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、不安定な為替レート…ウォン安続く可能性も

米国の攻撃的な利上げが予告され、最近落ち着いていた外国為替市場がまた不安定になった。14日のソウル外国為替市場で、韓国ウォンは前営業日比5.9ウォン値下がりしたした1ドル=1083.10ウォンで取引を終えた。終値基準では先月21日(1ドル=1085ウォン)以来のウォン安ドル高水準。

この日未明の米国の政策金利引き上げがウォン安ドル高につながった。12日の米朝首脳会談の結果も関係があるという分析も出ている。北朝鮮の非核化計画が具体的に提示されなかったうえ、トランプ米大統領の韓米連合訓練中断発言が韓国の地政学的リスク要因を浮上させた。

しかし市場参加者はウォン安が中長期的に続く可能性は高くないとみている。ウォン・ドル為替レートは今年に入って材料によって上下に動いたが、最近は明確な方向が見えず横ばいだった。

ウリィ銀行のエコノミスト、ミン・ギョンウォン氏は「米国の利上げで通貨政策の不確実性が解消されたという点で、国内の外国為替市場に及ぼす影響は大きくない」とし「国内債券市場で外国人の買いが続いている点などを勘案すると、急激な資本流出による為替レートの急変動が発生する可能性は低い」と予想した。

また「韓国の輸出が依然として好調であるうえ、グローバル市場でドル供給量が増える点を勘案すると、ウォン高圧力は依然として強い」と説明した。6・13地方選挙の結果もウォン高要因に挙げられる。サムスン先物のチョン・スンジ研究員は「与党の圧勝は政府の政策推進力を強化するという点でウォン高材料」と述べた。

一方、新韓金融のハ・ゴンヒョン研究員はウォン安ドル高基調が続くという見方を示した。ハ研究員は「米国が通貨政策正常化基調を継続していて、欧州中央銀行(ECB)も量的緩和縮小決定を控えていて、韓国をはじめとする新興国としてはやや負担になる状況」とし「米中通商摩擦による投資心理の冷え込みなどを勘案すると、ウォン安の流れが続く可能性が高い」と述べた。

(http://japanese.joins.com/article/294/242294.html?servcode=300&sectcode=300)

 

韓国経済、不安定な為替レート…ウォン安続く可能性も」への2件のフィードバック

  1. > 米国の攻撃的な利上げが予告され、

    攻撃的って… いかにも自分達は被害者、みたいな言い方ですね。
    一応(自称)先進国なのでしょう。新興国みたいな言い方はみっともないですね。

    日本円はもっと下がっても良さそうなものですが、何故下がらないのでしょうね。

  2.  米朝会談によって、韓国に平和が到来という左翼政権の寝とぼけた談話によって、38度線に近い首都ソウルのマンション、宅地はまだまだ上昇余地があると不動産業者はアピールし始めた様です。すでにソウルの標準世帯マンションは東京に比べ1000~2000万円も高いという報道は、去年 日経新聞に記載されておりましたが、これにより韓国の地方都市にも土地の上昇が波及されるでしょう。
     現在、韓国家計債務は140兆円を超えていますが、これによって益々 家計債務が増え、私の推測ですが。今年の12月頃には、148兆円もしくは150兆円に迫る勢いで急伸するのではないかなと思っております。
     アメリカFRBの委員がワシントンポストに、アメリカFFレートはあと2回上昇すると断言しておりました。そうなるとFFレートは2.25~2.5パーセントになる計算です。そうなると外資の資金流失を止めるために、韓国公定歩合を上げなければなりませんが、家計債務が足かせとなって上げるのは非常に困難になってくると思います。
     さあーー文さん どうします。韓国公定歩合をそのままにしておけばウオン高からウオン急落・・・外資流失 上昇させれば青色吐息の中小企業、家計債務者がパンク・・・面白くなってきましたね
     青年失業者がローソクを持って集まる光景がみえるのですが・・・・・^^

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