ゲーム規制 中国のゲーム規制にまつわる文書が話題に。原神やアズールレーン、信長の野望など名指し

ゲーム規制 今回は中国のゲーム規制の話題であるが、実はこの規制は「ゲーム」だけの範疇で終わらない。おそらく、エンターテインメントにおける企業側が提供する時に遵守する基本的な「柱」となる。つまり、クリエイターは中国で商売するなら、これを遵守しないと販売中止、もしくは販売許可も下りないてことだ。

今回、具体的に上がっている「原神」、「アズールレーン」、「信長の野望」、「真・女神転生Ⅳファイナル」など色々あるが、何かしらの規制に引っかかるという認識である。管理人は原神が入ったのはびっくりしたが、ようするに女性的に見える男性はダメということ。わりと、スマホゲームではある話だな。男なのに女の子より可愛いとかのやつだ。

それはいいとして、これを取り上げている理由は今後、中国が目指す「世界」がここに内包されているからだ。ゲーム規制の対象から見る中国が目指す世界が透けて見える。

例えば、「価値観」に纏わる規制を見ると、 ガチャやPay to Winなど金銭至上主義のデザインや、退廃的・アウトローな世界観などが、不適切なコンテンツとなった。つまり、日本の拝金ガチャシステムで最近、人気があるウマ娘もアウトになるんじゃないか。金銭至上主義というのがどこまでかは知らないが、ガチャシステムに問題があるのは頷けるな。

それで、「プレイヤーに善悪を選択する権利を与えること」も推奨しないそうだ。これは、自分たちで考えることを放棄させるてことだ。思考停止。共産党が許可するゲームシナリオでないとダメってこと。わりとクリエイターは厳しいだろうな。

それと、 「反社会的・反人間的」 とされるコンテンツもダメ。ここまで共産党が目指す理想が窺える。反社会的な異分子を育てるようなゲームはダメと。だかあ、フォールアウトやGTA5なんてダメですよ。後、BLジャンルもダメらしい。

それに文化性で、日本の新撰組、武士道精神なども規制対象。つまり、謀反を企むようなストーリーは題材にするなと。次に「歴史観」。これはもうやばい。だいたい、歴史上の偉人がなぜか女の子になっているゲームも多いが、そういうのもダメと。実際、過去の偉人に著作権はないからな。でも、信長が女の子になってもなと。

このように色々とみてきたが、中国政府が何を恐れているのか。なぜ、そのような規制をするのか。これはゲームだけに限らない。この先、映画やアニメなどの映像コンテンツもそうなるだろう。しかし、反社会的なものはダメとかなら、ガンダムとかは無理だな。

管理人はテレビは洗脳装置だと言い切っているが、中国のやっていることはネットでもスパイソフトを常駐させて、悉く、自分らへの反乱を恐れている。中国人がどう受け止めるかは知らないが、それだけ内部の統一に不安要素があるてことだ。それが電力不足や不動産バブルの崩壊。中国経済危機なのかは知らないが。

今年9月24日から26日にかけて中国・北京で開催された「北京国?游??新大会(北京国際ゲームイノベーション会議)」の内部資料がインターネット上で流通し、議論を呼んでいる。同大会は、政府主導で年に一度開催されるカンファレンスであり、テンセントをはじめ大手ゲーム会社が参加した。ここでのプレゼンテーションに用いられた資料が、インターネット上に流出したと見られている。

話題となっている文書に含まれるのが、「ゲーム出版コンテンツレビューの要点と分析」とされる資料だ。中国総局の監査専門家、Chen Zhenyu氏による文書となっている。文書のなかでは、実際にコンテンツ規制の対象となる内容が列挙。いくつかの項目に章立てられて、禁止の対象が挙げられた。非常に多岐にわたる規制対象が挙げられているが、興味深いのは、いくつかの中国内外のコンテンツが名指しで挙げられていることである。文書に含まれる広範な内容のなかでも、特定のタイトルを挙げて規制対象が示されている部分を中心にピックアップして見てみよう。

第一の対象が、「価値観」にまつわる規制対象である。ガチャやPay to Winなど金銭至上主義のデザインや、退廃的・アウトローな世界観などが、不適切なコンテンツとして挙げられた。「プレイヤーに善悪を選択する権利を与えること」も推奨されないとされている。さらに、「日本的な二次元文化」も規制対象とされる。ここでは漫画作品「NARUTO」やスマートフォン向けアプリ『陰陽師』『アークナイツ』などが高い市場シェアをもっている例として挙げられた。

続けて価値観的に不適切なコンテンツとして挙げられるのが、「反社会的・反人間的」とされるコンテンツ。疫病による人類滅亡を目指す『Plague Inc.』や戦争シミュレーション『This War of Mine』も槍玉に挙げられている。また「耽美、耽改」と呼ばれる、いわゆるBLジャンルも取り締まりの対象とされる。さらに注目したいポイントは、「女性的に見える男性」が不適切なコンテンツとして挙げられていることだ。判断基準としては「主観的に見て性別の判断に混乱をきたすこと(説明を見ないと男性だと分からないこと)」が挙げられている。ここでは『原神』における男性の多くが女性的に描かれているとされ、ウェンティが代表例として挙げられた。

第二の対象が、「文化性」にまつわる規制対象。ここではゲームタイトルなど名称にまつわる注意や、取り扱う題材に関する規制対象が挙げられた。例の一つとしては、日本の新選組や武士道精神などは不適切なコンテンツに相当するようだ。

