韓国経済、ウォンのリデノミネーション、日本との協調も重要だ 韓国経済は将来的に「1ドル:1円:1ウォン」に

韓国経済、ウォンのリデノミネーション、日本との協調も重要だ 韓国経済は将来的に「1ドル:1円:1ウォン」に

記事要約:確かに韓国経済の毎日見ている管理人にとって、韓国のウォンはややこしい。数字がとにかくでかくなりがちであるからだ。例えば、韓国の家計負債が1200兆ウォン突破したといっても、これ日本円でだいたいいくらとすぐに換算するのは難しいだろう。

管理人は大体120兆円ぐらいだと紹介するわけだが、問題は日本と韓国の「120兆円相当」では重みが違うのだ。それが日本と韓国の経済力の差といっても良いかもしれない。このような明確な差があるのにウォンをデノミをするとして、なんで1ドル:1円:1ウォンになるのか。コレガワカラナイ。

デノミについての解説がいるか。デノミ、デノミネーションとは、貨幣の呼称単位を切り下げること。インフレによって表示金額が大きくなりすぎた場合などに行う。デノミでは良くジンバブエがネタにされるが、用は単位が大きくなりすぎてわかりにくいのでその辺りを下げようということだ。

ただ、貨幣レートというのは韓国だけで設定できるわけでもない。例えば、韓国政府が今から1ウォン=1円になりますとか述べたらどうなるのか。これ為替レートでいえば、現在は10ウォン=0.9円ぐらいなので、いきなりウォンの価値が9倍以上になる。つまり、あり得ないのだ。もし、デノミを行うなら日本も同じように通貨の単位を切り下げることになる。その辺は記事の筆者もよくわかっているのでそこの部分を抜き出してみよう。

>そして日本との協調も必要だ。韓国経済は米国、中国、そして日本と緊密に関わっている。この先、これらの国との経済関係がさらに密接になり、経済統合や通貨統合をめぐる議論が始まることも考えられる。今、リデノミを進めるならこうした状況を考慮せねばならない。
仮に日本と一緒に100分の1に切り下げた場合「米国1ドル:日本1円:中国6人民元:韓国11ウォン」となる。

日本と韓国の通貨統合なんて将来的にもあり得ない話で、議論することもないが、リデノミを進めるなら他の国との協調がいるてことには同意する。でも、それをやったことで、韓国ウォンの価値が上がるわけではない。どのみち、1円=11ウォンならたいしてかわってない。問題はその後だ。

>その上で、韓国は将来的に「1ドル:1円:1ウォン」になるよう韓国経済を成長させ、政治・社会を十分に発展させねばならない。もし日本と連携せず、韓国だけが1000分の1に切り下げれば「1ドル:100円:6人民元:1ウォン」となる。どこかおかしくないだろうか。実際のところ、今はリデノミを議論する適切な時期ではない。国際経済など、さまざまな面で不都合が出る。

もし、韓国のウォンが1ドル=1ウォンとなる日が来るならそれは、米国経済と並んだときである。つまり、米国が滅びない限りはあり得ないことである。日本が円高の時でさえ、1ドル=76円だった。それだけ米国のドルの価値は高いのだ。では、1ドル=何ウォンかご存じだろうか?それはいつも見ている為替レートからわかる。1ドル=1136ウォンである。ちょうど良いのでここで10年分のウォンレートを振りかえろう。

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わかるだろうか。韓国経済が絶好調だといわれた2007年でさえ896ウォンが限界である。1ドル=1ウォンなんていうのがどれだけあり得ないことかはこれを見れば一目瞭然だろう。因みに米国との差は1136倍と見て良い。米国と韓国では1136倍の通貨の差があるのだ。これが現実である。だから、1ドル=1ウォンなんていう時代は永遠にやってこない。

1円=1ウォンでも広大な砂漠で小さな針を1本さがすぐらいの難易度なのに、さらにドルではそれは砂漠ではなく宇宙で小さな針を探すぐらいの難易度となる。実質、不可能といっても何ら問題はない。天文学的な確率で存在しているといってもいい。

そもそも、このリデノミにかかる費用や、アメリカ、日本が韓国のために通貨を切り下げるようなことをする理由がない。しかも、それをすればユーロにもやらないといけなくなるだろう。結局のところ、デノミするような時期ではないと言うことで終わる。

