韓国経済、【韓国造船危機】大宇造船海洋、昨年5兆5051億ウォンの赤字…8年分の営業利益1年で食いつぶす

韓国経済、【韓国造船危機】大宇造船海洋、昨年5兆5051億ウォンの赤字…8年分の営業利益1年で食いつぶす

記事要約:韓国の造船が危険な状態であることは何度も伝えた通りだが、造船ビッグ3の大宇造船海洋の昨年、5兆5051億ウォンの赤字となったようだ。1兆ウォンが939億円らしいので、5000億円ぐらいだろうか。しかも、それが8年分の営業利益だそうだ。これは潰れるのも時間の問題だな。今年は黒字回復て、この前、1月~2月の受注がわずか3件だったような・・・どうやって黒字にするんだ・・・。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、【韓国造船危機】大宇造船海洋、昨年5兆5051億ウォンの赤字…8年分の営業利益1年で食いつぶす

大宇(デウ)造船海洋が昨年10~12月期にも1兆ウォン(約939億円)に近い営業損失を出した。この1年間の営業損失規模は5兆5051億ウォンに達すると集計された。
同社が2007年から2014年まで8年間に稼いだ営業利益5兆660億ウォンよりも大きい規模だ。大宇造船海洋と現代(ヒョンデ)重工業、サムスン重工業の韓国造船「ビッグスリー」が昨年記録した赤字規模は合わせて8兆3156億ウォンに達した。

◇海洋プラント不良で大規模赤字

大宇造船海洋は7日、昨年10~12月期に売り上げ3兆7448億ウォン、営業損失9733億ウォンを記録したと公示した。大宇造船海洋は昨年1~3月期から4四半期連続赤字となった。
4~6月期に3兆399億ウォン、7~9月期に1兆2171億ウォンと1兆ウォン単位の赤字を出した。年間売り上げは12兆9743億ウォンで2014年の16兆7863億ウォンに比べ22.7%減った。

大宇造船海洋が昨年4~6月期から大規模赤字を出した理由は、主に海洋プラント事業で不良が発生したためだ。大宇造船海洋の昨年の営業損失のうち約80%が海洋プラント事業で発生した。

業界関係者は「大宇造船海洋をはじめとする韓国の造船会社は海洋プロジェクトが2010年以降に大型化、高仕様化、高難度化する状況で、これらをターンキー(設計・施工一括契約)方式で受注した。原価を誤って計算し、納期を合わせられない状況が繰り返され大規模損失が発生したもの」と説明した。

大宇造船海洋は2014年までこうした追加費用を業績に反映しなかった。そうしたところを昨年就任した鄭聖立(チョン・ソンリプ)社長の指示で一気に不良を会計帳簿に反映した。

個別のプロジェクトでは極地用半潜水式海洋ボーリング船「ソンガ・リグ」プロジェクトで1兆ウォン規模の損失が発生した。大宇造船海洋はノルウェーのソンガオフショアから極地用半潜水式海洋ボーリング船4隻を1隻6000億ウォン、総額約2兆4000億ウォンで受注したが建造費用は3兆ウォンを超えたという。 ルーマニアのマンガリア重工業など海外子会社で発生した損失も約1兆ウォンに達した。

10~12月期に再び1兆ウォン近い営業損失を出した理由について大宇造船海洋関係者は「産業銀行の調査の結果確認された5兆ウォン台の損失を建造進行過程別に4~6月期から10~12月期まで分けて反映したため。 産業銀行が予想した年間赤字規模(約5兆3000億ウォン)と似た業績を記録したことからわかるように予期していない追加損失が発生したものではない」と話した。

◇「今年は黒字転換に自信」

大宇造船海洋は今年は黒字転換が可能だと自信を持つ。1~3月期から営業利益を出せるということだ。大宇造船海洋関係者は「世界で最も多くの受注残高を保有しており、残高全体のうち約35%の51隻が高付加価値船舶の液化天然ガス(LNG)運搬船だ。今年からLNG運搬船建造が本格的に始まることから収益性も改善されるだろう」と話した。

鄭聖立社長は4日に記者らと会った席で、「1~3月期は非常に雰囲気が良い。下半期からは業績が急速に安定化するだろう」と話した。大宇造船海洋の赤字の主犯といえるソンガプロジェクトの最後の4号船も今月末に引き渡すなど海洋プロジェクトの多くが年内に終わるため追加不良が発生する可能性は低いという説明だ。現代重工業とサムスン重工業も今年年間基準で黒字を出せるとみている。

造船業界ではしかし昨年下半期から受注量が急減していることが造船会社の足を引っ張りかねないとの懸念が出ている。英国の造船海運分析機関クラークソンによると韓国の造船業界は今年1~2月に8万5700CGT(標準換算トン数:建造難易度などを考慮した船舶重量)を受注したが、これは前年同期の5%水準だ。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

(http://japanese.joins.com/article/945/212945.html)

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