第三の対象が、「歴史観」にまつわる規制対象。事実を歪曲したり、センセーショナルにしたり、歴史的人物を改変することが規制対象になるという。ここでは第二次世界大戦における“悪の勢力”を美化することのほか、日本・ドイツ軍の武器・装備を使用することや軍服を使った表現、歴史上の人物への言及も挙げられた。具体例として『アズールレーン』『ブラック・サージナイト』が挙げられている。このほか『信長の野望』は軍国主義的であるとして、「他国の歴史の過度な美化」に相当するそうだ。ほか、多数の歴史的な題材についての規制が挙げられた。

そして第四の対象が、「宗教」にまつわる規制対象。宗教上の人物を不適切に引用する例として『真・女神転生IV FINAL』が挙げられた。

こうしたコンテンツにまつわる規制対象のほか、技術的要件も含め、さまざまな規制の基準が明かされた。文書で挙げられた内容のなかには、先日中国でゲーム業界団体が発表した「自主規制ガイドライン」と重複する部分もあるように感じられる(関連記事)。しかし、先述のガイドラインでは解釈の余地が残されていたのに対し、今回公開された文書ではより厳しい規制基準が設けられていることが明らかとなった。

今回明らかになった当局における規制基準の厳粛さは、中国ユーザーにとっても驚きをもって受け止められたようだ。また中国国内SNSでは、本文書にまつわる投稿がのきなみ削除されたとも伝えられている。まだ資料段階の話であるが、中国国内のコンテンツ取り締まりはますます厳しくなっていきそうだ。『原神』をはじめ人気IPも苦境を迫られる可能性があり、今後の先行きは不透明となっている。

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20210929-177345/

■5chの反応

9<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん2021/09/30(木) 06:30:32.56ID:2MiY41i

Y反共産党的なコンテンツは規制する

でよくね

→それだと今の中国共産党が規制されますよ。資本主義めいたことしてますから。

10<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん2021/09/30(木) 06:30:51.97ID:jgXCJeqn

>>8
結局はバンナムやスクエニのアニメ物が安心なんだよなあ
面白いわけじゃないけど暇つぶしだし

→ええ?思いっきり規制対象ですよ?

13<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん2021/09/30(木) 06:34:42.30ID:AWcCJ4Wu

中国共産党の内実は外から見ているよりもヤバいことになってそうだな

→それは管理人も感じている。思想統制しないといけないほどやばい。

35<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん2021/09/30(木) 06:57:00.36ID:Fmlf0eiNこ

これだけビリビリやテンセントが狙い撃ちされてるのに、共産党に媚び売る為にSteamへ喧嘩売らなきゃならんのか…
マジで酷い事になってるな。

→喧嘩売らないとゲームが作れない。でも、販売する場所がなくなる。

59<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん2021/09/30(木) 07:16:45.60ID:pezkJiaC

>>50
コンテンツ産業で日本を抜くということは、それだけ自由で多彩で発信力のある、
欧米社会にもグローバルに受け入れられるソフトパワーが出来上がるということだからな

そんなもの、共産党からしたら悪夢みたいなもんだ。敵そのものといっていい
そろそろ世界に打って出るか、というこのタイミングで潰されるのも別に偶然ではないだろう

→脅威になってきたと。

76<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん2021/09/30(木) 07:29:37.57ID:++3IfIEv

中国はコロナの復讐で西側諸国から攻撃されることを本気で警戒しはじめたよ

共産党を軽視する新興富裕層が投資で利益を得ることを段階的に禁止
手始めに仮想通貨の全面禁止

一人っ子政策以降軟弱化したと言われる人民男子の根性をたたき直す
ゲームもアニメも軟弱者の娯楽だ禁止だ禁止!

そして人民服の中国へ戻る

いずれ西側企業はたたき出されるか接収されるだろうけど
我々はチャイナリスクという言葉の意味をもう一度よく考えるべき

→チャイナリスクとは狭義で考えてはいけない。中国に関わるだけでチャイナリスクなのだ。

101<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん2021/09/30(木) 08:00:42.82ID:Fmlf0eiN

中国の一連の文化規制の皮肉なところは、それ自体が中国の将来の発展性を否定している点なんだな。
もう中国は経済的に大きく発展しません、だから贅沢は全て国家の敵と見なします。っていう事の自白をしている。
軍事費に大金突っ込んでる場合じゃないだろうに、って話なのだが。

→中国共産党の考える国民の理想像を押しつけるための規制ですよ。

■管理人の感想

文化の発展は様々な思想を生み出す。特に民主文化の発展にこそ、民主主義の土台があり、共産党とは相成れない。水と油の関係なのだ。民主主義の根本にあるのは表現や思想の自由なのだ。つまり、このまま行けば中国人は文化の発展に伴い、民主主義を求める。これが一番、規制したい理由なのだろう。

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ゲーム規制 中国のゲーム規制にまつわる文書が話題に。原神やアズールレーン、信長の野望など名指し」への1件のフィードバック

  1. コレ、中国もう駄目なんじゃないかな。教育虐待する馬鹿母みたいな主張やん。人が最もパフォーマンス発揮するのは自分のやりたい事を自分の意思でやる時。教育ママが子を潰したり、志望校に不合格になるのは無理やりやらせるから。どうしても効率が落ちるし、本気になれない。ついで成人したら親を絶対に許さない。たまに返り討ちにあって子に殺される奴も居る。同じ事。ソ連がアメリカにロケット開発で先行してたのに負けたのは優秀な学生を無理やりロケット工学に放り込んだから。本当は建築やりたい、畜産に行きたい、個人の希望を無視して親(国)の都合優先すれば、その歪は何時か必ず暴発する。この世は常に効率。効率の劣る者は敗北する。中国はもう終わりだな。

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