米、クアッドに韓国ではなく英国を参加させる意向

米、クアッドに韓国ではなく英国を参加させる意向

記事要約:今回の記事は朝鮮日報なのだが、日本の防衛に深く関わるのでこちらで紹介する。それで、米がクアッド構想に韓国ではなく「英国」を参加させる意向という。韓国は3不+1限というものを中国に約束させられている。覚えてるだろうか。おさらいしておこう。

  1. 米国のミサイル防衛(MD)体制に加わらない。

  2. 韓米日安保協力が三カ国軍事同盟に発展することはない。

  3. THAAD(サード)の追加配備は検討しない。

合意文書には「現有のTHAADシステムの使用に関しては、中国の戦略的安全性の利益を損なわないよう、制限を設けなくてはならない」という「制限」も含まれているとして韓国外相に要求したこと。これが3不+1限である。クアッド構想に参加すれば、1か2辺りに抵触する。

つまり、韓国はこの3不+1限があるのでこの先、クアッド構想に参加は不可能だ。昨年に3不+1限は無効だと韓国が述べたら、中国が「有効」だと釘を刺していた。つまり、現在でも有効だ。これを踏まえて今回の記事を読んで欲しい。

>米ホワイトハウスのサリバン国家安保補佐官が日本、オーストラリア、インドなど4カ国が参加する多者安保協議体「クアッド」について「インド・太平洋政策の土台になるだろう」として「もっと発展させたい」との考えを示した。このような中でクアッドへの参加に消極的な韓国の代わりに、昨年欧州連合(EU)と決別した英国がこれに参加する可能性が浮上している。クアッドが「クインテット(5人組)」に拡大改編した場合、自由・民主陣営における韓国の立場が一層弱まるとの見方も出ている。

アメリカ、日本、オーストラリア、インドの4つがクアッド構想、いわゆる安倍総理が提唱したダイヤモンド構想なわけだが、ここにイギリスが参加すると。まあ、米国の同盟国であるし、日本との関係を強化しているイギリスが参加するのは自然の流れだろう。ただし、韓国は駄目だ。3不+1限があるからな。

>サリバン補佐官は29日(現地時間)に米国平和研究所主催で開催された遠隔会議に出席した際、クアッドについて「インド・太平洋地域において実質的な米国の政策を構築していく根本的な基盤だと考えている」と述べた。この会議でオブライエン元安保補佐官は「(中国に対抗して)同盟国と協力できるのはうれしいことだが、とりわけクアッドがそうだ」「おそらくわれわれがNATO(北大西洋条約機構)以降に構築した最も重要な関係になるだろう」と期待を示した。この発言を受けてサリバン補佐官は「私は本当にこのフォーマットとメカニズムを継承し、発展させたいと考えている」と歩調を合わせた。

クアッドが拡大していけばアジア版NATOはいらないてことだな。管理人はここにASEANを将来的に入れるべきだと思う。中国に対抗するには中国と対立している勢力を取り込む方がいいからな。

>2019年に結成されたクアッドは米国によるインド・太平洋戦略と中国けん制の最も中心に位置している。単なる外交政策のための会談という次元を超え、昨年12月には合同軍事演習まで実施し、その結束力を誇示した。米国は韓国に対しても名指しで参加を求めるなど圧力を加えてきたが、韓国政府は康京和(カン・ギョンファ)外交部(省に相当)長官が「特定の国(中国)の利益を排除するのは良いアイデアではない」として参加の決定を保留してきた。「トランプの政策否定(ABT)」に力を入れるバイデン政権だが、クアッドだけは継承・拡大・発展を宣言しただけに、韓国に対する圧力も今後さらに強まると予想されている。

バイデン氏がトランプ前大統領のやったことをほとんど覆しているが、まだ中国への圧力については維持しているからな。

>このような中で米国の伝統的な友邦である英国がクアッドに加わる可能性が浮上したのだ。日本の毎日新聞は31日「香港問題などを受け、英国の保守派からアジアへの関与拡大を求める声が高まっている」と伝えた。英国の日刊紙・デイリーテレグラムは28日「中国に対抗するため英国が『アジア版NATO(クアッド)』に参加する可能性」という見出しの記事を掲載した。英国のジョンソン首相がインドを訪問する際にクアッド参加問題を議題とし、協議を行う可能性もあるという。

時間の問題であるが、イギリスはEUから脱退して、TPPへ正式参加、クアッドへの参加などして、とにかくEUとは別の道へと歩き出す必要性がある。EUの後ろ盾がない以上は当然の戦略といえる。

>英国がクアッドに参加する可能性は昨年以降ずっと話題に上っていた。昨年EUから離脱した英国は新たな活路を見いだすため「アジアへの回帰」を政策として推進している。米国や日本との海上合同軍事演習を通じて持続的にインド・太平洋地域への関心を示し、先月には日本との合同軍事訓練に最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を参加させる可能性があるとも報じられた。毎日新聞は英国のクアッド参加の背景について「『アジアのツァーリ(皇帝)』と呼ばれる米ホワイトハウスのキャンベル・インド太平洋調整官の構想に基づくもの」と分析している。キャンベル調整官はこれまでメディアへの寄稿などを通じ、クアッド参加国を新たに加えるいわゆる「クアッド・プラス政策」を強調してきた。

そういうことで各国が中国と対立していく中で、互いにブロックし合う動きは第二次世界大戦前にも見られたこと。そして、ミャンマーでの新たな火種。イランや北朝鮮もあるが。火薬庫はアジアと中東に存在していると。そろそろアメリカの軍事産業も戦争して、新兵器のデモンストレーションを行いたいだろう。トランプ前大統領は戦争を一度もしなかったが、バイデン氏はどうなのか。

