韓国経済、【さようならSKハイニックス】SKハイニックス、営業益95%減、汎用品半導体が低迷

韓国経済、【さようならSKハイニックス】SKハイニックス、営業益95%減、汎用品半導体が低迷

記事要約:韓国のサムスン電子の利益が52%減が半導体の需要と価格低迷によるものであったが、それでもスマホ分野ではわりと頑張っていた。だから、最悪、半導体市場がこのまま回復しなくてもサムスン電子はびくともしない。しかし、SKハイニックスはどうだろうか。なんと営業利益が95%減ということになった。しかも、当然、武漢肺炎の影響など数値にでているはずもない。

> 韓国半導体大手のSKハイニックスが31日発表した2019年10~12月期連結決算は、営業利益が2360億ウォン(約217億円)と前年同期と比べて95%減った。半導体メモリーの好況期だった前年の反動減が響いた。19年7~9月期と比べても減益が続いており、SKの業績はまだ下げ止まっていない。

営業利益が95%減とか、そう簡単に見れるものじゃない。しかも、サムスン電子はある程度は回復したのにSKハイニックスの業績の下げは止まってないという。次は売上高を見ていく。

>売上高は前年同期比30%減の6兆9270億ウォンで、7~9月期比では1%の増収となった。19年12月期の通期決算では、営業利益は87%減の2兆7130億ウォン、売上高は33%減の26兆9910億ウォンだった。

営業利益と売上高の減少があってないのは、値段を下げてでも売っているからだろう。だから、営業利益だけが一気に減少した。赤字になってないのはまだ救いはあるのか。

>決算発表後の電話会見で車辰錫(チャ・ジンソク)最高財務責任者(CFO)は「データセンター投資の再開やスマホの出荷台数増によって20年はDRAMで20%、NAND型フラッシュメモリーで30%の需要増加が期待できる」と市況回復に自信を見せた。設備投資については「(18年比で大幅に減った)19年よりさらに減る」と話し、生産能力拡充には慎重姿勢を示した。

ああ、これはサムスン電子と明暗を分けたかもしれない。設備投資に慎重になるのは理解できるが、半導体は大規模な設備投資をして、それ以上の売上を伸ばすことが重要。だから、サムスン電子は2019年でも数兆円の設備投資を行っていた。それをしないてことはSKハイニックスは半導体シェアから脱落する怖れがあるてことだ。

>半導体メモリーで競合するサムスン電子の半導体事業の営業利益は10~12月期に5四半期ぶりに増益に転じた。SKはサムスンに比べて汎用品の比率が高く価格競争に巻き込まれやすい。SKに次ぐメモリー3位の米マイクロン・テクノロジーも9~11月期の営業利益は下げ止まっておらず、最先端品を多数手掛けるサムスンの収益力が顕著に表れた決算となった。

サムスン電子がどこまで半導体シェアを独占を維持できるかは今後の楽しみであるが、マイクロンだってこのまま負けることはない。旧東芝メモリー、今はキオクシアもある。工場も今年中に稼働するので、SKハイニックスは苦戦するだろうな。ところがだ。そんな半導体市場に最悪なニュースがもたらされた。それが武漢肺炎だ。

中国経済の失速。中国に建設した半導体工場は予定通りに動かせるのか。この未曾有の危機が半導体シェアにどう影響していくのか。2020年は大混乱しそうだ。

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韓国経済、【さようならSKハイニックス】SKハイニックス、営業益95%減、汎用品半導体が低迷

【ソウル=細川幸太郎】韓国半導体大手のSKハイニックスが31日発表した2019年10~12月期連結決算は、営業利益が2360億ウォン(約217億円)と前年同期と比べて95%減った。半導体メモリーの好況期だった前年の反動減が響いた。19年7~9月期と比べても減益が続いており、SKの業績はまだ下げ止まっていない。

売上高は前年同期比30%減の6兆9270億ウォンで、7~9月期比では1%の増収となった。19年12月期の通期決算では、営業利益は87%減の2兆7130億ウォン、売上高は33%減の26兆9910億ウォンだった。

決算発表後の電話会見で車辰錫(チャ・ジンソク)最高財務責任者(CFO)は「データセンター投資の再開やスマホの出荷台数増によって20年はDRAMで20%、NAND型フラッシュメモリーで30%の需要増加が期待できる」と市況回復に自信を見せた。設備投資については「(18年比で大幅に減った)19年よりさらに減る」と話し、生産能力拡充には慎重姿勢を示した。

半導体メモリーで競合するサムスン電子の半導体事業の営業利益は10~12月期に5四半期ぶりに増益に転じた。SKはサムスンに比べて汎用品の比率が高く価格競争に巻き込まれやすい。SKに次ぐメモリー3位の米マイクロン・テクノロジーも9~11月期の営業利益は下げ止まっておらず、最先端品を多数手掛けるサムスンの収益力が顕著に表れた決算となった。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55082780R30C20A1FFE000/

韓国経済、【さようならSKハイニックス】SKハイニックス、営業益95%減、汎用品半導体が低迷」への4件のフィードバック

  1. 今回の武漢肺炎が契機となり、中国の凋落が始まる。実力も無いのに、これ迄、調子が良すぎたのだ。こう言うのは何かのきっかけで急激に落ち始めるものだ。韓国も無論である。今のロシアがいい例である。軍事力は兎に角、GDPは韓国並みである。明治時代は日本の十倍の金があったのだ。

  2. 祇園精舎の鐘の声
    諸行無常の響きあり
    沙羅双樹の花の色
    盛者(じょうしゃ)必衰の理をあらわす
    おごれる人も久しからず
    唯(ただ)春の夜の夢のごとし
    たけき者も遂(つい)には滅びぬ
    偏(ひとえ)に風の前の塵(ちり)に同じ

    1. 平家物語の冒頭ですね。
      記憶では、驕れる者、猛き人…一応、手元資料(帝国書院)でも、そうなってます。違ってたらお詫びし、帝国書院に注意しときます。
      行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止まる事なし。世の中にある人と住家と、またかくの如し。
      方丈記冒頭です。方丈記には鴨長明が体験した1177年~85年の5つの災難が記述され、大火、辻風、遷都、飢饉、大地震という災難をとおして、この世の無常とはかなさを実証しているのだそうです。平家物語同様に無常の文学ですから、韓国経済の挽歌に!

  3. LGに ついでSK  お前もか!
    サムスン電子は10~12月期に下げ止まったし、通期も半減程度だった、SKハイニックスは下げ止まらずに通期も営業益87%の減収となり、新型コロナウイルスで今後は赤字転落も有り得そうですね。
    因みにLGディスプレイは10~12月期に赤字化してましたから本当にサムスン以外はやばそうですね。

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