韓国経済、金融業界に吹き荒れるリストラの嵐 1年で5万人減

韓国経済、金融業界に吹き荒れるリストラの嵐 1年で5万人減

記事要約:慰安婦問題の特集で忙しい管理人のサイトであるが、韓国経済の話題も振っておくと、来年の2月辺りに韓国の金融業界に激震が走るのではないかと考えている。なぜなら、韓国企業に融資した資金が回収できなく、不良債権処理することになるからだ。

銀行というのは自己資本比率を最低8%以上を維持しなければいけない。これは国際的に活動するための国際規約「バーゼル合意Ⅱ」の取り決めで決まっている。まあ、これらをBIS規制とも呼ばれるわけだが、実は2013年頃からバーゼルⅢというものに徐々に移行している。

バーゼルⅢの完全実施は2019年なので、管理人がその時に詳しい解説をするが、バーゼルⅡでも銀行が抱えるリスク計測の精緻化が行われた。つまり、銀行において自己資本比率の維持は何よりも重要なファクターとなっている。しかし、韓国の銀行はゾンビ企業が増える中、融資を回収するのが難しいので不良債権処理に追われている。もちろん、不良債権処理というのは貸倒引当金となるので、自己資本比率に大きく関わってくる。

つまり、韓国の主要銀行は自己資本比率8%維持が出来ないかもしれないのだ。もし、出来なくて国際的な取引が無理だと判断されたら、次はシステミックリスクが発生するかもしれない。こうなったら韓国はパニックとなり、預金封鎖、ATMなどの銀行システムの取引停止などに追い込まれる。それが起きるかは来年の2月になればわかる。リストラでなんとか乗り切ろうとしているようだが、そう簡単に行くとは思えない。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、金融業界に吹き荒れるリストラの嵐 1年で5万人減

【世宗聯合ニュース】韓国統計庁によると、今年1~11月の金融・保険業界の就業者数は78万9000人で、前年同期に比べ5万1000人減少した。

リーマン・ショックの影響で2009年に1年間の金融業界就業者数が5万5000人減少して以降、最大の減少となった。ほかの業種に比べ年俸が高い金融業界の雇用が1年で5万人分以上も減ったということは、経済全般において良質の雇用が減ったものと解釈できる。

今年に入ってから金融業界の就業者数が大幅に減ったのは、定年延長を控え銀行を中心にリストラの嵐が吹き荒れたためだ。英スタンダード・チャータード系のSC第一銀行は、満40歳以上の行員を対象に特別退職申請を受け付け、全行員の約2割に当たる961人を退職させた。KB国民銀行は今年前半に1122人を特別退職させた。

また、クレジットカード韓国最大手の新韓カードは、7年以上勤務した社員を対象に希望退職者を募り、176人が退職した。今年1~11月の金融業界就業者数が全体に占める割合は3.0%で、関連統計を取りはじめた04年以降、最も低い水準となった。

金融業界の就業者数の割合は、08年1月に3.6%を記録した後、3.4~3.5%と比較的安定していた。金融業はほかの産業に比べもともと雇用の割合が少なく、変動性も大きくないためだ。

しかし、今後は金融業界の雇用の割合が2%台に下落する可能性もある。

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/25/2015122501156.html)

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韓国経済、金融業界に吹き荒れるリストラの嵐 1年で5万人減」への7件のフィードバック

  1. そういや去年2014年に話題になった韓国の銀行のストレステストの結果発表ってどうなったんでしたっけ?ほらIMFの代理人が韓国人に替って…
    あれ?なんでだろうそのあとが思い出せないぞ。
    慰安問題があんまりなんで記憶障害起してるのか俺?

    1. コメントありがとうございます。

      ストレステストの結果は結局、よくわかりませんね。管理人も結構、注目していたので色々と調べてはいたのですが、IMFがストレステストをしたというニュースはあっても、詳しい結果は見つけることは出来ませんでした。

      後、IMFが韓国のストレステストを公表とか、怪しい動画は見つけましたがソースがない情報を鵜呑みにはしません。そんな動画でまともなソースがあるなら、管理人が見逃すわけないんですよね。

  2. ありがとうございます、私の記憶はまだ微かに残っていたようで良かった良かった。それではと気を取り直してググって見ると「韓国のストレステストの結果」として下記がひっかかりました。
    https://www.imf.org/external/pubs/ft/scr/2015/cr1506.pdf
    超斜め読みで間違えている可能性大な結果要約
    「このストレステストに含まれない(というかIMFにはとても見せられない)金融セクターがいくつかあったので部分的な結果検査なんだけど無理やり合格だよ」という感じでしょうか。

     特にfigure 6の図で米国金利の”正常化”の影響が云々というのが良くわかりませんが現状に直結しているような匂いがします。クンクン。

    1. コメントありがとうございます。

      いつのまに公表されていたのか。驚きです。メディアが取り上げないということは完全にスルーしたのかな。

      このストレステストはいくつかのフレームワークで行われるので、まずは、バーゼル合意Ⅲについての理解が試されており、全部英語なのでさすがにこれを正確に読み取るのは難しいですね。

      ただ、銀行の自己資本比率を見た感じは、2013年9月は平均14.3%とあるので、これが2016年にどこまで下がっているかですね。

      Banks’ capitalizations have been
      bolstered by direct capital injections via the B
      ank Recapitalization Fund after the 2008 crisis. The
      aggregate capital adequacy ratio (CAR) of the bank
      ing system was sound at 14.3 percent as of end-
      September 2013, up from 12.5 percent at end-2008 (F
      igure 2). Banks’ capital adequacy is also high
      compared to other countries.

      まあ、暇なときに頑張って読んで見ます。

  3. ジンボルトさん

    このブログ内容には関係ありませんが、ページ右上の広告が昨日はハングル文字の現代車になっていました。時々怪しげなのが表示されるようです。偶然かも知れません。しっかりしたパスワードを付けられていることと思いますが、ご注意ください。

    覚えやすく破られないパスワードを作る方法は文を作りローマ字の頭を拾うことです。さらに記号、数字、大文字を入れたりします。単語は避けます。

    例えば「猫は、心が和む」→nkh,556gngm

    皆様もご用心を!国を守る要は孫氏にあるとおり情報です。

    1. コメントありがとうございます。

      公告についてはGoogleアドセンスなので、おそらくwolfさんのグーグル検索の結果に基づいた公告が表示されているはずです。要は韓国のことをよく調べているので、韓国に興味があるんだなとGoogleシステムが認知して、それなら現代車の公告を示したという感じです。

      Googleアドセンスというのはそういうもなので、自分が興味ある分野の公告が提供される仕組みです。なので、個人の趣向によって様々な公告が掲載されます。

      1. ジンボルトさん

        返信どうもありがとうございます。IT業界で働いてきたので趣向にあった広告は理解していますが、現代車にハングル文字の広告は初体験、万一、サイト侵入の可能性があるかと、ご連絡しました。怪しいのはドライバー関連広告です。このサイトが大きくなるほど、攻撃される可能性が高まり要注意ですね。

        それにしても、中国のことは韓国以上に調べているので、簡化体漢字の広告を出せとGoogleに言いたいです(笑)。

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