日本はわりと最後の方まで大丈夫そうなのだが、実際、ホルムズ海峡は中国などの一部の船だけが通過を許可されたところで、保険が下りないので西側の船は船を動かせない。それについては過去記事で色々取り上げたので、こちらは共通認識とさせていただく。
だから、今回のホルムズ海峡封鎖というのは一部の船が通れて良かったとか。日本の船もイランの外相が通してくれるとか。そういう問題ではないことをまず認識すべきだ。そこから一歩踏み出すと、今度はイランがホルムズ海峡に関所を儲けて法外な通行料を請求する。ここまで予測できた。
でも、通行料を取るということは当然、通過するタンカーをどこかで監視しないといけなくなる。どうやらイランは目視でやるようだ。この時点で、次はどんな未来が待っているのか。よくわかるよな。位置特定されて爆撃されるだけという。そもそも、船を目視して通すなんてことを遠くからやれば誤認だらけじゃないのか。
記事を引用しよう。
【イスタンブール共同】海運情報を提供する英ロイズリスト社は21日までに、イランが事実上封鎖するホルムズ海峡のララク島近くにイラン革命防衛隊が「安全回廊」と称する水路を設置したと明らかにした。船舶を目視で確認しているといい、20日にはギリシャの海運会社の貨物船が通航した。そのほか、これまでに少なくとも9隻が水路を通ったとしている。
水路の通航に際し、革命防衛隊に船舶の所有者や目的地といった情報を提供することが必要としている。現在は船舶ごとに交渉しているとされるが、革命防衛隊が近く正式な承認プロセスを確立する見込み。
ニュースは以上。
すげえよな。こんな海賊まがいのことを平気でしてくる。これで、お花畑の日本人はイランありがとう。どんな思考回路しているんだろう。どう見ても海賊ですよね。こちらは臨検すらしてない時点で正式な承認プロセスとやらが賄賂や汚職まみれになる未来が見えている。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
木村和尊
軍事ライター
1.通過通航の権利・航行の自由といった原則への根本的な挑戦だ。 安保理決議2817や、日本を含めた20カ国の首脳による共同声明で確認がなされた事項と相反する。これらの原則がないがしろにされれば、日本の安全保障は根本から揺るがされることとなる。 特に、後者の共同声明に関わる20カ国間で緊密な連携がなされた上での対処が求められるだろう。
2.「安全回廊」と聞くと事態が改善したように見えるが、実態はホルムズ海峡にイランが海上の関所を設け、通行の自由を事実上の許可制に変え始めたということだと思う 船ごとに所有者や目的地などを申告させ、通すかどうかを選別するなら、それは封鎖解除ではなく、全面封鎖から選別通行へ運用を変えただけである 一部の船が通れたとしても、国際航路として正常化したとは言えない 短期的には物流再開の安心材料になる面はあるが、長期的には海峡を政治カードとして使う前例を強める危険がある 日本も「通れたから大丈夫」と楽観せず、保険、船員安全、調達先分散まで含めて備えるべきだ。
3.イランにそんなことをする権限はない。海峡はイランとオマーンの間にあり、オマーンの領海側を通るのをイランが武力で威嚇して妨げるなど許されることじゃない。イランがどこと戦争をしようと、目の前の他国の海をどうこうする権限なんてないんだよ。通れたからよかった、ではない。米国の攻撃とは全く別の問題として、海峡の交通を妨げた代償をイランは払わないといけない。ここを通行する全ての国が団結してイランに対抗するしかない。
4.そもそもイランにホルムズ海峡の船舶通過の認可権限などは無い。積み荷の中身が原油なら世界中の人々の生活に直結する。その殺生与奪の権利を奪うイランは正常な行動をする国ではない。中東各地にテロ組織を作り、資金と武器を支援してきた。核兵器作りも画策する、国内では極端な女性蔑視政策を継続するなど、良からぬ摩擦を引き起こす中心となってきた。イラン国民の殆どは現政権の転換を求めている。
5.憶測では何も言えませんが、この戦争により勝者はおられなく、罪のない人たちの命が奪われて、原油タンカーが襲われて世界の経済状況は暗雲に包まれています。勝者とはこの戦いを勇気を持ち止めることであると思います。世界を救う為にこの決断が一番大切だと思います。
