韓国の李在明ができもしない合意を7月末に続いて10月末にも行った。もはや、彼らはアメリカやトランプさんを舐めてるとしか思えないが、こうやって交渉をだらだら長引かせるのが真の目的なんだろうか。

アメリカは別に交渉が長引こうが痛くも痒くもない。韓国は関税25％が続くので長期化すれば日本とEUに米国市場から駆逐されていくだけ。すでに関税25％が続く場合については過去記事で出した気もしないでもないが、今回の突っ込みにも関係してくるので復習しておこうか。

自動車・自動車部品は昨年の韓国による対米輸出の3分の1を占める最大輸出品目。

韓国自動車業界は4月から課された25％の高関税によって、韓米自由貿易協定（FTA）によるゼロ関税の恩恵を失い、最近1～2カ月は米輸入車市場で日本・EUより10ポイント高い関税を負担している。

こうした状況でも価格競争力を維持するために販売価格を値上げできず、その影響で第2四半期（4～6月）の現代自動車・起亜の営業利益は合計で1兆6000億ウォン（約1700億円）減少した。

ナイス信用格付けの報告書「自動車産業点検」によると、韓国の対米自動車輸出関税率が25%に維持された場合、現代自動車グループの関税費用は年間8兆ウォンを上回るという分析。もともと米国政府と合意していた関税率15%を仮定した負担より3兆ウォン（約3180億円）ほど大きい金額となっている。

ついでに米国の自動車シェアも見ておこうか。

2025年上半期自動車販売シェア

順位 メーカー 販売台数（万台） シェア（％）
1位 GM（ゼネラルモーターズ） 144万台 約18％
2位 トヨタ 124万台 約15％
3位 フォード 111万台 約14％
4位 ヒュンダイ（現代） 非公開（上位入り） 不明
5位 ホンダ 非公開（上位入り） 不明

4位のヒュンダイと5位のホンダはシェア非公開なので調査会社の推定値となっている。しかも、これは自動車関税25％適用されている期間のシェアであり、下半期は日本とEUは自動車関税15％適用されたものとなる。ただし、韓国は25％のままである。

上に書いてあるが、韓国の自動車関税25％が長期化すればするほど韓国はダメージが来る。それで韓国は自動車関税25％でも9500ドルだったか。日本円で146万円も割り引いて自動車を売っている。これは補助金があったからできたのだが、シェアを維持するために補助金廃止されてもまだ続けている。

これが今の韓国勢が置かれている現状である。だから、韓国企業としては1日も早く合意して自動車関税25％から15％に下げてほしいわけだ。しかし、電撃合意から数日経過しても、未だにMOUが文書化したという報告はない。

でも、韓国メディアや韓国企業からすれば韓国政府が合意したというのだから、それを信じて待つしかないわけだ。それが信じられないことでもだ。もっとも、彼らは韓国政府の話を鵜呑みにしているので、日本より有利な条件だとか。アホなこと述べている。今回はそれを見て突っ込んでいこうか。

では、記事を引用しよう。

29日、韓米首脳が合意した米国との3,500億ドル(約500兆ウォン)規模の投資ファンド合意について、貿易専門家らは「日本よりは遅いが、特異性と安定性の面で改善された」と明らかにした。しかし、追加された安全対策だけでは、韓国企業が今後の米国投資で利益を得られることはできないという指摘がある。米国中心の投資構造という大きな枠組みを変えることができなかったからだ。

◇日本よりも長く、コンクリート

韓国は日本より2ヶ月遅れて合意に至ったが、政府は(1)年間投資限度額を定めて10年以上投資し、(2)商業合理性を保障する事業に投資することを明示し、(3)投資ファンド委員会における韓国の役割を強化し、(4)損失リスクを低減した運営方式を選択したという点で「日本よりも実質的な合意」だと説明した。

貿易専門家らは「覚書(MOU)の本文が公開されてこそ正確な評価ができる」と述べているが、「日本に比べて実施期間や内容が延長され、具体的になっていることは肯定的だ」と述べている。まず「10年分割投資と年間限度額200億ドル」の明確化は日本よりも良い成績だ。日本は「ドナルド・トランプ大統領の任期内(2029年1月19日)に5500億ドルの対米投資を実施する」という大規模な合意を表明した。年間200億ドルの上限内で長期実施することとしました。キム・ヨンボム大統領室政策室長は「事業の進捗状況に応じて年間200億ドルの限度内で投資するため、外国為替市場への影響を最小化できる」と話した。

