韓国経済、ミョン・ジョンシク農協安城教育院教授 「キムチの危機、変わらなければ生き残れない」

韓国経済、ミョン・ジョンシク農協安城教育院教授 「キムチの危機、変わらなければ生き残れない」

記事要約:韓国人が食べているキムチ9割が中国からの輸入品。そんな事実が数年ぐらい前から言われていたのだが、なんていうか韓国にはキムチしかないのに、そのキムチさえ、中国から輸入に頼るしかない。

韓国人のアイデンティティがキムチなのに、そのキムチが名前だけのものとなる。なんて言うか、自国のたった一つしかないキムチも守れない。キムチが食べられればそれでいいのだ。それがどこからきたものかなんて関係ない。

キムチが健康食品とかアホなのか?世の中、塩辛いものは病人に食べさせてはいけないのだ。その代表的なキムチが健康食品とか嘘にもほどがある。どうせお金を払って認定してもらったのだろう。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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米紙ニューヨーク・タイムズが先日、「キムチの不透明な未来」という記事を掲載した。統計的数値や現状を見ると、明らかに憂慮すべき点があるというのだ。韓国人1人当たりの年間消費量も2012年現在で60グラムと、この40年間で7分の1に減少、13年を起点に商業用キムチが家庭用キムチを上回った。

周りを見てもキムジャン(越冬用のキムチ漬け)をする家庭が大幅に減り、キムチをまったく食べない若者が増えている。だが、その一方でキムチの市場規模は2兆3000億ウォン(約2427億円)に達し、野菜市場の34%を占めている。

長期保存や発酵のため開発されたキムチ冷蔵庫の普及率も90%を超え、関連産業の経済効果も無視できない。韓国キムチの危機を伝える米国の心配が杞憂(きゆう)でないなら、共に関心を寄せるべきだろう。

「キムチ宗主国」の地位が危うい。韓国のキムジャン文化はユネスコ世界文化遺産に登録された。関税庁の統計によると、2010年に117トンだったキムチの中国向け輸出は、13年についに「0トン」になり、昨年に続き今年も2-3トン程度と、ほぼ皆無に等しい状況だ。

一方、中国の輸入量は10年に19万2000トンだったが、昨年は21万3000トンで着実に増えている。農村振興庁の統計では、ほとんどのキムチが中国から輸入され、輸入キムチの90%が飲食店や外食産業で流通し、そのうち一般の飲食店には60%、社内食堂など大量需要先には25-30%出ていることが分かった。

食品は今やウェルビーイング(健康志向)からヒーリング(癒し志向)へと進化している。街では発酵食品がよく売れ、シェフという職業も人気だ。しかし、ビタミンやミネラル・乳酸菌が豊富で、がん細胞の増殖抑制や老化・肥満抑制に効果があるという韓国キムチは
産業面で下り坂だ。

先行き不透明な中国ばかり見ないで、韓国系が多い米国・日本・ロシアなどで市場の多様化が求められる。中国はキムチを発酵食品に分類し、貿易の道を広げるべきだ。中国はキムチを漬け物に分類し、輸入を根本的に制限している。

また、キムチの変身も必要だ。塩やトウガラシの使用量を調整、辛さの多様化、調味料の種類別特化、パプリカ・ナス・ゴボウなど健康食品として最近注目されている野菜類と組み合わせた低塩健康食品キムチの開発が求められる。

さらに、食後のキムチのにおいを取り除くガムや香水、デザートの開発など、創造的な経済が必要な分野も多い。既成世代の食欲をそそり、新世代の味覚を誘う、味わい深いキムチに変わる必要がある。未来学者のアルビン・トフラーが「未来は第3の味、発酵食品の時代」と予見した米国の健康専門誌「Health(ヘルス)」は2008年、キムチをオリーブオイル・大豆・ヨーグルト・レンズ豆と共に世界5大健康食品に選定した。キムチの不確実な未来への答えは、中国でなく韓国人の選択にかかっている。

ミョン・ジョンシク農協安城教育院教授

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/28/2015092801281.html)

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  1. 中国が「キムチ四川省起源説」でも広めて、韓国に食文化が無いことを知らしめると面白いですね。まあ、中国はそういうことはしないですが。

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