イラン戦争はホルムズ海峡封鎖という前代未聞の出来事やそエネルギー危機などが注目されがちだが、こちらは何度も述べてきている。イラン戦争において真に重要なのは国際社会のパワーバランスの変化である。
米国が欧州やNATOといった国にホルムズ海峡への艦隊派遣要請をしたが、欧州やNATOはそれを拒否したことで、米国は激怒した。そして、ドイツの米国軍から5000人削減という具体案まで飛び出して欧州やドイツの安全保障を根本的に覆す事態となっている。アメリカはもうNATOや欧州を信用してない。
それが、新たな枠組みを作る始まりであった。米国が主導する太平洋地域の新たな軍事情報共有ネットワーク「IMN(インド太平洋軍ミッション・ネットワーク)」が、フィリピンで行われた多国籍軍事演習「バリカタン」で初めて実戦運用された。
その参加国は、米国、日本、フィリピン、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド。米国除いて6カ国である。
ここで面白いのは対中包囲網の要となるフィリピンやニュージーランド、オーストラリアが含まれているてこと。しかも、いずれも米国との軍事協力が深い国々。つまり、この時点で米国は本当に「信頼できる国」だけを選んだことになる。
あれ?米国が信頼できる国?何か忘れてませんか。そうだ。韓国がはいってない。韓国はクアッドもそうだが、完全にこの手のメンバーから除外されているという。
では、韓国経済の専門家の視点で韓国が外された理由を解説しよう。
韓国が外された理由:米国が抱く“3つの不信”
今回、韓国が外された理由を考えてみると大きく3つほど思いつくのだが、やはり、上に上げたとおり、中国包囲網であるため。韓国の対中姿勢が曖昧な点があげられる。つまり、クアッドに韓国が参加してない理由と同じだ。
さらに北朝鮮島の融和政策がある。
特に気になるのが韓国の高官が北朝鮮の秘密裏とされていた核実験施設についての場所を喋ったことで、米国がそれから、韓国に一切情報を与えなくなった。
問題は韓国は謝罪するどころか、この件に対して、韓国政府は米国の研究機関が述べていたと大嘘をついたことだ。案の定、そんなことはいってないと米国の研究機関から突っ込まれたのは記憶に新しい。
つまり、米国軍から得た極秘情報を韓国は北朝鮮に漏えいさせている可能性が極めて高い。だから、米国は韓国の李在明政権を信用してない。
中国や北朝鮮だけではない。ここにロシア制裁への消極姿勢である。
ロシアからナフサを購入するなど、ロシアとの距離感も曖昧。米国から見れば「信頼度の低い国」という評価だ。
さらに、ここ最近だとイラン戦争で明らかにイランの攻撃で韓国船が爆破されたのに、韓国政府は攻撃されたことは認めてるも、誰が攻撃したかを特定していない。しかし、トランプさんは最初からイランの攻撃によるもの。韓国はホルムズ海峡での軍事作戦に参加した方がいいと述べている。
もちろん、韓国はこの参加要請に対しても返事はしていない。米国からすれば、イランにまで蝙蝠かよといういったところだろう。
だから、韓国を入れるとネットワークの安全性が下がる」という理由でいれなかったのだろう。
自国の軍事機密や最先端情報は中国に漏えい
韓国は過去に、自国の軍事機密や最先端技術(半導体や潜水艦の設計図など)をあっさりと中国や北朝鮮、はたまた民間組織に流出させてきた「セキュリティガバガバ前科」がたくさんある。北朝鮮は上で少し触れたが、中国に対してもたくさんある。最近なら、核心半導体技術を中国に売った韓国人までいる。
特に今回の記事で重要なのは潜水艦技術流出事件だろう。これを少し詳しく見ておこうか。
潜水艦技術流出事件とは
韓国の造船大手(大宇造船海洋・現代重工など)で働く技術者が、潜水艦の設計図・推進システム・静粛性技術などの核心データを外部へ持ち出した。