政府はまた、両国間の覚書第1条に「商業合理性が保障された事業にのみ投資する」と明記することにしたと強調している。キム氏は「商業合理性」について「投資金額を完全に回収できるキャッシュフローが保障された投資だ」と説明した。これまで韓国政府は「収益を出せる事業なら米国が自費で投資しないだろう」と損失リスクの高い事業を選定することに警戒してきた。一方、日本では商業合理性などの表現は明示されていない。

◇紛失リスクを低減する「安全装置」

政府は投資資金の運用方式においてリスク低減構造を採用していると説明した。日本は投資プロジェクトごとに別途の投資会社(SPC)を設立して投資資金を管理するが、韓国はすべてのプロジェクトを統合する統合投資会社を作って運営することにした。ある投資プロジェクトが赤字を出しても、他のプロジェクトが利益を出せば全体の損失を減らすことができる。

投資対象や投資規模の決定体制も、日本に比べて一部改善されています。最終決定はトランプ大統領の手に委ねられており、ハワード・ラトニック商務長官をはじめとするすべての米国人で構成された投資委員会が提案して勧告するが、これは韓国、日本と似ていると予想される。しかし、韓国は産業通商部長官を最終案を法的に検討する諮問委員会の委員長にした。日本の場合、諮問委員長に対する明示的な言及はない。

利益分配率は日本と同じです。分配は韓国と米国が元金を回収するまでは5対5、回収後は1対9になる。キム院長は「20年以内に元金の全額返済が不可能に見える場合、分配率も調整できる」と話した。しかし、これらの安全装置が「マイナーチェンジ」と評価されるのも事実です。トランプ大統領とラトニック商務長官に意思決定権が集中する根本的な構造に変化はないという指摘がある。

構造的に日本と最大の違いは、3,500億ドルのうち1,500億ドルが「MASGAファンド」として確定したということだ。日本では、5,500億ドルの全額が米国が最終決定したプロジェクトに投資されます。韓国には造船という特定産業に特化したマスガファンドが入っている。払い戻し保証、輸出金融、保証プログラムなどを利用して、新たな財政負担を最小化する仕組みだ。

貿易交渉本部長を歴任したチョン・インギョ仁荷大学教授は「まだ内容は不明だが、APECの勢いを見失わずに適切な時期に合意がなされた」と評した。ホ・ユン西江大学国際大学院教授は「中国を狙って日本などとの産業協力を強化する米国に加入するしかない」とし「大規模な投資協定は負担になるが、これをもとに米国で良い実績を出せば長期的な評価が変わるだろう」と付け加えた。

ニュースは以上。

これを読めばわかるが、米投資3500億ドルではない。トランプさんがSNSで追加で6000億ドルだと述べている。しかし、韓国メディアはまるで3500億ドルだけのようにかいている。

この時点で日本よりも有利な条件で投資したわけではないのは誰の目でも明らかだが、そこに突っ込んだら、上の記事は無意味なのであくまでも3500億ドルのみの投資で日本と比較しないといけない。

覚書(MOU)の本文が公開されてこそ正確な評価ができるというのは大前提である。

まず、商業合理性を保障する事業に投資することを明示とあるが、これは一体、どういうことなのか。まずは大前提だが投資というのはリスクがつきものだ。100％安全に儲かる投資なんてただの詐欺広告である。そんなものはない。

比較的に投資としては悪くないのがインフラ整備である。だから、世界中の企業が途上国などに融資してインフラ整備を代わりに行うのだ。つまり、リスクが少ないのはインフラ整備になるが、すでに日本企業がその辺の美味しいところはもっていった。AI投資や電力インフラである。

商業合理性というか。アメリカ政府は失敗リスクが高いだけの投資に大金をつぎ込むなんて馬鹿なことしない。それがいくら韓国の金であってもだ。だから、アメリカは別にそんなことはどうでもいい。

「10年分割投資と年間限度額200億ドル」の明確化は日本よりも良い。これは現金2000億ドルの話だが、まず、韓国は年間限度額の200億ドルを払えるのか。

これについてだが、韓国は払えない。そもそも韓国は毎年、200億ドル出して10年分割ということは、この先、他の国内投資ができなくなるてこと。つまり、韓国は国内にAIインフラや半導体がどうとか述べていたが、それらも全て見直すことになる。そもそも毎年、200億ドルも現金で渡すには資金調達が必要で、赤字国債を刷るか、大増税かのどれかでしかない。