6.オマーン側を通航する船舶までイランの革命防衛隊が関与するのはおかしいし、そもそも民間船舶の航行を妨害したり、攻撃したりすること自体、色々と問題だらけな気がしますが…… イスラエルやアメリカが正しいとも言い難いですが、ことホルムズ海峡の封鎖と、周辺国への無差別爆撃に関してのイランの行為は国際条約に違反しているし、非人道的な行為であると思います。
7.イラン革命防衛隊がホルムズ海峡のララク島近くに安全回廊を設置したと発表した。しかしこれは深刻な問題を抱えている。 船舶に対し所有者や目的地などの情報を提供させ承認と引き換えに事実上数百万円単位の通行料を徴収している。
これは国際法に明確に違反する行為であり国家による海上強要そのものだ。 国際海洋法条約で保障される国際海峡の通過通行権を無視したこの手法は革命防衛隊がテロ集団としての本質を露わにしている。米国や欧州連合が革命防衛隊をテロ組織に指定している理由がここにある。
米国にとって革命防衛隊に海峡の支配権を事実上渡すことは国家安全保障上の重大な利害に反する。米海軍はすでに革命防衛隊の機雷船や高速艇を攻撃しておりこのような恣意的なスキームは決して機能しない。今後さらに強硬な対応が予想される。
以上の7個だ。
力によるルールの変更は、力によって覆される。それが世界の常識である。イランのやっていることが明らかに世界への挑戦であるので、このまま世界がイランの思い通りに従うとは思えないが、やるなら早くやったほうがいいぞ。犠牲者が増えるだけだと何度も警告している。
それで、天然ガスがなくなり、薪を使うはめになっているインドはどうなっているのか。もはや、この光景が1ヶ月もしないうちにアジアで繰り広げられる。
記事を引用しよう。
インド首都ニューデリーでは、空になったLPGボンベを補充するために人々が列を作っている。LPGはインドの日常的な調理に欠かせない燃料であり、供給危機の影響は即座に現れている。
36歳のマヤ・ラニさんは、4日間毎日朝、生後6ヶ月の娘を膝に抱えてデリーのガス販売店に何時間も待っている。そして毎日、調理用ガスボンベは少なくともあと1週間は入手できないと言われ、何も得られずに帰宅する。彼女の周りには、ボンベを確保しようと書類や申込書を手に持った人々が列をなしている。
先週、彼女の家のキッチンの火が弱まり始めたので、夫はいつものように5kgのガスボンベを近所の充填業者に持っていった。ところが今回は、ボンベが全くなかった。残された唯一の選択肢は、政府の補助金による供給を申請することだったが、そのためには何度も足を運び、長時間待たされたが供給される保証はどこにもない。
ラニさんの経験は南アジア全域で繰り返されている。ホルムズ海峡の閉鎖によって引き起こされた液化石油ガス(LPG)供給の混乱は、この地域を数十年来最悪のガス危機に陥らせている。価格は高騰し、産業界は規模縮小や操業停止を余儀なくされ、不安が広がっている。
インド、パキスタン、バングラデシュ、ネパール、スリランカでは、LPGが日常の調理に欠かせない燃料となっているため、その影響は即座に現れた。
デリーにあるシンクタンク、産業経済基礎研究局(Brief)のアフタル・マリク氏は述べた。「世界的に見ると、エネルギーシステムは通常、重要な燃料について40日から60日分の備蓄を維持している。一方、インドのLPG貯蔵量はわずか20日分強しかない」
影響は今や様々な産業に広がりつつあり、ガスに依存する工場は操業規模を縮小したり、操業を停止したりし始めている。世界第2位のタイル製造拠点であるグジャラート州モルビでは、生産がほぼ停止状態にある。町にある670のセラミック工場のうち、約450が閉鎖され、約430の工場が少なくとも3週間操業を停止することを決定した。
労働者にとって、その影響は即座に現れた。閉鎖された工場の1つで働いていたシャヒドゥル・アラムさん(46歳)は、水曜日に西ベンガル州の自宅へ帰る列車を駅で待っていた。
「工場長から工場が閉鎖され、給料は支払われないと言われた」と彼は語った。「私たちはすでにここで調理用のガスを手に入れるのに苦労していた。仕事がなければ生きていけない。どうやって食べていけばいいんだ?」