流出先は中国企業とされ、中国側は韓国技術を参考に潜水艦開発を進めたと報じられた。技術者は 高額報酬と引き換えにUSBでデータを持ち出し、韓国当局によりスパイ容疑で逮捕された。
韓国政府は「国家安保に重大な脅威」として捜査を拡大した。
潜水艦技術は軍事機密の中で最重要。特に以下の技術は国家レベルの機密。
静粛性(どれだけ音を出さずに航行できるか)、ソナー回避技術、推進システム(AIPなど)、船体構造・素材など。
これらが中国に漏えいすると韓国海軍の潜水艦は中国に丸裸にされてしまう。つまり、上の事件で、韓国の潜水艦は中国に対して脅威でも何でもないものになったのだ。
さすがにこれは致命的!いくら民間の漏えいといっても、軍事機密の漏えいを防げなかったのは国家の責任である。
他にも情報流出は色々ある。例えば、F-15Kの整備情報やK9自走砲の技術など。後、造船技術も完全に盗まれたので、中国は韓国と同じ物を造れるようになった。その結果、今は中国の造船シェアは世界トップである。
「こんな信頼度ゼロの国を、アメリカ、日本、オーストラリアの超高機密な情報網に入れるわけがない。ハブられたのは差別ではなく、ただの『自業自得である」といえよう。
日本は陸自の実戦部隊を派遣し、米国との軍事一体化を強化
一方で日本の場合は陸自の実戦部隊を初めてバリカタン演習で派遣した。米国との連携が過去最大に強化されている。
そして、日本はIMNの主要メンバー。韓国は対象外ということで、日米関係はさらに強化。米韓関係は後退である。
これは「有事の際に機密情報を共有できるのは、日豪比のように覚悟を決めて中国と対峙している国だけ。おいしいとこ取りしようとした韓国は、ついにアメリカから『お前はこっち側(チーム)じゃない』と宣告された出来事。
また日本に「GSOMIA(ジーソミア)懇願」へ
こうなってくるとはしごを外された韓国が頼るのは日本である。韓国は太平洋地域のリアルタイムな中国・北朝鮮の軍事動き(衛星情報など)へのアクセスが圧倒的に不利になるためだ。
「こうなると韓国はどうするか? 結局、このネットワークのハブ(中心)にいる『日本(自衛隊)』に、『お願いだから情報ちょうだい!』と頭を下げてGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)にすがるわけだ。」
「かつて文在寅政権時代、日本を脅すために『GSOMIAを破棄してやる!』とイキり散らかしていたツケが、巡り巡って『日本様、情報をください』と物乞いするハメになる。もちろん、お断りである!すでにGSOMIAすらほとんど機能していませんが
韓国ネットの反応
外交の失敗を嘆く声が多数。韓国ネットでは、以下のような反応が多い。
「また韓国だけ仲間外れか」
「日本はどんどん米国と一体化しているのに…」
「外交が完全に失敗している」
「中国に配慮しすぎた結果がこれ」
韓国国内でも、外交政策への不満が高まっている。
米国の“本音”が露骨に表れた出来事
今回のIMN除外は、単なる演習の話ではない。米国が 「誰を信頼し、誰を外すのか」 を明確に示した象徴的な出来事だ。
日本:中心メンバー
韓国:対象外
米国は、
「韓国は軍事情報を共有するにはリスクがある国」と判断した可能性が高い。
■【まとめ】韓国の外交的孤立が加速する可能性
今回の出来事は、韓国が国際安全保障の枠組みから徐々に外れつつある現実を示している。
対中配慮で米国の信頼を失い
北朝鮮との関係で情報リスクを抱え
ロシア制裁にも消極的
イラン戦争でも米国に非協力的
その結果、米国が構築する新たな安全保障ネットワークから韓国だけが外されるという事態が発生した。今後、韓国が外交姿勢を転換しない限り、この“孤立化”はさらに進む可能性が高い。
でも、上から見てきたが結局、これも蝙蝠外交の成れの果てといえるわけだ。