韓国政府の借金は1300兆ウォンを超えた。GDPの50％越えたとか話題になってるが、この先、毎年、多額の米投資をするなら政府債務が急激に増えることは必至。しかも、現金で2000億ドルだ。韓国は証券市場に影響がない金額とか述べているが、そもそも韓国はこの先、どうやって経済成長するんだよ。

韓国の専門家というなら、本気で韓国が現金200億ドル用意できるとか思ってるのか。笑えるよな。投資で200億ドルならできるかもしれないが、現金となれば別だ。しかも、ウォンは刷れるが、求められてるのはドルだ。韓国ではドルは外部から調達するしかないのだ。

韓国政府はアメリカに投資するために国内でドルをかき集めるしかない。証券市場でウォンを売ればウォン安が止まらなくなる。だとしたら、韓国は赤字国債を刷るしかないが、当然、金利が高くつく。200億ドルの金利が1％でも2億ドルだからな。韓国の基準金利は3％なので、これを提供すれば6億ドルの金利を払うことになる。

韓国の外貨準備高は4000億ドルあるわけだが、これの米国債の利息を引いても、韓国が調達できるドルは100億ドルもいかないだろう。まあ、200億ドル用意できても、この先、10年以上は韓国は絶望しかない。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1．腐っても大統領が口約束でも3500億ドル投資を約束したのに、値切って年間200億ドルとか。あんたら、金融危機になったら一瞬で飛ぶよ？

2．金額の差なんて見ても意味ない

日本は剰余金を投資に回している
韓国は生活費を奪われて投資に使われてしまう

というぐらい使える額がもとから違うんだから

3．韓国は3500億ドルから6000億ドル追加で9500億ドル
総額146兆円で英語が理解できるコリアンはお通夜

Fox News「韓国は米エネルギーに6000億ドル、関税減に3500億ドル、計9500億ドル(146兆円)を支払う」

4．日本の保有資産(支払い能力)

個人金融資産2141兆円
国全体の金融資産9704兆円
企業の内部留保601兆円
対外純資産418.6兆円
外貨準備高189.7兆円
2024経常収支20.6兆円黒字

5．そうやってしか払えないから仕方なく分割にしてもらったなら
交渉能力があったわけではなく
支払い能力が無かった結果でしかないからなあ。

そんな韓国とどこかを比べて世界がどっちを上だと見るかというと
支払い能力のある方なんじゃないのかな。

6．ココまででわかってる事

韓国政府持ち出しで2000億ドル
民間主導（造船分）1500億ドル
天然ガス大量お買い上げ
旅客機100機OVER
航空機用エンジン100機OVER
軍事用レーダーシステムお買い上げ
その他個別の投資が10件以上

7．合意書作成して調印して関税下げてもらわないとあらゆる産業が詰むって理解してる？

8．ちゃうで9500億ドル払えたら原潜作る権利をやろう
っていう屏風の虎を退治せよみたいな話

絵に描いた餅に9500億ドル出すって言っちゃう馬鹿

9．対アメリカ貿易黒字が日本と同等以上とアメリカに認めてもらって、その証として日本以上の負担を課して貰えてヨカッタネーw
頑張って払いなよ、分割なんてみみっちいこと言わずに、ほらポーンと全額即金でw

10．高市に韓国のほうが有利な条件だがどう思うとか質問してて決まってねーだろとか言われててワロタわ

以上の10個だ。

まあ、3500億ドルの投資なら金額の少なさでは日本に勝てたかもしれないが、実際は9500億ドルだしな。まあ、9500億ドルなんて投資したら韓国破滅するしかないが、それを理解しているんだろうか。韓国企業のほぼ全ての投資が米国向けになれば国内は廃墟化するしかないんだよな。

払わなければ終わるし、払っても終わるから、第三者としては高みの見物だが、どうしてできもしない約束を李在明は二回もしてくるのか。理解できないという。

だが、そんな韓国にまさかの助け船。李在明、APEC開催してよかったな。なんと習近平が韓国を入れてアジア版FTAを造ろうとか言い出した。米韓FTAアメリカから事実上破棄させられたのに、今度は中国とFTAですか。良かったですね。韓国さん。ほら、バスにのって有利な席を取るんですよ。ええ？日本はどうするの？もちろん、バスが出発するのを見送りますよ。

だって地獄の片道切符に乗るわけないじゃないですか。韓国人だけですよ。そんなことするの。そもそも日本にはアジア版FTAなんていらないもの。CPTPPがあるからな。ああ、韓国も中国も入れないからアジア版FTAを造るんですか。