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韓国経済、ウォンのリデノミネーション、日本との協調も重要だ 韓国経済は将来的に「1ドル:1円:1ウォン」に

韓国の政界を中心に、リデノミネーション(通貨単位の変更、リデノミ)に対する議論が再び持ち上がっている。リデノミの必要性については筆者も同意する。現在の通貨単位は1962年に定められたものだ。

この間に消費者物価は約53倍になった。当時は1000ウォンで買えていたものが、今は5万ウォン(約4600円)出しても買えないのだ。

そのせいで、私たちの日常生活で計算単位が大きくなりすぎ、複雑になることがたびたびある。米国の大卒者の初年収が5万ドル(約510万円)だとすれば、韓国は2500万ウォン(約230万円)だ。

米国のそこそこの住宅が50万ドル(約5100万円)なら、韓国は5億ウォン(約4600万円)だ。5億ウォンを500,000,000と書いてみれば、韓国の計算単位がいかに大きいかよく分かる。

また、2015年における韓国の国富(国民純資産)は1京2359兆ウォン(約1150兆円)で、金融資産総額は1京4599兆ウォン(約1360兆円)だ。「兆」単位にとどまらず「京」単位を使っている状況だ。

結果的に、為替の面でも数字が複雑になっている。最近のウォンの対ドル相場は1ドル=1100ウォン(約102円)ほどだ。イタリアの対ドル相場は2002年末基準で1ドル=1850リラだったが、その後、ユーロに統合されたため、今では経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち1ドルが1000単位を超える国は韓国しかない。

世界10位程度の経済力を持つ韓国としては、為替の面で通貨単位が高すぎると言わざるを得ない。

ならば、どんな方法でリデノミを進めるべきか。一部では1000分の1にすべきとの主張があるが、100分の1にするのが適切だ。

100分の1にすれば、現在の通貨単位である「ウォン」を「チョン」に下げてそのまま使用することができる。米国のドルとセントのようにすればいいのだ。これは国民の使用の不便を減らす方法でもある。

そして日本との協調も必要だ。韓国経済は米国、中国、そして日本と緊密に関わっている。この先、これらの国との経済関係がさらに密接になり、経済統合や通貨統合をめぐる議論が始まることも考えられる。今、リデノミを進めるならこうした状況を考慮せねばならない。
仮に日本と一緒に100分の1に切り下げた場合「米国1ドル:日本1円:中国6人民元:韓国11ウォン」となる。

その上で、韓国は将来的に「1ドル:1円:1ウォン」になるよう韓国経済を成長させ、政治・社会を十分に発展させねばならない。もし日本と連携せず、韓国だけが1000分の1に切り下げれば「1ドル:100円:6人民元:1ウォン」となる。どこかおかしくないだろうか。実際のところ、今はリデノミを議論する適切な時期ではない。国際経済など、さまざまな面で不都合が出る。

一方で、グローバル化が進み、全世界が一つになりつつあるのが現状だ。

どこかの国がうまくいかなくなれば全世界がしわ寄せを受け、それを正常化するには一緒に「治療」を受ける必要がある。広範囲な政策協力が必要な理由はまさにそこにある。

どこかの未来学者は、将来的な「世界政府」の誕生を予告していなかったか。こうしたなか、主要政策を賢く進めていく眼識が切実に求められている。幅広い視野を持ち、ずっと先を見据える未来志向的な姿勢がいつにも増して必要なときだ。

朝鮮日報日本語版 イ・ヨンタク世界未来フォーラム理事長

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/22/2016102200388.html)

 

韓国経済、ウォンのリデノミネーション、日本との協調も重要だ 韓国経済は将来的に「1ドル:1円:1ウォン」に」への3件のフィードバック

  1. まず、「そして日本との協調も必要だ」・・・・・まったく必要と思っておりません。
        「この先、これらの国との経済関係がさらに密接になり」・・・・・ はあっ。
        「経済統合や通貨統合をめぐる議論」・・・・・経済統合  いや~?。

    なんか~夢でも見てるんか?、 まー 北*鮮みたいに がんばって。。。

  2. 何で紙屑ウォンと円が同じ価値にならんといかんのじゃ!
    寝言は寝て言え!

  3. は?
    なんで韓国の見栄の為に日本が付き合わなければいけない?
    日本は必要なしw

    それにデノミなんてするのは、北の様にタンス預金を引きださせるために
    やるのが一番の効果が期待できる未開な国だけww

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