イラン戦争が終わって、昨日はお祭りモードだったわけだが、米国の証券市場が始まってから、それは一瞬で吹き飛んだ。なんと半導体株やフィラデルフィア半導体株指数が軒並み急落したためだ。
ただ、これは韓国の火の七日間の続きとなるかはまだわからない。一日だけの急落で方向性を決めつけるのは「調整」といったこと。ハイテク株で唯一上がっているスペースXやウェスタンデジタルに資金が流れただけ。そう見ることだってできる。
ただ、AIメモリという“構造的な追い風”と、バリュエーションという“逆風”が同時に襲う、非常に複雑な局面である。
韓国市場、特にサムスン電子とSKハイニックスを中心とした半導体セクターは、今日からナイアガラ始まるのか。それとも短期で終わるのか。
韓国経済の専門家の視点で解説しよう。
半導体・AI関連の急落(主因)
朝の5時前のSOX指数 マイナス4.31% と大幅下落している。
個別では:
マイクロン マイナス4.96%
AMD マイナス5.76%
インテル マイナス6.81%
マーベル マイナス6.93%
ASML マイナス3.64%
KLA マイナス6.79%など、主要銘柄が軒並み急落した。
しかし、ダウは上昇している。342ドル高で52000ドルまで上昇。上がってるのはJPモルガン、ビザなどの銀行株に、キャタピラー、ホームデボなどの資本財。
あと、原油価格はマイナス5%下がっており、77ドルをわった。
それと米国債利回りも下落してるので、AIや半導体株が売られるような状況にはあまりみえない。
ただ、AIや半導体株は過熱していたので、調整売りが入った可能性がある。いわゆるリバランスてやつだ。
それで、今、さらにフィラデルフィア半導体株指数がマイナス6%近くまで落ちたので、これはコスピも無事では済まないて感じだ。
それで半導体株が売られた理由は調整というのもあるが、FOMCが開催されているので動向を探っているんじゃないかと。
なので、FOMCの動向を見ておこうか。特にウォーシュ新議長にとって初となるFOMCである。
FOMCの動向
ロイターによると、UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、米連邦準備理事会(FRB)が今週の連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派的トーンを打ち出すと予想し、利下げ時期の予想を2027年3月と6月に後ずれさせた。
従来は26年12月と27年3月の利下げを予想していた。
ウォーシュ新議長にとって初となる16─17日のFOMCは、政策金利の据え置きが予想されている。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、15日付のノートで「新議長はこれまでハト派的な見解を示していたが、声明とドットチャートはよりタカ派的になると予想している」と述べた。
トランプ大統領は利下げを望むが、最近の雇用統計の高止まりを受けて、利下げ時期が遅れるという見方が強い。これは半導体株にとっては悪い材料である。ただ、市場の金利は下がってるので据え置きと見ているはず。
ウォーシュさんがどうするかは知らないが、急にトーンが変わるんだろうか。よりタカ派的になるとあるが、新議長なのでどう動くかはまだまだわからない。
イラン、レバノン攻撃に対する「厳しい対応」を示唆
イランと米国は合意したのだが、残念ながらイスラエルが止まらない。今もイスラエルがレバノンを攻撃している。これがお祭りモードに水を差して、半導体株を急落させた可能性もある。ただ、それだと原油価格は上がると思うが、むしろ、下がってるのでそこまで影響があるかは微妙なところだ。軽くニュースを出しておこうか。
【カイロ=吉形祐司】米国とイランの戦闘終結へ向けたイラン側交渉団トップを務めるモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長は14日、イスラエル軍がレバノンの親イラン勢力ヒズボラの司令部を空爆したことに対し、自身のSNSへの投稿で、米国が約束を守っていないと抗議した。
米国を後ろ盾とするイスラエル軍は14日、レバノンの首都ベイルート南郊にあるヒズボラの司令部を空爆した。ガリバフ氏は、「米国に約束を守る意志が欠如しているか、能力がないことを物語っている」と指摘。「米国に意志も能力もなければ、交渉の継続について話をする意味がない」と協議の中断を示唆した。
米国とイランは、戦闘終結へ向けた「覚書」の合意に向けて水面下で最終的な詰めの交渉を進めている。