では、記事を引用しよう。

李在明（イ・ジェミョン）大統領は３１日、アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議の開会演説で「我々は皆、国際秩序が激変する重大な転換点に立っている」と述べ、「協力と連帯こそが、我々をより良い未来へ導く確かな答えだ」と強調した。米中の戦略的競争により保護主義が拡大する中、経済協力を通じた共栄の必要性を訴えたのだ。ＡＰＥＣ首脳会議は１日に閉幕する。

李氏は同日午前、慶尚北道慶州（キョンサンプクト・キョンジュ）のファベクコンベンションセンターで、２１の加盟国首脳らが出席する中、ＡＰＥＣ首脳会議の第１セッションを主宰し、「力を合わせて共栄を実現するという究極の目標の前で、我々は共にできる」と呼びかけた。李氏は、ＡＰＥＣ発足以降、加盟国の国内総生産（ＧＤＰ）は５倍に、貿易量は１０倍に増加したと指摘し、「我々が一つにつながり、互いに開放するほど、ＡＰＥＣ加盟国は繁栄への道を一歩ずつ進むことができた」と述べた。李氏は同日午後、ＡＰＥＣ企業諮問委員会（ＡＢＡＣ）との昼食会でも「協力と連帯を先導し、繁栄の時代を切り開く大韓民国の方向性は明確だ」と強調した。

中国の習近平国家主席は同日の首脳会議で、米国の保護主義を念頭に多国間主義を強調し、「アジア太平洋自由貿易圏（ＦＴＡＡＰ）」の設立を提案した。習氏は「多国間貿易体制を共に守らなければならない」とし、「貿易・投資の自由化を継続的に推進し、サプライチェーンの安定性も守っていく」と述べた。

一方、トランプ米大統領に代わって出席したベッセント米財務長官は「トランプ大統領は経済安全保障は国家安全保障であることを明確にした」とし、「サプライチェーンが強く、市場が効率的で、競争が公正であるとき、すべての経済が利益を得る」と述べた。

ニュースは以上。

やったな。韓国さん。習近平に感謝しないとな。AIIBでも韓国は副議長だっただろう。THAAD配備の件だったか。あれでいきなり辞めさせられたらのは爆笑したけどな。今回もバスに乗れば良い。そもそも中国が自由貿易を潰してるのにFTAとか笑えるよな。李在明良かったな。誘われてるじゃないか。米投資なんて蹴ってさっさと中国へいけよ。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1．すでにTTPがあるから、各国はどちらに入るかを選ぶ形になるわけだな
それは同時に新たな枠組み、新たな対立構造が顕在化することでもある

2．こんなことしても中国や韓国は事あるごとに輸出入の制限をしたりするから意味がない

3．まぁ中国から借金漬けにされてる国は、否応なしにFTAAPに入れさせられそうだけど
もうそれは中国の植民地扱いになる事間違いなし

4．CPTPPに加入申請したけど
加入できないって自覚があるから
今度は新しい枠組とか言い出し
たのか。
中共だけが良いおもいをするために
債務の罠にはめられる組織にゃ
誰も入らんだろ。

5．自由貿易とシングローバリズムは内容主体が違うぞ
互いの国が主体を持って、複数の国と自由に貿易するのが自由貿易で
一国が決めたルールを他国に押し付けて、一つの国の国内取引のように貿易するのがグローバリズムやで

日本のCPTPPには盟主みたいのは存在せず、あくまでも協議の上で決めたルールで貿易してるのに対して
中国の作る貿易圏は、AIIBにしても人事権を完全に中国に握られてて中国の利益の為の貿易圏で

日本がやってるのは昔ながらの自由貿易
中国のやってるのが、グローバリズムによる経済圏だぞ

6．国がやってるのは外資を使って、安い人件費でダンピング販売
外国が作ったモノを中国人が買わないようになってきたので、外資は引き揚げ始めた
安くない中国製品など誰も欲しがらない

7．知的財産権や環境問題を一つも守ってこなかった中国主導のＦＴＡなんかヤバい事になるだけ

以上の7個だ。

日本はアジア版FTAなんてどうでもいいので、高みの見物である。でも、韓国さんはそういかないだろう。中国様に助けてもらえるチャンスだぞ。もっとも助けてもらっても後からルールをねじ曲げられるのは目に見えている。

だからFTAは駄目なんだよ。アホな韓国は米韓FTAでそれぐらい学習しろよといいたいが、李在明はやる気だよな。でも、CPTPPに加盟あきらめてアジア版FTAやるなら好きにやればいいんじゃないか。どうなるかはわからないがおそらく頓挫するんじゃないか。