「韓国、チキン1羽3万ウォン時代くる」…原材料価格急騰に食卓も悲鳴

ここからは韓国経済の話題だ。

イラン戦争の影響で、韓国では残り少ない備蓄を枯渇させないように頑張っているが、ガソリン価格は210円と高騰しているので、輸入物価が軒並み上昇している。そして、石油製品の買い占め・売り惜しみ禁止などもあるように、韓国では石油製品が不足しているてことだ。するとビニール袋や、ゴムなどの石油製品が値上げされていく。

当然、仕入れ価格は上がってるのだから値上げは必須なんだが、問題はそれを消費者が受け入れるとは限らない。事情はわかるけど、そんな高い物は買えない。こっちの安いのにしようとかになり、値段を上げるのも難しい。

まあ、いくらでも似たようなライバルがいるからな。特に中小企業なんて、大企業と違って納品先がキャンセルしただけでも、死活問題になりやすい。値上げしたくてもできないてこと。

でも、値上げしなければ大赤字となり、従業員に給料も払えなくなり、どの道、終わりを迎える。

記事を引用しよう。

京畿道安山(キョンギド・アンサン)でキオスクを作る中小企業パク代表はこのごろ眠れない。先月からゴム、ビニール、ウレタンフォームなど部品原材料を納品する企業が相次いで15~30%の値上げを求めているためだ。

中東の戦争とドル高の余波で上がる原材料価格を納品単価に反映してほしいという主張だ。パク代表は「10年以上事業をしているが、部品価格がこれほど急騰したのは初めて。製品販売価格を十分に上げられない状況で原価だけ上がれば事実上赤字」と話した。続けて「このままなら工場稼動を減らさなくてはならず社員の給料が心配」と吐露した。

韓国の先月の輸入物価上昇率が28年2カ月ぶりの上昇率を見せた。中東の戦争による原油高の衝撃が本格的に物価に反映されインフレ(物価上昇)警告灯が灯った。

韓国銀行によると、先月の輸入物価指数(2020年=100)は169.38で前月の145.88より16.1%上がった。上昇率は通貨危機が起きた1998年1月の17.8%以降で最も大きかった。

品目別では原材料のうち原油など鉱産品が44.2%、中間財である石炭・石油製品が37.4%、化学製品が10.7%と輸入物価上昇を牽引した。上昇率を引き上げた火種は原油だ。原油輸入物価はウォン基準で前月比88.5%上昇した。

1995年の関連統計作成開始後で最高の上昇率だ。為替相場の影響を除いても前月比83.8%上がり、第1次石油危機当時の1974年1月以降で最も高かった。実際にドバイ産原油価格は同じ期間に1バレル=68.4ドルから128.52ドルと約1.9倍に急騰した。

原油は多くの産業の基礎となる原料だ。ガソリンと軽油など輸送用燃料だけでなく、ビニールと合成ゴム、プラスチックなどの核心原料であるナフサも原油精製過程で出る。原油価格が高騰し、ナフサが46.1%、航空燃料が67.1%など中間財全般で価格が上がった理由だ。

ここにウォン安まで重なり輸入物価上昇幅が拡大した。為替相場は2月の平均1ドル=1449.32ウォンから1486.64ウォンに2.6%ウォン安が進んだ。

消費者物価上昇圧力は避けにくそうだ。輸入物価が時差を置いて消費者物価を引き上げる場合、これまで2%台だった消費者物価上昇率が今月以降大きく上がる可能性がある。韓国銀行のイ・ムンヒ物価統計チーム長は「米国とイランの交渉の不確実性が高い上に当分原材料供給支障が解消されにくい点などを考慮すれば物価を予測しにくい状況」と話す。

国際通貨基金(IMF)が今年の韓国経済見通しで物価上昇率予想を当初の1.8%から2.5%に0.7ポイント上げたのもこのためだ。韓国経済学会のカン・ソンジン会長は「戦争が長期化する場合、物価上昇と景気低迷が同時に現れるスタグフレーションの可能性も排除することはできない。実体経済への衝撃を最小化するために先制対応と総合的な対策が必要だ」とした。