ガス販売業者によると、ガス配送センターでは激しい口論が頻繁に発生しており、供給が逼迫するにつれ、LPG運搬トラックが盗難の標的になっているという。
最も大きな打撃を受けているのは、最も貧しい人々だ。30歳のアジャイ・マンダルさんは、水曜日に政府補助金を受けている食堂で24時間ぶりにまともな食事をとることができ、安堵したと語った。5ルピーで食事を提供するこの食堂は、ガス不足のため2日間閉鎖されていた。
「この危機が悪化すれば、多くの貧しい人々が飢えることになるだろう」と建設作業員は語った。10時間のシフトを終えた彼は、高齢の両親と幼児を含む6人家族のために料理をするための薪を集めていた。「私の1日の収入は500ルピーだ。900ルピーほどのガスボンベが、今では闇市場で4000ルピーで売られている。以前は30ルピーだった路上の食事でさえ、値段が倍になった。どうやって生きていけばいいんだ?」
後は省略
ニュースは以上。
最初に切れそうなのはインドだな。このままインドの人々が大量に餓死することになる。こうなってくると軍艦派遣して戦争してでも止めないと、人々が死んでいくのだから、インド政府は準備をしていることだろう。ただ、インドにとって厳しいのはイランと戦争やれば、パキスタンも同時に相手することになるてことだ。
どちらにせよ。インドはこんな状態なら、次は中国だろうな。中国なんてただでさえ、不動産バブル崩壊でデフレで苦しんでいる。そこに燃料価格高騰していて、しかも、中国は備蓄放出をなぜかしない。お話によると14億バレルあるそうなんだが、まあ、実際はないんだろうな。
そして、アジアの国々は日本以外は全滅していくと。ええ?これって日本の一人勝ちですか?そうですよ!普段から、災害が多い日本はそういう危機意識を常に持っている。だから、こういう有事には大きな備えがある。でも、アジアにはそんな意識もない。韓国みたいな国がほとんどだ。
インドは日本を抜くとかいわれていたは、今回の戦争の余波でそれもなくなりそうだな。そして、アジアの国の成長も全てストップする。
だが、喜んでる場合でもないんだよな。日本でも絶えられるのは頑張って一年だろうな。しかし、一年経過すればアジア通貨危機が起こって世界経済は確実に死んでいる。このままではそうなるんだよ。
こちらは韓国経済の専門家なので、韓国もそうなる未来を予測できるわけだが、最悪の未来が来て、韓国を看取ることになっても別に嬉しくはないんだよな。こちらは何度も警告している。あのとき、動いていればと後悔しないようにするにはどうすればいいのか。自国のタンカーを自国で守ることしかないんだよな。
つまり、世界がホルムズ海峡封鎖を解くために軍隊を派遣するんだよ。いずれそうなるだろうが、犠牲が増えてからやっても、死んだ人間は戻ってこないのだ。でも、インドはこのままじゃ破滅なので4月ぐらいには動くんじゃないか。
後、中国もヤバイので、中国もそのうち動くんじゃないか。ええ?中国の船はとおっているんじゃないの?だから、一部の船がとおれたら解決ではないのだ。中国行きの船が全てとおれるわけではないんだから。
それで、今、各国のガソリン価格がどうなってるのか。
原油価格の上昇は、ガソリンとディーゼル燃料の価格にどれくらい早く影響を与えるだろうか?
英国自動車団体RACの最新データによると、戦争が始まって以来、ガソリンの平均価格は1リットルあたり9.8ペンス上昇し、142.62ペンス(約302円)となっている。
香港、ガソリン価格600円超 歴史的高騰で「北上給油」現象も
中東情勢の影響で原油が高騰する中、世界一高いとされる香港のガソリン価格がさらに上昇して記録的な水準になり、市民に驚きが広がっている。
ガソリン170円程度に抑制へ、元売り各社への補助金再開
中東情勢の悪化でガソリン価格が急騰したことを受け、政府は19日から全国の平均価格が170円程度に抑えられるよう補助を再開しました。
ニュースは以上。
まとめるとガソリン価格はイギリス300円。香港600円、日本は170円てところだ。日本が一番安いじゃないか。そりゃそうだ。日本は石油備蓄は250日以上あるからな。だから一年は大丈夫のはずだ。その間に輸入先を探すことになるんじゃないか。
でも、世界はそんなこといってられない。