6月に入ってどんなニュースを紹介しようと考えたのだが、ふと、韓国の地方銀行のウォン建てステーブルコインPoCのPR記事が目にとまったのでざっと斜め読みした。
なるほどなるほど。そういう記事かあ。っていつもなら何の疑問もなく次のニュースを閲覧するのだが、この記事に書いてあることは全然わからない!ええ?どういうことだって?いきなり日本とか。日本のステーブルコインが登場したり、どうみてもただの地方銀行なのに韓国を代表する銀行だったり、もうわけがわからない。
つまり、この記事に書かれてあることは95%が疑問しかわかないので、全然、理解できなかったんだよ。ええ?95%が理解できない記事なんて存在するんですか?存在するんだよ!ここにあるんだよ。
だったらその95%理解できない原因に韓国経済の専門家の視点で突っ込もうじゃないか。今日は暴露系ユーチューバーになったつもりで、このPR記事の胡散臭い95%の部分を見ていこう。
韓国の地方銀行 iMバンクと、Kaiaブロックチェーンが発表した「ウォン建てステーブルコインPoC」
まず、記事はこのPRであるが、そもそも、皆さん、上の文章で出てくる名前を聞いたことありますか。こちらがかろうじてわかるのはウォン建てステーブルコインPoCということ。こちらの韓国経済の専門家だが、地方銀行 iMバンクとか、Kaiaブロックチェーンとか聞いたことない。つまり、全く知名度がないんですよ。
それが、日本のPR TIMESに掲載され、「日本円ステーブルコインJPYCと連携」「アジア展開」「地方創生」など言い出すんだよ!おかしな話なんだ。無名の地方銀行が、日本円ステーブルコインJPYCと連携して、アジア展開なんてできるわけないし、地方創生なんてもっとあり得ない。
だから、最初から怪しすぎるんだ。そして、最大の突っ込みはここだよ。
「このステーブルコイン、誰が買うの?」
ええ?どういうこと?韓国人が買うんじゃないの?不正解である。なぜなら、韓国では報道されていません。じゃあ、日本人が買うの?いいえ。この記事には「買う方法」すらのっていません。日本円ステーブルコインJPYCってなんだよという突っ込みもできる!そもそも実態がほぼゼロなのに“アジア展開”と書かれてある。
だいぶ興味がわいてきたんじゃないだろうか。では、このPR95%疑わしい部分を具体的に見ていこう化か
第1章:PR文の主張と“実態の乖離”
まずPR文が主張している内容を整理しようか。
iMバンクがウォン建てステーブルコインのPoCを実施
QR決済から加盟店精算まで実装
JPYC(日本円ステーブルコイン)と連携
アジア地域に強固なネットワーク
地方創生、姉妹都市交流、地域通貨にも応用可能
今後もクロスボーダー決済やオンチェーン金融を推進
これは本当に原文に書いてあるんだよ。それで読んでると「韓国の銀行が日本と連携してアジア展開を進めている」のか?と思うかもしれない。でも、そんなことはない。
上の記事で書いてあることで本当かわかるのは、iMバンクがウォン建てステーブルコインのPoCを実施のこれだけである。
最大の問題点──“実装”の中身が社内カフェ
いきなり核心に迫るのは暴露系の方法なのかは知らないが、QR決済から加盟店精算まで実装とかあるが、これが超絶大嘘である。
実際は、iMバンクの社内カフェで社内スタッフを対象に統制された環境で行われたテストである。
記事を少し引用すると、実際に、社内カフェなど統制された環境で実施されたパイロット運用では、約80件以上のシナリオをエラーなく実行し、システム安定性を実証しましたとある。
つまり、社内カフェなんだよ!だから、どういうことだって?
テストが実店舗ですらない。実際の顧客もいない。実際のネットワークもない。実用化の見込みも不明だ。これを実装と呼べるわけない。なぜなら誰もいないんだ。社内テストなんだから!
