気がつけば、今日は土曜日ということで週末を迎えてるわけだが、残念ながら状況は何一つ好転してない。好転してないってことは韓国経済も破滅に突き進んでるので、それはそれで興味深い展開ではある。
ただ、こちらは何度も述べているが、韓国が崩壊する理由が外部的な要因からだというのは経済分析から導き出す答えとしては不十分だ。悪魔でも看取るものしては内部的な要因で崩壊してもらわないと困る。
ええ?でも、イラン戦争長期化で破綻するのは韓国の経済構造が世界で最悪だからじゃないの?実際、その通りだ。だから視点を変えれば内部的な要因になるかもしれないが、こちらはそうじゃなくて、イラン戦争ガーとか言い訳されて崩壊されてしまうと、ああ、仕方ないで終わってしまう。戦争がなければ韓国はまだ延命できたんだよ。IMFに並ぶときにそう言い訳するんだろう。
まあ、色々と突っ込みたいところはあるんだが、米証券市場の動きを見る限り、4月9日で交戦終結になるようには見えないんだが、それはそれで経済イベントして取り上げておく必要がある。
ただ、こちらはホルムズ海峡封鎖を米国だけではなくて、世界中が協力して解くように動くべきだと考えている。それは周辺諸国で攻撃を晒されているUAEも同じのようだ。だから、結束を呼びかけているのだが、まだまだ時間はかかりそうだ。
記事を引用しよう。
UAE(アラブ首長国連邦)が、事実上封鎖状態となっているホルムズ海峡での通航の安全確保に向け、多国籍部隊の創設を数十カ国に働きかけていると、イギリスのフィナンシャル・タイムズが報じました。
フィナンシャル・タイムズによりますと、UAEはイランによる攻撃から商船を守るため、「ホルムズ安全保障部隊」と呼ばれる多国籍部隊の創設を目指し、数十カ国に参加を呼びかけています。
UAEはアメリカやヨーロッパ諸国に対し、自国もこの部隊に参加する意向を伝えたとされています。
一方で、湾岸諸国の中でこの構想を支持しているのは現時点でバーレーンにとどまり、実現するかは不透明です。
また、UAEは国連安全保障理事会での決議も検討していますが、ロシアや中国が反対する可能性があると伝えています。
ニュースは以上。
こちらの見立てではこれが実現するかどうかが歴史のターニングポイントだと見ている。しかし、これだけ被害があって、このままだと食糧危機で数千万の犠牲者が出ると予測されている現状で、戦争から1ヶ月経過してもまだ提案段階というのは悲しすぎる。
そもそもEUは理解しているんだろうか。イラン戦争が長期化すればするほど、ウクライナ戦争での米国の支援はなくなるてことを。これは当たり前だよな。米国がイランに兵力投入したら、ウクライナに武器提供が滞る。結果的にはそれはロシアを有利にさせるので、EUからすればウクライナ戦争で劣勢を余儀なくされる。
それでなくてもエネルギー危機でロシアから原油輸入するアジア諸国が増えている。まあ、当たり前ですよね。米国も制裁を一時緩和しているしな。でも、それってこの戦争でもっとも恩恵を受けるのはロシアということ。
だから、EUやNATOは米国と交渉すべきなんだよ。ホルムズ海峡封鎖を解くという条件で、米国にウクライナ支援を約束させる。これならEUも米国にもウィンウィンの関係だ。というより、そこしか落とし所がないだろう。EUやNATOがイラン戦争に参加して米国支援するというのは国際法上違反しているので、それは難しい。
でも、ホルムズ海峡の安全確保による軍隊派遣なら世界経済や世界平和のためという大義名分ができる。もっとも、彼らがやらないとイランが止まらない。このまま3億円の通行料を取り続けるぞ。しかも、3億円払っても無事に通過できる保障はどこにもない。保険が効かないからな。
軍事力でいえば、NATOやEUクラスでないとホルムズ海峡封鎖を解くのは難しい。米国単独でも難しいといわれてるぐらいだ。でも、米国からすればホルムズ海峡の安全を確保できれば、頭を悩ませている原油価格高騰からのガソリン価格高騰を抑えられて、インフレ圧力を弱められる。今日の朝にまた原油価格が100ドル超えてるのだ。
こちらはもっとEUやNATOは早く動くと思っていた。しかし、現実には戦争1ヶ月も様子見していて、被害を受けている周辺国の提案レベル。いくら遅くても4月中には動くと思うんだが、このまま世界経済はインフレして、文字通り干からびるぞ。
今日のダウの下げをこれから見ていくが、来週は日経平均5万以下もあり得る感じにまでなっている。つまり、戦争長期化でリーマンショック級の下落に近づいてるのだ。なんせ戦争前は6万円も視野にはいっていた。それが5万円てことは20%近くさがっていることになる。
ただ、あの頃と違うのは円が買われてないことだ。リーマンショックで円高になったのに、今回はなんと160円である。
では、ダウの動きを見ていこうか。