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米、クアッドに韓国ではなく英国を参加させる意向

米ホワイトハウスのサリバン国家安保補佐官が日本、オーストラリア、インドなど4カ国が参加する多者安保協議体「クアッド」について「インド・太平洋政策の土台になるだろう」として「もっと発展させたい」との考えを示した。このような中でクアッドへの参加に消極的な韓国の代わりに、昨年欧州連合(EU)と決別した英国がこれに参加する可能性が浮上している。クアッドが「クインテット(5人組)」に拡大改編した場合、自由・民主陣営における韓国の立場が一層弱まるとの見方も出ている。

サリバン補佐官は29日(現地時間)に米国平和研究所主催で開催された遠隔会議に出席した際、クアッドについて「インド・太平洋地域において実質的な米国の政策を構築していく根本的な基盤だと考えている」と述べた。この会議でオブライエン元安保補佐官は「(中国に対抗して)同盟国と協力できるのはうれしいことだが、とりわけクアッドがそうだ」「おそらくわれわれがNATO(北大西洋条約機構)以降に構築した最も重要な関係になるだろう」と期待を示した。この発言を受けてサリバン補佐官は「私は本当にこのフォーマットとメカニズムを継承し、発展させたいと考えている」と歩調を合わせた。

2019年に結成されたクアッドは米国によるインド・太平洋戦略と中国けん制の最も中心に位置している。単なる外交政策のための会談という次元を超え、昨年12月には合同軍事演習まで実施し、その結束力を誇示した。米国は韓国に対しても名指しで参加を求めるなど圧力を加えてきたが、韓国政府は康京和(カン・ギョンファ)外交部(省に相当)長官が「特定の国(中国)の利益を排除するのは良いアイデアではない」として参加の決定を保留してきた。「トランプの政策否定(ABT)」に力を入れるバイデン政権だが、クアッドだけは継承・拡大・発展を宣言しただけに、韓国に対する圧力も今後さらに強まると予想されている。

このような中で米国の伝統的な友邦である英国がクアッドに加わる可能性が浮上したのだ。日本の毎日新聞は31日「香港問題などを受け、英国の保守派からアジアへの関与拡大を求める声が高まっている」と伝えた。英国の日刊紙・デイリーテレグラムは28日「中国に対抗するため英国が『アジア版NATO(クアッド)』に参加する可能性」という見出しの記事を掲載した。英国のジョンソン首相がインドを訪問する際にクアッド参加問題を議題とし、協議を行う可能性もあるという。

英国がクアッドに参加する可能性は昨年以降ずっと話題に上っていた。昨年EUから離脱した英国は新たな活路を見いだすため「アジアへの回帰」を政策として推進している。米国や日本との海上合同軍事演習を通じて持続的にインド・太平洋地域への関心を示し、先月には日本との合同軍事訓練に最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を参加させる可能性があるとも報じられた。毎日新聞は英国のクアッド参加の背景について「『アジアのツァーリ(皇帝)』と呼ばれる米ホワイトハウスのキャンベル・インド太平洋調整官の構想に基づくもの」と分析している。キャンベル調整官はこれまでメディアへの寄稿などを通じ、クアッド参加国を新たに加えるいわゆる「クアッド・プラス政策」を強調してきた。

 英国は昨年5月、対中協力に向けたいわゆる「民主主義10カ国(D10)構想」を呼び掛けるなど、共通の価値観に基づく連帯に積極的な関心を示してきた。そのため韓国の外交関係者の間からは「韓国が除外された状態でのクアッド拡大・改編」に対する懸念の声も出ている。ある外交筋は「民主主義と反中国を基盤とした再編に韓国だけが疎外される形が演出されるかもしれない」とした上で「クアッドへの参加を決めるか、あるいは参加しないのであれば米中双方が納得できる原則でも立てて説得すべきだ」と訴えた。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/02/01/2021020180039.html

米、クアッドに韓国ではなく英国を参加させる意向」への5件のフィードバック

  1. 「先生ーーっ。韓国さんが教室のお掃除に参加してくれません!!!」
    「ん?どうした韓国くん。清掃に参加できない理由でもあるの?」
    「・・・」
    「ほら,同盟国のみんなが参加して,みんなが使う廊下やトイレを掃除するんだよ。」
    「・・・」
    「そして教室や廊下を汚す赤いプーさんがいたら注意するんだ。」
    「・・・」
    「そこはお前の学校じゃないってね。」
    「・・・」
    「韓国くん。きみはうちの学校になぜかいるんだから,みんなと一緒に掃除しなきゃ。」

    「ぼく。。。赤いプーさんところに行くニダっ!!!」

  2. 「3不1限」に関係なく、韓国は要らないです。
    おそらく、情報を漏らします。
    嘘つきです。
    韓国人は信用できません。
    協力なんて不可能です。

    1. ×おそらく
      〇確実に
      米軍、兵器メーカからの技術移転が進まない理由のひとつ。

  3. > 自由・民主陣営における韓国の立場が一層弱まるとの見方も出ている。

    そもそも自由民主主義体制国ではありませんが。。

    > 韓国の外交関係者の間からは「韓国が除外された状態でのクアッド拡大・改編」に対する懸念の声も出ている。

    21世紀の冊封体制入りを目指しているのだから、無問題。

    日米英3国同盟を組み、クインテッドの根幹に据えよう。

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