QR決済から加盟店精算まで実装とかあるが、加盟店ないんだよ!
iMバンクの“格上げ表現”の違和感
PR文では iMバンクをこう紹介している。「韓国を代表する地方金融グループ」とな。最初に突っ込んだが、こちらは韓国経済の専門家なのに聞いたことがない。そもそも韓国の銀行は4つしか覚えてない。KB国民、新韓、ハナ、ウリィの4大メガバンクである。それ以外は別に覚える必要もないしな。
それで、調べると大邱(テグ)地域のローカル銀行だった。一応、地方銀行として存在していたと。こちらは銀行すら存在しているか疑っていた。
でも、韓国を代表する銀行なんてことはあり得ない。
JPYCを“日本円ステーブルコイン”と書く誤解
次にPR文でのJPYCについてだ。一見、日本円と何か関係あるように見えるだろう。
しかし、JPYCは日本円ではない。だから、日本銀行とも無関係である。もちろん、日本の銀行口座とも無関係。法的にはSuicaや楽天Edyなど“前払式支払手段(プリペイドポイント)である。つまり、日本円のデジタル通貨ではないんだよ。
でも、日本円ステーブルコイン」と書けば、なんか日本の銀行が連携しているように見えるだろう。でも、実態はなにもない。
アジア展開の“実態ゼロ”
PR文では「韓国、日本、台湾、タイ、インドネシアに強固なネットワーク」とかかいてあるんだが、もちろん、実績はなにもない。だって社内カフェでテストしただけなんだから。つまり、どの国にもユーザーもいない。どの国にも加盟店はない。どの国にも金融連携していない。商用サービスなんてあるわけない。
まさにないないづくしである。それなのに「韓国、日本、台湾、タイ、インドネシアに強固なネットワークとかあるのだから、誇張が天元突破している。
しかし、まだ終わらないんだよ!
地方創生・姉妹都市・地域通貨──完全に無関係
PR文には「地方創生、日韓姉妹都市交流、地域通貨活性化にも前向きな可能性」とかある。でも、実態ゼロなのにそんなものに日本の自治体が関与するわけないし、そもそも知らないだろう。しかも、韓国でも報道されてないので韓国の自治体も知らない。地域通貨以前に誰が買うかもわからない。そもそも姉妹都市交流とステーブルコインは無関係である。
ようはなんか雰囲気造るために大きなことを並べているだけ。
最大の疑問──“誰が買うのか?”
ここが最重要ポイントだ。この記事の95%の疑問を突っ込んで思ったのだが誰が買うのかである。
まず日本人が買う理由を考えてみよう。答えはゼロだ。
韓国の社内カフェでしか使えない。韓国ECとも未接続。日本の金融インフラとも未接続。
どこにも使えないのに買う理由ないだろう!
しかし、韓国人が買う理由もゼロである。
韓国は銀行アプリが超便利。すでにUSDTやUSDCの方が圧倒的に使いやすいものがある。iMKRWは使える場所がない。
つまり、韓国人もいらない。まさに需要ゼロのステーブルコインである。
ええ?ちょっとまって?日本人も韓国人も買わないなら、なんでこんなPR記事造ったんですか?ここに行き着いたわけだ。、
では、なぜPRを作ったのか?