【NQNニューヨーク=戸部実華】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。終値は前日比793ドル47セント(1.72%)安の4万5166ドル64セントと、2025年8月以来の安値を付けた。米原油先物相場が上昇し、株価の重荷となった。中東での軍事衝突が激化し、緊張状態が長期化しかねないとの懸念が強く、週末を前に主力株への売りが広がった。
2月10日に付けた最高値(5万0188ドル)からの下落率は「調整局面入り」の目安とされる10%に達した。週間では410ドル安となり、5週連続で下落した。22年5月にかけて8週連続で下げた以来の連続下落となった。
イランのウラン関連施設が米国とイスラエルの攻撃を受けたと27日に伝わった。イランの鉄鋼工場や重水炉も攻撃されたと報じられた。イランのアラグチ外相は攻撃に対して「相応の重い代償を支払わせる」とSNSで批判し、報復する姿勢を示した。
船舶情報会社マリントラフィックは27日、海運大手の中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)のコンテナ船2隻がホルムズ海峡を通過できず引き返したとSNSに投稿した。中東の原油供給が滞る状態が続くとの観測も根強い。
イラン情勢を巡る先行きが見えにくいなか、市場では「27日の攻撃のニュースは紛争の拡大を意識させる内容で、不透明感が株売りを促した」(ボケ・キャピタル・パートナーズのキム・フォレスト氏)との声が聞かれた。
米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は1バレル99.64ドルと、26日終値に比べ5%あまり上昇して通常取引を終えた。一時は100ドル台に乗せた。インフレ懸念も高まっており、米長期金利は一時4.48%と、25年7月以来の高水準を付けた。原油高や金利上昇が投資家心理を冷やした。
ミシガン大学が27日に発表した3月の米消費者態度指数(確報値)は53.3と速報値(55.5)から下方修正された。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(54.0)も下回った。イラン情勢を背景としたガソリン価格の高騰と金融市場の変動で、消費者心理は急速に悪化していると受け止められた。
「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は31台で終え、終値ベースでは25年4月以来の高水準となった。
ダウ平均の構成銘柄では、アマゾン・ドット・コムやセールスフォース、マイクロソフトが売られた。ビザやJPモルガン・チェース、ユナイテッドヘルス・グループも安かった。一方、シェブロンやコカ・コーラ、メルクは上昇した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。終値は前日比459.724ポイント(2.14%)安の2万0948.357(速報値)と、25年8月以来の安値となった。メタプラットフォームズやテスラが売られた。情報セキュリティーソフトのパロアルト・ネットワークスやサイバーセキュリティーのクラウドストライク・ホールディングスの下げも目立った。
ニュースは以上。
これを見る限りでは終戦なんてほど遠いよな。米国は交渉してるといいながら、イランのウラン関連施設を攻撃しているという。しかも、興味深いのは中国船通れるんじゃないの?という前提が覆されたことだ。
海運大手の中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)のコンテナ船2隻がホルムズ海峡を通過できず引き返した。
おいおい、イランは中国船だけは狙わないんじゃなかったのか。こうなってくると、結局、ホルムズ海峡を無事に通れる保障がどこにもない。もちろん、イランの船は通っている。そりゃそうだよな。
だから、こちらはこんな舐めたことするなら、イランの船を拿捕するべきだと思っている。それにはホルムズ海峡に多国籍軍が必要だと思われる。
しかし、これでは来週も世界同時株安になるぞ。
あと国連も食糧危機を危惧してホルムズ海峡封鎖を解くために動き出している。
記事を引用しよう。
中東情勢の緊張の高まりでホルムズ海峡の海上輸送に影響が出ていることを受け、国連は食糧危機を防ぐため、肥料などの輸送の確保に向けたタスクフォース=専門チームを設置したと発表しました。
国連 ドゥジャリク事務総長報道官
「影響を軽減するためには、即時の行動が不可欠です。このような課題に対応するため、事務総長はタスクフォースを設置しました」
国連は27日、肥料やその原料の輸送を確保するためのタスクフォースを設置したと発表しました。
海上貿易の混乱で食料生産や人道支援への影響が懸念されていることから、対象は肥料やその原料に限られ、石油の商業取引は含まれていないということです。
