韓国経済、1~3月期の自動車輸入額36%増 輸出は減少

韓国経済、1~3月期の自動車輸入額36%増 輸出は減少

記事要約:韓国の1~3月期の自動車輸入額が36%増加し、反対に輸出は10.1%減少したようだ。自動車輸出額は102億ドル(72万台、1兆2200億円)、輸入額は23億ドル(7万台)となった。

つまり、これだけ見れば米韓、韓国、EUのFTA成果が着実に効いていることになる。最大の輸出国がアメリカ、最大の輸入国がドイツというのも実に面白い。

実はこの輸入が増えているのは、韓国の寡占市場が原因の一つである。今までは現代自動車、起亜といった企業が市場価格を独占して、適度に値段をつり上げていた。国内販売ではこの二社だけでシェアは76%である。どう見ても独占状態である。

他は、韓国GMがさらに10%、ルノーサムスン6%、双竜5%といった感じだ。このようになっているわけだが、そこにFTAによって輸入車がどんどん入ってくるようになった。そうなると価格破壊が起こる。しかも、性能が良いドイツ車が入ってくれば、韓国車はどんどん売れなくなっていく。これが現在の状況である。

韓国車が性能でドイツ車に勝てるはずもなく、これから長いスパンで見れば、国内は輸入車が大幅に増加していくことになる。経済領土とかホルホルしていたが、その実態はただの経済植民地である。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、1~3月期の自動車輸入額36%増 輸出は減少

韓国で今年に入り自動車の輸出は減っているものの、輸入は大幅に増えていることが22日、関税庁の統計で分かった。

1~3月期の自動車輸出額は102億ドル(72万台、1兆2200億円)、輸入額は23億ドル(7万台)。前年同期より輸出額は10.1%減少し、輸入額は35.9%増加した。

自動車の輸入額は、昨年1~3月期が17億ドル、4~6月期が19億ドル、7~9月期が21億ドル、10~12月期が22億5000万ドルと増加傾向にある。

1台当たりの平均単価は、輸出が1万4101ドル、輸入は3万2195ドルで前年同期と比べそれぞれ4.6%、0.2%下落した。

最大の輸出相手国は米国、最大の輸入相手国はドイツだった。

米国向け輸出が22.0%増えたのに対し、ロシアへの輸出は73.7%減った。

中国(19.9%減)、カナダ(14.4%減)、オーストラリア(14.8%減)への輸出も減った。

統計庁関係者は「輸入車メーカーが性能をアピールしながら韓国車との差別化を強調し、割引販売をするなど攻撃的なマーケティングを行ったことが輸入増加につながった」と分析した。

(http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2015/04/22/0500000000AJP20150422000900882.HTML)

 

 

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