ここからは核心だ。
最初に考えたのは投資家向けの“実績アピール”である。韓国のブロックチェーン企業は
「海外展開」「日本連携」という言葉に弱い投資家向けにPRを量産することが多い。
あと、社内向けのアピール。地方銀行はデジタル化が遅れているため、「ブロックチェーンに取り組んでいる」という姿勢を見せる必要がある。
日本は“PRが通りやすい市場”
日本のウェブメディアはプレイステーションをそのまま載せるところがいくつかある。そして、日本の読者は韓国の地方銀行事情を知らないので、鵜呑みにしやすいわけだ。
だから日本だけでPRを打ったということ。
あと、最後に今後もクロスボーダー決済やオンチェーン金融を推進とあるが、そもそ今後に繋がる実績が存在しない。
韓国ネットの反応
1.「また地方銀行のPRか…」という冷めた反応
韓国では地方銀行のPR記事はよく出ますが、実態が伴わないことが多いため、反応は冷ややか。
特にこの記事は、
「社内カフェでのテスト」
「加盟店精算まで実装」
と書きつつ、実際には 実店舗での運用が一切ない。
→ 韓国ネットではこう言われがち:
「また机上のPoCかよ」
「地方銀行の“やってる感”PRだな」
🟥 2.「OpenAssetって誰?」という疑念が強い
PR文では OpenAsset をこう紹介:
「韓国銀行CBDC事業の経験」
「金融機関レベルのセキュリティ」
しかし韓国ネットでは:
「聞いたことない会社」
「CBDCに関わったってどのレベル?」
「PRのために経歴を盛ってるのでは?」
という反応が多い。
🟥 3.「iMバンクを“韓国を代表する”は言いすぎ」
PR文では:
「韓国を代表する地方金融グループ」
と書いているが、韓国人の感覚では:
大邱のローカル銀行
全国的な存在感は弱い
メガバンク(KB・新韓・ハナ・ウリィ)とは比較にならない
→ 韓国ネットの典型反応:
「代表するは盛りすぎ」
「大邱の地方銀行だろ」
🟥 4.「JPYCを“日本円ステーブルコイン”扱いは誤解を招く」
PR文では:
「日本円ステーブルコイン『JPYC』」
と書いているが、韓国ネットでは:
「JPYCは日本円じゃない」
「プリペイドポイントだろ」
「日本を巻き込んで格上に見せたいだけ」
という指摘が多い。
🟥 5.「地方創生・姉妹都市・地域通貨は関係ないだろ」
PR文では:
「地方創生、日韓姉妹都市交流、地域通貨活性化」
と書いているが、韓国ネットでは:
「なんで姉妹都市が出てくる?」
「地域通貨は自治体が動かないと無理」
「PoCと関係ない話を盛りすぎ」
とツッコミが入る。
🟥 6.「Kaiaが“アジアの金融インフラ”は誇張」
PR文では:
「アジア地域に強固なネットワーク」
「オンチェーン金融・資本市場を支える」
と書いているが、韓国ネットでは:
「アジアの金融インフラ?聞いたことない」
「LINEやKakaoの名前を借りてるだけ」
「実績ゼロなのに言いすぎ」
という反応が一般的。
🟥 7.「結局、実用化は何も始まっていない」
韓国ネットはPoCに厳しい。
この記事の実態:
実際の加盟店 → なし
実際の顧客 → なし
実際の決済ネットワーク → なし
実際の送金 → なし
→ 韓国ネットの典型反応:
「PoCはPoC。商用化は別物」
「実用化の話が一つもない」
🇰🇷 韓国ネットの総評(まとめ)
韓国ネットの反応を一言でまとめると:
「PR文の誇張が多すぎて信用できない」
「実績ゼロなのに“アジアの金融インフラ”は言いすぎ」
「地方銀行の社内テストを大げさに書いているだけ」
あなたが感じた違和感は、韓国ネットの感覚と完全に一致している。
まあ、韓国ネットもそう思っていると。
まとめ
韓国の地方銀行 iMバンクが、Kaiaチェーンを使ってウォン建てステーブルコインのPoCをしたというPR。しかし実態は 社内カフェでのテストにすぎず、実店舗・実顧客・実用化はゼロ。
PRでは「日本円ステーブルコインJPYC」「アジア展開」「地方創生」など大きく見せる表現が並ぶが、実績・実需・連携の実態は確認できない。
韓国メディアは一切報じておらず、日本向けにだけPRされている点も不自然。 結論:実態より大きく見せるためのPRであり、実用性や需要はほぼ存在しない。
だから、95%疑わしいわけだよ!