韓国、中東情勢悪化で石油類価格22%上がり4月の消費者物価上昇率2.6%

ここからは韓国経済の話題だ。

韓国の半導体とコスピは好調なのだが、実際のところ、それ以外が駄目だというのが韓国経済の現状である。特にこちらが気にしてるのは韓国の原油備蓄はいつまでも持つのか。昨日でカウントダウンそのものは二ヶ月過ぎて終了した。

ここからはロスタイムである。ただ、何度も述べてるがホルムズ海峡封鎖されても、紅海や喜望峰ルートがあるので、直ぐに韓国が原油枯渇でどうにかなるようなことはない。実際、韓国は紅海からの原油調達を始めており、その原油が韓国に到着したというニュースがある。200万バレルほどだが。

でも、紅海や喜望峰ルートは運輸コストが3割増しになるので、それによって石油類化学が上がって、韓国の消費者物価も上昇している。

記事を引用しよう。

中東情勢不安の余波で韓国の消費者物価が1年9カ月ぶり大幅な上昇を示した。国際原油価格が高騰し石油類物価が20%以上上昇した影響だ。

韓国国家データ処によると、先月の消費者物価指数は1年前より2.6%上がった。これは2024年7月の2.6%以降で最大幅の上昇だ。消費者物価上昇率は昨年12月に2.3%、今年1~2月に2.0%と下落の流れを見せたが2月末の中東情勢悪化直後に上昇に転じた。3月に2.2%に上がり、その1カ月後には0.4ポイント上昇の2.6%を記録した。

特にガソリンが21.1%、軽油が30.8%、灯油が18.7%など、石油類物価が21.9%上がり物価全体を0.84ポイント引き上げた。石油類物価上昇率はロシアとウクライナの戦争の余波が深刻だった2022年7月の35.2%から3年9カ月ぶりの上昇幅となった。

これに伴い、工業製品物価が3.8%上がり2023年2月の4.8%から3年2カ月ぶりの高水準の上昇率を記録した。国際航空料が15.9%、エンジンオイル交換料が11.6%、洗濯料が8.9%など油類と関連した他の品目も軒並み上昇しサービス物価を押し上げた。

気候環境改善で農産物価格が5.2%下落したが、畜産物は5.5%、水産物は4.0%上昇した。ウォン安などの影響まであり輸入牛肉価格が7.1%上がったほか、鳥インフルエンザ拡散で鶏肉が6.3%上昇するなど食品物価の負担が大きくなった。

ただ韓国政府は石油最高価格制が石油類価格の上昇幅を低くする効果があったと分析した。財政経済部のイ・ヒョンイル次官はこの日の閣議で、「最高価格制により4月の消費者物価上昇率は1.2ポイント引き下げられた。(最高価格制が)なかったならば3%を超えただろう」と明らかにした。

国家データ処のイ・ドゥウォン経済動向統計審議官も「全体的に経済協力開発機構(OECD)加盟国に比べ韓国の石油類価格は低い。最高価格制施行で石油価格だけでなく物価全体を一部緩和させる効果があったとみられる」と説明した。

ニュースは以上。

石油最高価格制が石油類価格の上昇幅を低くする効果があった。そのおかげで石油精製業界が売れば売るほど赤字で死にかけてるのに、補填すらまともに出そうとしてませんよね。確か既に8週間で3.5兆ウォン損失だったか。成果を強調しているが、一部の企業だけに損失を押しつけたところで、後で倍返しになって跳ね返ってくるぞ。

ええ?後で倍返しはいつ頃になるかって?そもそも韓国の石油精製業界が最高価格制に従ってるのは韓国政府が補填する4.2兆ウォンの財源があるためだ。だとしたら補填する財源を超えたら、最高価格制は続けることはできなくなる。

それで、既に8週間で3.5兆ウォン損失。だとしたら、あと数週間程度で補填備蓄が尽きる計算となる。じゃあ。尽きたらどうなるんだよ。

そもそも売れば売るほど赤字なので、ガソリン価格規制でも触れたが、まず生産量を減らす。赤字なので設備投資も減少する。すると供給不安となり、価格統制が破綻する。

それで、CPIが2.6%上昇と。ガソリンが21.1%、軽油が30.8%、灯油が18.7%など、石油類物価が21.9%上がり物価全体を0.84ポイント引き上げ。

この物価上昇がしばらく続くとみられるので、当然、石油精製業界は補填額はどんどん増える。韓国政府が補填額を増やすかどうかは現時点ではわからない。

ただ、この辺りは予想通りだろう。実際、大きく影響してくるのは5月以降。でも、韓国は石油最高価格を3回連続で据え置いている。無理やり、ガソリン価格をあげさないようにしているわけだ。

この記事で重要なのは最高価格制はいつまでも続かないので、それが破綻した後、韓国は死ぬってことだ。4月の物価上昇を1.2%抑えた。逆に言えば価格規制が破綻するであろう数週間後に超インフレが待っていることになる。

原油備蓄の枯渇はロスタイム。最高価格制の崩壊まで残り数週間。色々カウントダウンが進んでますね。