ドゥジャリク事務総長報道官は、具体的な内容については「関係国と協議を進める」としたうえで、グテーレス事務総長がイランやエジプト、パキスタンの外相、アメリカやバーレーンの国連大使と電話で協議したと明らかにしました。一方、イスラエルとの接触については明らかにしませんでした。
ニュースは以上。
まあ、国連に何かできるかはわからないが、石油の商業取引は含まれてないのか。でも、エネルギー危機解決しないと、食糧危機が加速化するだけだとおもうぞ。
かなり遅いとは思うが、このように世界はホルムズ海峡封鎖を解くために動き出している。力による現状変更は、もっと大きな力でねじ伏せないとどうしようもないんだよ。それでホルムズ海峡封鎖されてるなら、別ルートで輸送するしかない。実際、ルートは喜望峰ルート、紅海ルートの二つしかない。
でも、紅海ルートは戦争が終わらないと厳しいのが現状のようだ。
記事を引用しよう。
(ブルームバーグ): 商船三井の橋本剛社長は26日、イラン戦争が終結するまでは紅海に船を送ることは困難との考えを示した。紅海に面するヤンブー港などで石油を積み込み日本に輸送する代替ルートへの期待が高まっている一方、橋本氏は同海域でのイランやフーシ派などによる攻撃リスクが高まっているとみる。
橋本社長は、イラン戦争が終結するまでは「アラビア海はもとより、紅海に船舶を配船することも難しいだろう」と述べた。イラン側に対立感情が残らない形で戦争が早期に終われば、「その時点から数カ月以内に紅海の運航も再開できる可能性があるのではないか」と続けた。
日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社はフーシ派による攻撃への懸念から2024年1月までに紅海での運航を停止している。運航が再開すれば日本にとっては代替ルート活用の余地を広げる可能性があるが、船舶や乗組員の安全確保とのバランスを巡り、各社は難しい判断を迫られている。
イラン戦争の影響で石油輸送の要衝であるホルムズ海峡は事実上封鎖された状態が続いており、世界各地でエネルギー供給不足への懸念が高まっている。ホルムズ海峡を通らない代替ルートとして、サウジアラビアは紅海沿岸のヤンブー港からの原油積み込みを拡大しているが、港湾能力の制約やイランや同盟勢力による攻撃リスクもある。
紅海での運航を巡っては、国内の大手海運会社などが加盟する日本船主協会の長沢仁志会長(日本郵船会長)は25日の記者会見で、フーシ派による攻撃リスクがあることからヤンブー港で石油を積むためには通常よりも大幅に迂回したルートになるとの考えを示していた。
ニュースは以上。
でも、紅海使えないんじゃ、どうやって喜望峰ルートまで輸送するんだよ。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
1.日本の業者がそう言っている間に
Marine Trafficを参照すると、すでにそのサウジの紅海側積出港のヤンブー港には各国のタンカーが少しでも獲得しようと我先に殺到して接岸待ちの渋滞が発生していますが・・・
またサンクトペテルブルグ近郊の積出港もまるでガソリンスタンドに並ぶ車のようにタンカーの長い行列が出来ています
(この港はウクライナによって攻撃を受けたそうですが)
このままでは日本だけ買い付けが出遅れるのではないでしょうか
2.いわゆる紅海ルートであるバブルマンデブ海峡はイランが封鎖の可能性を警告していて、 もしホルムズ海峡の諸島部・沿岸部が攻撃されたり、サウジがイランを攻撃した場合は 数時間以内に封鎖される可能性が高いと見られている。 ロシアのバルト海にある原油輸出拠点もウクライナの無人機攻撃を受けて積み出しが ストップしているようだ。 もし戦争が終わったとしても、貿易の安全保障に関する取り決めがなされない場合は イランやウクライナからの攻撃が続くことになり、エネルギー価格の高騰も続くだろう。 そこはもう民間の努力ではどうにもならない部分なので、政治的解決に向けた各国の 努力が求められる。
3.昨日の記事では (ブルームバーグ): 海運大手などが加盟する日本船主協会の長沢仁志会長(日本郵船会長)は25日、日本政府や顧客からの要請があれば、通常よりも大幅に迂回してサウジアラビアの紅海側で石油を積んで輸送することを検討する必要があるとの考えを示した。
4.では、どうする?このままでは供給が途切れ、備蓄は使い果たす。紅海ルートもダメなら他のルートを探すしかない。その間も備蓄は減り続け、備蓄を使い果たせばそのルートへ船も出せなくなるが?
5.紅海の出入り口のイエメンフーシ派がイランの命令で海峡封鎖の準備している、イエメンと自衛隊基地のジブチは目と鼻の先相手苦戦すれば機雷をばら撒きミサイルを海上やジブチの各国基地に打ち込んでくる。
以上の5個だ。紅海ルートでも、結局、イエメンのフーシ派が邪魔すると、そこのルートは封鎖されてしまう。結局、大きく迂回してスエズ運河を通って喜望峰ルートで回ってくるしかないのか。