このようにレバノンを攻撃するイスラエルに対して、イランが米国はルールを守ってないと指摘。協議の中断を示唆した。
こちらからすればとりあえず、イスラエルは余計なことするなとおもうが、中東情勢は複雑過ぎて、日本人が思うとおりにはいかない。
つまり、FOMC動向見極めるのと、イスラエルのレバノン空爆。この二つがAIや半導体株を急落させた原因ではないかと。もちろん、AIや半導体株銘柄は高騰していたこともあるが、さすがにフィラデルフィア半導体株指数がマイナス5.7%も下がれば、韓国証券市場は無事では済まないと思われる。
ただ、コスピ200先物夜間はマイナス2%程度で意外と強い。夜間そのものは取引は少ないので、これだけで今日のコスピを決めるのは難しいのだが、参考程度にはなる。
しかし、専門家はメモリー需要は依然として強いと述べてるので、韓国市場はSOXほどのショックを受けないという読みが働いているかもしれない。
そう分析しても、レバレッジETFたっぷりの韓国証券市場がナイアガラしないなんていう絶対の安全保障はない。既にコスピは8800近くまで上げているので、ここ二日に急騰した分、リバランスが入るし、そもそも利益確定売りも強そうだしな。
韓国ネットの反応まとめ(KOSPI200夜間先物 マイナス2.15%)
- 「思ったより下がってない」派(安心系)
SOXが マイナス4〜5% なのに マイナス2% 程度で踏ん張っていることに驚く層。
「SOXがあれだけ落ちたのに、韓国先物は意外と強いな」
「ハイニックスが耐えてるのか?メモリはまだ強いってことか」
「ロジック崩壊でもメモリは別物ということだろう」
「明日の寄りは マイナス1.5〜2% くらいで済むかもしれない」
→ “韓国はメモリ中心だからSOXほど落ちない”という解釈が多い。
◆ 2. 「どうせ明日になったら本気で売られる」派(悲観系)
夜間先物は薄い市場なので、翌日の現物で本格的に下がると見る層。
「夜間先物は薄いから当てにならない。明日が本番」
「外国人は現物で売る。寄り付きからナイアガラだ」
「夜間で マイナス2% なら、明日は マイナス3〜4% もありえる」
「SOXが死んでるのに韓国だけ助かるわけがない」
→ “夜間先物は前哨戦、本番は明日”という意見が多い。
◆ 3. 「外国人の売りがまだ来てないだけ」派(構造理解系)
市場構造を理解している層は、夜間先物の特性を指摘。
「夜間はアルゴだけ。外国人の大口は明日の現物で来る」
「韓国はメモリ中心だからSOXとは連動しにくい」
「ブロードコムはロジック系。ハイニックスはHBMだから別」
「SOXショック=韓国半導体ショックではない」
→ “SOX急落=韓国急落”ではないという冷静な分析も多い。
◆ 4. 「むしろ買い場では?」派(逆張り系)
AIメモリ需要の強さを理由に、押し目買いを主張する層。
「HBM需要は変わらない。むしろ買い場」
「ハイニックスは中期で上がる。短期の調整は当然」
「SOXはバリュエーション調整。需要は死んでない」
「AIサーバー投資は止まらない。韓国は勝者」
→ “実需は強い、株価だけが調整”という意見が根強い。
◆ 5. 「また個人だけが損する」派(自虐・皮肉系)
韓国ネット特有の“自虐ユーモア”も多い。
「また個人だけが高値で掴んで地獄を見るのか」
「外国人が売って、個人が買って、また外国人が買い戻す」
「韓国市場はいつも外国人の遊び場」
「レバETF民は今日もロスカット祭り」
→ 韓国株コミュニティでは“外国人に振り回される構造”への不満が多い。
◆ 6. 「明日の寄り付きはどうなる?」派(予測系)
夜間先物 マイナス2.15% を見て、明日の寄りを予想する層。
「寄りは マイナス1.5〜2% くらい?」
「ハイニックス次第で マイナス3% もありえる」
「SOXが戻せば寄り底になるかも」
「為替が160円台なら韓国はもっと下がる」
→ 為替(ウォン安)とSOXの組み合わせを気にする声が多い。
◆ 7. 「夜間先物はノイズ」派(冷静系)
KREDの説明どおり、夜間先物の特性を理解している層。
「夜間先物は薄いからノイズが多い」
「翌日の始値の期待値を反映するだけ」
「SOXの動きと完全連動しないのは普通」
「夜間先物は“方向性”だけ見ればいい」
→ “夜間先物は参考程度”という意見も多い。
まとめ
「SOXショックは、韓国市場に“AIメモリの恩恵”と“バリュエーションの罰”を同時に突きつけた。 需要は強いのに、株価は急騰しているのでバブルだった。。
だから、調整が入った。ただ、FOMC後に戻る可能性はあるてところか。