それでも輸出物価上昇により交易条件(輸入価格比輸出価格)は一部改善された。先月の輸出物価指数は173.86で前月より16.3%上がった。ただ原油とエネルギー輸入依存度が高い構造上、輸入物価上昇にともなう体感物価負担は相変わらずだという評価だ。

すでに体感物価は高い。全国のガソリン価格は1リットル当たり2000ウォンを目前にしている。行政安全部の地方物価情報公開によると、代表的な生活サービスに挙げられるクリーニング料金(1回)は3月基準1万846ウォン(以下ソウル基準)で1年間に11.9%上がった。理髪料も1万3154ウォンで4.9%上昇した。

中東情勢悪化にともなう飼料費負担による畜産物価上昇で食品物価も負担となっている。韓国農村経済研究院(KREI)の報告書によると、3月基準で肉用鶏の流通価格(1.6キログラム以上)は1キログラム当たり2550ウォンで前年同月より30.6%上昇した。鴨肉産地価格(3.5キログラム)も1万2614ウォンで前年比36%上がった。

卵の産地価格は10個1772ウォンでから11.4%上がった。問題は原材料・副材料費と付帯費用上昇まで加わり外食物価の連鎖引き上げにつながりかねない点だ。配達費を含むと「チキン1羽3万ウォン時代が近づいているという話が出るほどだ。

物価の流れを左右する核心要素は戦争終結の有無だ。14日に米国とイランが終戦交渉を再開するだろうというニュースに1バレル=100ドルを上回ったブレント原油先物価格は94.79ドルに下落した。

だが戦争が早期に終結してもすぐにはインフレ懸念から抜け出せないとの意見も多い。NH金融研究所のチョ・ヨンム所長は「過去の中東情勢を見ると、停戦してもホルムズ海峡通過リスクに海上運賃と保険料が正常化されるのに平均3週間が必要とされる。

戦争の後遺症で原油供給が円滑でない場合、企業はコスト負担が大きくなり、消費が落ち込み経済成長が萎縮しかねない」と指摘した。

ニュースは以上。

原油価格の高騰がありとあらゆる製品の値段を引き上げる。それの見本市みたいな状況となっている。飲食店なんてフルにその影響を受けている。エネルギー価格の高騰。石油製品の値上げ。飼料価格も高騰でチキンも値上げ。

しかも、戦争が終結しても、元通りに戻るまで時間がかかる。むしろ、大変なのはこれからなのである。だって、影響が本格的に出るのはガスや電気代の値上げラッシュが始まる今月か、来月辺りが本番なのだ。

確かに停戦期待でコスピは6200と上がっているが、ウォンについては結局、1480付近を行ったり来たりだ。1500ウォン台から抜け出せたが、今までと違うのはここに原油価格94ドルという絶望的な数字が追加されるてこと。カタールからの天然ガスも数年届かない。

そもそも物価の優等生といわれている卵の価格が10%以上上がってるのだ。それは軒並み他の製品も10%以上、値上げしているとみていい。もちろん、急激なインフレに最低時給が追いつくわけでもなくて、実質賃金は上がらない。

そもそも若者がAIによって雇用が奪われて就職難である。もっとも若者の就職難にしているのはAIIだけではない。高齢者の再雇用もそうである。特に年金もなくて働かないと生きていけない高齢者を低賃金で再雇用して工場で働かせれば、若者の雇う必要性もない。

でも、いいじゃないか。若者は今度はイラン戦争のせいにできるんだから。イラン戦争で景気が悪化したから仕事がない。元々、仕事がなかったなんて帳消しである。ただ、このまま行けばAIの進化は止まらないので、韓国の若者の価値はますます下がっていくだろうな。全部AIに任せておけばいいになるしな。