日本の防衛 〔米中対立〕日本政府の処理水放出決定 米国「評価する」 中国「深刻な懸念」と対立

日本の防衛 〔米中対立〕日本政府の処理水放出決定 米国「評価する」 中国「深刻な懸念」と対立

日本の防衛 〔米中対立〕日本政府の処理水放出決定 米国「評価する」 中国「深刻な懸念」と対立

日本政府が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を決定したことを受けて、米中から正反対の評価が出てきた。米国防省のプライス報道官は「独特で困難な状況において、日本は透明性を保ち、世界的な原子力安全基準に合致した手法を採用したようだ」と評価。一方、中国は「深刻な懸念」と外交ルートを通じて伝達した。

日本政府は放射性物質の濃度を国の放出基準より下げた後、海に流す方針を決めた。実際の放出は約2年後の見通しという。立憲民主党の枝野氏は「政府は福島県民、漁師をばかにしているのかという怒りでいっぱいだ。県民の声を無視し、結論ありきで走っている」と批判していたが、実際、薄めて海に流す以外の有効な解決手段は見つからない。それはどこの国も同じだ。ただ、ここに米中対立まで加わるとややこしくなり、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出問題についても日本の防衛や国益に関係することになる。

このように米国と中国では反応が正反対になっていることは処理水の海洋放出がどうとかよりは日本を批判して優位に立ちたい中国の思惑が窺える。つまり、国際的に叩けそうなネタに飛びついた。もちろん、「韓国」もそれに乗っかかってくるのはいうまでもない。韓国政府は「日本側が十分な協議なしに福島原発汚染水の海洋放出を決定するのであれば、これを受け入れることは難しい」とさっそく述べている。

中国政府は「責任ある態度で慎重に対処するよう求めた」とか述べているが、自分たちが核実験して海に流していた事実は無視なのか。

例えば2019年12月24日、安倍前総理が文在寅大統領との首脳会談で、安倍前総理は韓国が福島産の輸入を禁止していることに対して「福島第1原発から排出される水に含まれる放射性物質の量は韓国の原発の排水の100分の1以下だ」と突きつけた。日本は中国に対しても同じことが言えるのではないか。

日本は科学的な根拠で分析して安全で問題ないという基準の処理水を海洋放出しようとしているのに、なぜ中国から批判されなければならないのか。ガースー総理は中国にデータをそろえて反論しろ。また、韓国以上に汚染水を垂れ流す中国についても言及した方がいい。

>中国外務省は趙立堅(ちょう・りつけん)報道官名の談話で、処理水の処分問題について「国際的な共同利益と、周辺国の直接的な利益に関わる」と主張。その上で「現在、国際世論は日本の決定に大変注目し、広く疑義や反対を表明している」との見方を示した。

中国のいう国際世論は中国、韓国、北朝鮮の3カ国ぐらいか。少なくともアメリカは評価しているが。それ以外の他国の反応について出てきてないので中国の外務省の述べていることはフェイクニュースである。

>また、日本に対して「いつも他国に国際責任を履行するよう求めている。見て見ぬふりや、聞き捨てにすることは許されない」と強調した。

国際責任を履行しないといけないのは中国の方だ。さっさとウイグル人のジェノサイドをやめろ。台湾を侵略しようとするな。香港から自治を奪うな。もちろん、尖閣諸島に中国船を侵入させるな。武漢肺炎の謝罪と賠償をしろなどと、いくらでも言いたいことはある。

>日本が米国と対中連携を深め、台湾や香港、新疆(しんきょう)ウイグル自治区などの問題で中国を批判していることへの意趣返しとみられる。近く行われる日米首脳会談の内容次第では、処理水の処分問題で対日圧力をさらに増す可能性もある。

4月16日に開催予定の米韓首脳会談への牽制か。でも、それがどうした?処理水の処分問題で日本政府がやっていることは何一つ間違っていない。いずれは処理水を処理しないと行けないのだ。対日圧力を増そうが中国とはいずれは対立する運命にある。政治的中立とか中国擁護するファーストリテイリングの社長の柳井氏にはわからないようだが。

一方、韓国でも日本政府の処理水の海洋放出について反対を表明している。中国と韓国はどちらも日本を叩くネタとしてこれからも「利用」するようだ。

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日本の防衛 〔米中対立〕日本政府の処理水放出決定 米国「評価する」 中国「深刻な懸念」と対立

【北京=三塚聖平】中国外務省は12日、日本政府が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出の方針を13日にも正式決定することについて、外交ルートを通じて日本側に「深刻な懸念」を伝達したと発表した。「責任ある態度で慎重に対処するよう求めた」としており、中国側は日中間の新たな争点にする考えとみられる。

中国外務省は趙立堅(ちょう・りつけん)報道官名の談話で、処理水の処分問題について「国際的な共同利益と、周辺国の直接的な利益に関わる」と主張。その上で「現在、国際世論は日本の決定に大変注目し、広く疑義や反対を表明している」との見方を示した。

また、日本に対して「いつも他国に国際責任を履行するよう求めている。見て見ぬふりや、聞き捨てにすることは許されない」と強調した。

日本が米国と対中連携を深め、台湾や香港、新疆(しんきょう)ウイグル自治区などの問題で中国を批判していることへの意趣返しとみられる。近く行われる日米首脳会談の内容次第では、処理水の処分問題で対日圧力をさらに増す可能性もある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a65f4eadceed2d538f8adb328fffbe871551eed

日本の防衛 〔米中対立〕日本政府の処理水放出決定 米国「評価する」 中国「深刻な懸念」と対立」への5件のフィードバック

  1. 麻生大臣が「中国やら韓国やらが海に放出しているのと同じもの~云々
    別にあの水(処理水)飲んでも何ちゅうことないそうですから~云々」と発言してくれたようですね。

    そもそも中国の海岸河口廻りを飛行機から見ると毒々しい色で正式に調べなくてもヤバいのは素人でもわかりますし
    セウォル号の引き上げには水質が濁り視野の確保が難しかったとか?
    中韓はお前が言うな案件が多すぎる。

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