日本の防衛 今月末ハワイでの会談調整 韓国の合同参謀本部議長と日本の自衛隊統合幕僚長が別途面会する計画はない

　今月末にハワイで開かれるインド太平洋司令官の離任・就任式に合わせて、日米韓の軍制服組トップが会合を行う方向で検討しているようだ。新しいインド太平洋司令官には、アキリーノ太平洋艦隊司令官が就任する予定。一方で、韓国の合同参謀本部議長と日本の自衛隊統合幕僚長が別途面会する計画はない。

　つまり、日本と韓国が個別に面会してなにかを協議することもない。防衛省は日本の哨戒機に韓国の艦船がFCレーダーを照射してきた事件で完全に韓国を見限ったと。しかし、あの事件は2018年12月20日のことでもう2年前なのか。

　2018年（平成30年）12月20日、日本海の能登半島沖（日本ＥＥＺ内）において韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」が、海上自衛隊のP-1哨戒機に対してFCレーダー（射撃指揮システムで使用されるレーダー）を照射した。日本が抗議すると、「哨戒機を追跡する目的ではない」と最初は照射したことを認めていたら、そのうち韓国側が「照射していない」と嘘を付く。

　防衛省がＹＯＵＴＵＢＥで証拠動画を載せると、そこには「瀬取り」をしている怪しげな船の現場が映っていたという。最後は日本が威嚇飛行したとか意味不明な言い訳をして、完全に防衛省から見限られた。動画の再生数はいくつだろう。330万回か。中々、視聴されている。

　あれから2年、もう防衛省・自衛隊が韓国と個別に会合するということはなくなった。それから日本の輸出管理措置強化（未だに韓国では輸出規制だと主張）の報復としてＧＳＯＭＩＡ破棄するとか、出来もしないことを宣言してアメリカを怒らせたよな。最近、ＧＳＯＭＩＡについて触れもしないのでよほどアメリカから激怒されたのだろう。

　ただ、日本の防衛の観点からすれば、韓国との関係が疎遠になったことで、日本独自に動きやすくなった。対中国包囲網としてクアッド構想が具現化したのも、アメリカが韓国の「反日」に愛想を尽かしたことも一因だろう。だから、韓国との関係は朝鮮半島・北朝鮮情勢といった局地的なものとなった。その前に旭日旗がどうとかで日本の船が韓国の港に入れなくなったのは朗報だ。さらに付き合う理由が減ったからな。

　そもそもクアッドにも参加しない韓国に日本が何か議題にすることなんてないよな。アメリカがいるときだけ参加しておくだけで事足りるだろう。

　後、今回就任するアメリカのアキリーノ太平洋艦隊司令官が中国の台湾侵攻について「多くの人が理解しているより切迫した状態だ」と述べていたことは覚えておいた方がいいだろう。

　日本の防衛でも重要となる中国による台湾への武力侵攻が起きてしまえば、次に狙われるのは尖閣諸島の可能性が高い。台湾侵攻させないためには台湾との強固な軍事的な協力関係、防衛強化などをして牽制しておく必要がある。

[blogcard url=”https://kankokukeizai.com/archives/148440″]

日本の防衛 今月末ハワイでの会談調整 韓国の合同参謀本部議長と日本の自衛隊統合幕僚長が別途面会する計画はない

【ソウル聯合ニュース】韓米日３カ国の軍制服組トップが、今月末に米ハワイで開かれる米インド太平洋司令官の離任・就任式に合わせて会合を行う方向で調整していることが分かった。韓国軍の消息筋が１３日、明らかにした。

　新しいインド太平洋司令官には、アキリーノ太平洋艦隊司令官が就任する予定だ。

　韓米日は今回の会合で3カ国の軍事協力策をはじめ、北朝鮮の動向や朝鮮半島と周辺地域の安保情勢などに関して意見交換するとみられる。

　韓米日の軍制服組トップによる対面での会合は前回、２０１９年１０月に米国のミリー統合参謀本部議長の就任式の際に米国で開かれた。

　昨年１１月に開催されたテレビ会議では、３カ国がインド太平洋地域の平和と安定に向け安保上の懸念事項を解決するための努力を続け、多国間協力を拡大することで一致した。

　一方、韓国の合同参謀本部議長と日本の自衛隊統合幕僚長が今回ハワイで別途面会する計画はないという。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20210413002500882?section=politics/index